ひきこもりから解放される 2017/8/16

ようこそおたずねくださいました。
おおきに。
あなた様はお元気ですか?

今年は、スーパー猛暑というそうですね。ちょっと動いただけでも汗が流れてきます。皆さん、くれぐれも体調には気をつけてくださいね。

さて、今は「ひきこもり」が社会問題となっています。全国引きこもりKHJ親の会の統計によると、半年以上部屋に引篭っている人は、推計300万人ほど存在し、男女の比率では若干男性が多いそうです。

●ひきこもる原因

なぜ、「引きこもる」ようになるのでしょうか。経験のない人から見ると、「怠けている」と厳しい意見も出ていますが、きっかけは「病気や怪我で就職できなかった。」という理由から絶望し、部屋に引きこもる人が圧倒的な理由だそうです。

最近では、親の年金で暮らせる人も多いことから、働かなくても生活に困らない人が多いようです。

引きこもる方も辛いのです。

その中、引きこもりから立ち直った実例を紹介しましょう。

ある少年はいじめが原因で学校にいくことができず、引きこもるようになりました。深夜になると近くのコンビニまで出かけ、食材を確保。人目をさける日々が続きました。お金もないということで、夜な夜な犯罪を繰り返すようにもなったのです。

少年の父親は防犯カメラの会社に勤務。犯罪を町から無くすことが目的の仕事です。

しかし、父親は息子の面倒も見ることのできない私が、仕事を通じて社会貢献できないという罪悪心から退職されました。そして父親がとった行動は、力ずくでも息子を引っ張り、迷惑をかけた家族、店に謝るということでした。

目の前で何度も詫びる父を息子は目の当たりするのです。ある日から父親は防犯カメラの個人事務所を持とうと、仕事を再開しました。息子にも手伝ってくれないかと声をかけたのです。息子は父親と一緒に仕事をすることとなりました。

父親は、防犯カメラを取り付けるだけではなく、防犯カメラに映し出された犯人を追及して、依頼者に安心してもらうという、アフターフォローを親子でやっていくのです。

その地道な活動が犯人逮捕までつながり、親子2人は警視庁に表彰されるまでになったのです。

引きこもりを経験し、見事社会復帰した息子は、父の後ろすがたから「もっと世の中に向き合え。そして頭を下げる。」ことを学んだそうです。


●悲しみに向き合う

なぜ少年は立ち直ったのでしょうか?
それは「悲しんでいる人がいる事を知る」ことができたからです。父が頭を下げることで、「私は迷惑をかけた。そのことで父親も悲しませた、店の人も悲しませた」ということを知るのです。

今、あらゆる問題が、科学的な理性の力で克服できるようになりました。すると、なんでもできると錯覚してしまうのです。できることで、一方で迷惑をかけている人の悲しみを見ることができなくなっているのです。悲しみを知るということは、「私もお世話になって生きている」ということに目がむけられるのです。

いじめられると、「なぜ私がこんな目にあわないといけないのか。」怪我をすると「あの時、誘いにのったために怪我をした。」就職試験に落ちると「こんな私になったのはあの人のせいだ!」と怒りを出したいこともあるでしょう。

しかし、その怒りはどこからきているのでしょうか?

いかにも他人や外の出来事を責めているようですが実は、「私は正しい!」という自我の心が根底にあるのです。


●どれほどあがいても変えられないことがある。

お釈迦さまは、すべては「ご縁の中で生きている」と教えてくださいました。縁にも「良い縁」、「悪い縁」があります。嬉しいことがあれば、良い縁ですが病気や怪我をしたとき、いじめに遭った時は、悪い縁です。こればかりは避けられないのです。

後は、その縁を活かすしかないのです。

★いじめられた時の対処法

いじめられたら、いじめ返すのではなくいじめをしてしまう人の悲しみを見るのです。
「この人も心に余裕がないのだな」と。復讐するというのは、相手と同じレベルになることです。

そうではなく、本当の優しさとは何なのか?気持ちを社会に目をむけ、仕事や人間関係に活かしていきましょう。


★病気になったときの対処法

病気になったら、病気に苦しまされるのではなく、「あらためて自分の体に向き合う」ことをしてみる。体をさすりながら「今までよく耐えてくれたね」と話しかけてみましょう。明るい気持ちが免疫を高めると言われています。

