[愛知準決勝直前スペシャル]注目選手/野口泰司(栄徳)、長峯樹生(豊橋中央) 2017/7/27

高校野球地方大会は27日、岐阜大会で決勝が行われ、大垣日大が優勝。3年ぶりの甲子園出場を決めました。敗れた中京学院大中京も戦いぶりは見事で、3点ビハインドを一時は追いつくなど、チーム一丸となって戦う姿が胸を打ちました。三塁側スタンドからの大声援も迫力がありました。

さて明日28日は、愛知大会の準決勝2試合が予定されています。今回は準決勝直前スペシャルとして、優勝候補の東邦・中京大中京に挑む2人の好捕手をご紹介します。

■愛知大会準決勝 東邦×栄徳
(7月28日 10時・パロマ瑞穂野球場)

栄徳にとって東邦は因縁の相手。夏の愛知大会では2014年の決勝、2016年の準決勝でいずれも東邦に敗れています。当時は敵陣に絶対的エース・藤嶋健人(現・中日)がいましたが、今年は力関係も変化。”三度目の正直”で挑みます。

☆野口泰司(栄徳2年・捕手)

野口泰司(栄徳2年/2017年7月撮影)

栄徳は享栄の系列校で、1983年創立。甲子園初出場を狙うチームの要が捕手・野口です。まだ2年生ですが、中野幸治監督が「ウチの3年生ピッチャーも野口には一目置いている。県内の捕手の中でもナンバーワンに近い位置にいるのでは」と信頼を寄せています。昨夏も1年生ながらベンチ入りしていて、期待度の高い存在です。

守備ワークに秀で、特に素早いスローイングは見どころの一つ。二塁への送球タイム(投手の球を捕ってから二塁に送球が届くまで)が速く、イニング間の試投では、「強肩」の基準とされる2秒を切ることもしばしば。相手に盗塁を許しません。

チェンジアップのいい好投手・釜谷竜哉(3年)とのバッテリーは県下屈指。東邦打線を少ない失点で抑えることができれば、栄徳も勝機は十分です。


■愛知大会準決勝 豊橋中央×中京大中京
(7月28日 12時30分・パロマ瑞穂野球場)

豊橋中央の野球部発足は2004年(同好会は2002年から)。歴史こそ浅いですが着実に力をつけ、現在は県で上位常連です。2年前には谷川原健太がドラフト3位でソフトバンク入りしています(→関連記事はこちら)。

『中日新聞プラス』では先月、樋口靖晃監督にインタビューし、これまでの歩みや指導方針について話していただきました(→記事はこちら)。今大会では26日の準々決勝で今春センバツ出場校・至学館を撃破。このまま一気の頂点も見えています。

☆長峯樹生(豊橋中央3年・捕手)

長峯樹生(豊橋中央3年/2016年7月撮影=当時2年)

豊橋中央を引っ張るのが捕手で中軸打者の長峯です。体つきが立派で、プレーにひ弱さやブレがまったくありません。1年夏に背番号7でスタメン起用されていて、同年秋の新チームから捕手。強肩強打の逸材です。

隙のないパワフルな打撃が特に魅力で、プロ球団スカウトをも驚かせます。中日の清水昭信スカウトは「2年前にプロ入りした谷川原を見に行ったとき、当時1年生だった長峯を見て一瞬、3年生の谷川原と間違えたほど。上のステージで通用するレベルの打撃をしている」と称賛。ここまで積み重ねた高校通算本塁打数は38本に及びます。

同スカウトが「安定して打っていて、見る試合ではいつもマルチヒット(1試合で2本以上の安打)をマークしている印象がある」と言うように、”剛”のみならず”柔”も兼備。安打を量産します。筆者も昨夏、豊橋中央の4回戦・桜丘戦(※)を見たとき、センターから逆方向へ4打席連続安打(うち二塁打2本)を放っていて、唸らされたものです(※=引き分け。翌日の再試合で勝利)。

今大会もここまで4試合で15打数7安打8打点、3本塁打と大当たりの長峯。前後を打つ木戸悠涼(3年)や高谷裕次郎(2年)も好打者で、次戦も投打がかみ合えば、チームの決勝進出もけっして不可能ではありません。

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1984年生まれ、岐阜県出身。東海地区のアマチュア野球(高校/大学/社会人)を取材し、野球雑誌などで記事を発表している。年間のアマチュア野球観戦試合数は120を超える。

数々の野球部を訪れ、ひたむきな球児や情熱的な指導者、工夫した練習法などを取材。ここ数年のうちで東海地区からプロ入りした選手はほぼアマチュア時代から追いかけており、中日ドラゴンズで活躍する濱田達郎投手(愛工大名電高出身)や、西武ライオンズの高橋朋己投手(西濃運輸出身)らもその一人。

無名の好選手を“発掘”するのも得意で、評判の選手がいると聞けば練習試合まで駆けつける。プロ球団スカウトとも交流が深い。

野球場に足を運ぶこと自体の楽しさにも魅了され、学生時代を含めれば10年以上、球場通いを続けてきた。高校野球の地方大会は特に多くのドラマを見てきた部分。今年の夏に思いを馳せる。

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