【第28回】スーパーマーケット・トレードショー2017  「フード30選」を審査! 発見“使える”ご当地食 2017/1/31

スーパーのバイヤーや食品メーカーがソワソワし始めたら、もうすぐ『スーパーマーケット・トレードショー』(※以後SMTS)。スーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信する、日本最大級の商談展示会で、51回目の今年は2月15日(水)・16日(木)・17日(金)の3日間、幕張メッセで開催されます。

各スーパーのバイヤーも“売れる”新商品を見つけにやって来ます。が、その出展者数1960社超! そんなすべて網羅するのは難しい会場で活用されているのが「スーパーマーケットで買いたい!フード30選」です。『SMTS』に出展された商品の中からエントリーを受付け、管理栄養士や料理研究家、一般消費者などの審査員が、消費者目線で「買いたい!」と思う商品 30 品を選出したもの。今年も871品の中から30品が選出されました。

「フード30選」試食審査の様子

じつはスーパーマーケット研究家の私も「特別審査員」として参加し、2次審査の対象全60品を試食。だからこそわかる、「フード30選」の“使える”ご当地食の数々をご紹介します! あなたの行きつけのスーパーでも、見かけることがあったら是非試してみてほしい、そんな魅力ある“使える”商品ばかり。今回はその一部で私が「これは使える!」と感じたご紹介します。

【おもてなしに大活躍! ごちそうご当地食品】
休日に人を自宅に招いてもてなすのは、料理がうまいだけじゃできません。部屋を綺麗に掃除する時間と、メニュー選びのセンスも必要です。こんな「ごちそうご当地食品」を買っておけば、おうちもキレイにしたあとに、ラクして華のある食卓を用意できそう!

(写真右)生ハムやスモークサーモンを巻いた、とまっちーずを使ったオードブル調理例 ※生ハムとスモークサーモンは商品に含まれません

とまっちーず450円(3個入)/わらく堂(北海道)
「ワインがほしい!」と思わず審査を忘れた、脱力系の名前ながら本格派の味「とまっちーず」。サクッとした厚みのあるトマト風味のクッキーにこれまたトマトピューレが練りこまれたクリームチーズをサンドした「おつまみスイーツ」で、最後のブラックペッパーのピリリが鮮烈な印象を残します。甘味、酸味、旨味、辛味が1枚の中でバランスよく絡み合います。原料のトマトやチーズが北海道産で、つくるのも札幌の菓子メーカーとご当地感もたっぷり。ワインに合うおもてなしの一皿であり、家飲み女子会にもぴったりの一品。

サーモン塩辛1000円/三幸(新潟)
新潟人の大好きな魚、鮭へのオマージュが感じられる一品。米処でもある新潟の糀でつくった塩糀が、アトランティックサーモンのハラスをこの上なくトロリとした食感に変える、そんな魔法がこのビンの中で起こってます。熟成された旨みたっぷりなサーモンに塩いくらがプラスされ、おもてなしにも映えるルックス。丼仕立てにすれば、何もつくりたくない日の最強の味方に!

(写真右)だしあんあけにした調理例 ※だしは食品に含まれません 

小樽産蟹おこわプレミアム800円/カネダ海洋食品(北海道)
思わず審査員から歓声があがった、豪華さNo.1のプレミアムな冷食。蟹の甲羅に盛り付けられた高級感あるおこわが、なんと電子レンジ調理OK。小樽港で水揚げされたの紅ズワイ蟹の身がぎっしり盛られていて、目からすでに蟹三昧。人を招いた日、大切な日、みんなの気分と自分の株が上がりまくるミラクルご当地品です。

【手土産にもなる「健康素材たっぷりの新ご当地スイーツ」】
スイーツがただ甘いだけでは、もはや物足りないのかもしれません。ゴマやきなこ、話題のキヌアなど、健康に気を配った素材が目立ちました。「美味しい」と「健康」を兼ね備えた商品の中でも、自分がもらってうれしい「手土産」最適品をご紹介します。健康素材の使い方の妙に拍手!

