はがきの紙質いろいろ 初心者は「画仙紙」から 2016/7/28

絵手紙用に作られたはがき「画仙紙」

「このナスの色は、どうしてこんなに汚いの。おいしそうに見えないよ・・・」

ある教室で描かれたナスの絵を見てびっくり。色があまりにもひどいのです。

「このはがきは絵の具を吸い込んでいかないので、すぐに次の色を重ねたらこんな汚い色に・・・。絵の具が悪いのかなあ」。

絵手紙を始められた人は一度や二度、こんな経験があると思います。

これははがきの紙質の問題です。この人が使っていたはがきは「紙の目=中目、水彩紙」と表示がしてあります。「でも、ここに絵手紙用と書いてあるからどれも同じじゃないですか」。

最近は絵手紙がブームでたくさんの種類の絵手紙用はがきが市販されています。そのどれにも「絵手紙用」と表示されていますので、みな同じと思っている人も多いと思います。

画仙紙、水彩紙、スケッチ紙、ケント紙、和紙など紙質によって絵の具の吸い込みも、発色もみんな違います。それぞれの特徴がありますので、それをうまく使いこなすことが大事です。どれがよいかは一概に言えませんが、一般的にはごく普通の画仙紙(20枚袋詰め、320円前後)で十分です。

特選、高級画仙紙といった種類もありますが、これは少し書き慣れてから使ってください。

普通の画仙紙でも、最初に色を塗ってすぐに別の色を重ねても、吸い込みが早いので深みのある色が表現できます。ケント紙や水彩紙は硬質です(手で触れて比べてみても分かります)ので、絵の具を吸い込むまで少し時間がかかります。

乾かないうちに色を重ねると、先の色を混合して汚い色になってしまいます。完全に乾いてから、次の色を重ねるので仕上がりまでに時間がかかります。ケント紙や水彩紙はスケッチをするのに向いています。

このように紙質によって色の塗り方も、乾いた後の発色も全然異なります。

一度数種類の絵手紙用のはがきを購入して、絵の具の吸い込み、にじみやかすれ具合を自分でチェックしてみるのもよいでしょう。

絵手紙は紙質をしっかり確認をして、それに合った描き方をすることが、とても大切なことです。

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プロフィール

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 1932年、愛知県西尾市生まれ。カトーデザイン代表。2017年8月死去

 日本商業コンサルタント協会副理事長として、旧郵政局、旧三菱石油、名古屋商工会議所など、企業の広告宣伝、販売促進を指導。

 名古屋、岡崎、西尾、碧南で絵手紙教室を主宰。愛知県碧南市広報紙で四コマ漫画連載、通信新聞社で四コマ漫画連載。

 長年にわたり中日新聞水曜夕刊「ほのぼの絵手紙」選者を務めた。空襲の様子や軍事教練、多くの学童疎開児童が犠牲になった三河地震(1945年1月)の被害など、自身の戦争体験を絵手紙で描き残し、次世代に伝える活動を続けた。

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