糀ぷりん300円/糀屋(三重)
白い和紙に朱色のデザインがいかにも伊勢らしいプリンは、伊勢神宮外宮の門前町で創業200年の味噌・醤油醸造元が開発。自慢の糀とたまり醤油入りですが、味は奇をてらったものでなく、地元の厳選素材と調和した、とろとろで濃厚な美味しさ。たまり醤油はプリン生地のなかで旨みとなって味に奥行きを、糀は自然な甘みを生かし、砂糖を極限まで減らしています。もうこれからは、すべてのプリンに糀とたまり醤油をいれていいと思うほどの美味しさです。

「極上一煎」和ちょこ1500円(5個入)/斉藤製茶園(熊本)
ほろい苦いお茶パウダー「食べるお茶」に包まれているのは、ベルギー産のチョコと、カテキンたっぷりの夏茶を入れたお茶羊羹。和風のチョコは数あれど、「お茶+チョコ+羊羹」という意外な組み合わせに驚きます。発案から商品化まで1年を要したのは、チョコとお茶羊羹の溶ける温度の違いとか。洋菓子店ではなく、じつは“お茶どころ”という熊本のこだわりの茶園が生んだ、存在感ある新スイーツに、努力のあとを感じます。

【各地で発生中! 調味料の新「○○スコ」旋風】
じつは私、そのネーミングのおもしろさから各地で買った「YUZUSCO(ゆずすこ)」「しょうがスコ」「味噌スコ」を愛用中。今回選ばれた30選にも、2つのご当地スコ商品が入っていたのです。振りかけるだけの手軽さと万能さが魅力。調味料の新カテゴリー「○○スコ」は見逃せません!

じゃばすこ600円/熊野鼓動(和歌山)
すがすがしい香りと酸味のあとの苦味が特徴の柑橘果実「じゃばら」。村に1本自生した自然雑種の果実が、現在は和歌山の名産品です。その味の特徴を生かして、赤唐辛子と天然だしの旨みをプラスした、和食だけでなく洋食、中華と活かせる万能調味料。

レモスコ400円/ヤマトフーズ(広島)
国産レモン発祥の地として明治時代から栽培が始まった生口島(いくちじま)で育ったレモンと、上蒲刈島の「海人の藻塩」を使用し、九州産青唐辛子とお酢をブレンドした和製ホットソース。皮ごとつかえる国産レモンだからこその香りと旨みが、他にない価値となっています。

このような人気の商品、新しい商品が、一堂に会する『SMTS』、今年はほかにどんな商品や情報と出会えるのか、楽しみでなりません。また、特報を『SMTS2017』の会場からお届けしたいと思います。お楽しみに!

※記事中の価格は参考価格(税抜)です。

【お知らせ】
『SMTS2017』のステージイベントにて、「フード30選」特別審査員として登壇し、トークショーをいたします。会場にお越しの業界のみなさま、休憩代わりに楽しいご当地食の話を聴いていってくださいませ。

第51回『スーパーマーケットトレードショー2017』
会期:2017年2月15日(水)・16日(木)・17日(金)
会場:幕張メッセ
※業界関係者のみ入場できます

ステージディスカッション
スーパーマーケットで買いたい!フード30選2017
〜ご当地スーパー、ご当地スーパー商品グルメの魅力〜

2/15(水)15:20〜16:20 
「スーパーマーケットトレードショー2017」幕張メッセFTJステージ

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スーパーマーケット研究家

65年東京生まれ、名古屋在住。一女の母。

サラリーマンの夫の転勤で国内外の転居を繰り返す中、スーパーの研究を始める。2012年に出版した著書が話題となり、出演したテレビ番組で紹介した岐阜県高山市の隠れた日常食「あげづけ」が大ブレーク。現在は、テレビコメンテーターのほか新聞や雑誌の連載、講演活動をこなしつつ、子育ての隙をみて、自腹で全国のご当地スーパーを行脚。埋もれた日常食の発掘とその魅力を伝えている。

著書/『日本全国ご当地スーパー掘り出しの逸品』『日本全国ご当地スーパー 隠れた絶品 見〜つけた!』(講談社)

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