西洋医学、東洋医学のお世話にもなりながら、自分にあった治療がかならずあります。あとはおまかせ。(くれぐれも怪しい医療にはきをつけてください)

★就職試験に落ちた 振られた時の対処法

仕事がうまくいかなかったり、異性にふられたら、私に方向転換を教えてくれた貴重な人と思えばいいのです。その場は、この人はあなたが付き合う人ではなかったのです。

さあ!いただいたご縁を精一杯 生きて。
人生は一度だけですよ。

PR情報

記事一覧

自分の性格は直せるのか?

ようこそおたずねくださいました。 しばらくの間、更新できず申し訳ありませんでした。 その中でも「中日新聞で、妙慶さんの心を耕す講座の紹介みました」とメ…

2018/9/22

儲からない 理由

ようこそおたずねくださいました。 おおきに あなた様はお元気ですか? 八月に入っても暑いですね。 くれぐれも皆さん、体調には気をつけてくださいね。 お盆…

2018/8/9

なぜ素直になれないのか?

この人なら素直になれるのに、なぜあの人には素直になれないのでしょうか?皆さん、そんな経験はありませんか? 私もあります。先日、兄とささいなことで口論…

2018/7/13

心が豊かになる人生

ようこそおたずねくださいました。 おおきに あなた様はお元気ですか? 今、皆さんは何に興味がありますか?政治、経済、外交? それだけではないですよね。 …

2018/6/8

孤独は寂しいことなのか?

今、孤独の不安を訴える人が増えています。高齢化社会にともない、長生きはできても、その中で人間関係が希薄化されてしまうと、孤独という不安は誰でもつきま…

2018/5/15

過去のトラウマから抜け出せるには

早いもので4月!春ですね。長い冬を経験したからこそ、春の喜びをいただけます。しかし嬉しいはずの春が、移動、環境の変化で面白くなくなったということもあ…

2018/4/12

お経は何のためにあるの?

家族が亡くなったとき何をしたらいいのか? ようこそおたずねくださいました。3月に入り、少しづつ春の気配を感じますね。先日、読者さまからメールをいただ…

2018/3/8

介護に苛立ちをもつ人へ

ようこそおたずねくださいました。 2月に入りましたね。ぐっと気温も低くなります。 くれぐれも体調には気をつけてくださいね。 さて、皆さんも仕事、人間関…

2018/2/13

心に余裕がもてると うまくいく

2018年の幕開けです。皆さん、どのような新年を迎えられましたか? こうしてたずねていただき、ありがとうございます。誰もが思うでしょう。今年はどんな…

2018/1/11

あなたに 本当の喜びが 舞い降りてくる

早いもので師走です。 一年を振り返り「今年は充実していた」と喜ばれる人もおられるでしょう。逆に「今年は何をしていたのか?何もできなかった」と悔やむ方…

2017/12/7

プロフィール

16

達人に質問をする

真宗大谷派僧侶・アナウンサー

京都在住(福岡県出身)
20歳で真宗大谷派(東本願寺)の僧侶となる。と同時に社会経験をと、関西を中心にアナウンサーとして活躍。

15年前から立ち上げたHPでは
2007年ヤフー人名検索1位になり話題になる。「川村妙慶の日替わり法話」は一日3万件のアクセス。

現在 中日文化センター「心が元気になる講座」講師。

NHK京都、大阪文化センター講師。FBS読売文化センター講師。KBSラジオ「ほっかほっかラジオ 妙慶のちょっといい話」レギュラー。

産経新聞「明日へのヒント」・京都新聞「暖流」日経ヘルスプルミエ
連載中。

全国へ講演で回る。また著書も多数出版。

近著に「女の覚悟」講談社・「大丈夫!何とかなるから 」KKベストセラーズ、「妙慶の怒りをおさめる35の話し」こう書房 他

☆川村妙慶のテレフォン法話
075-431-7603(なむあみ)

関連リンク

  • 会員登録
  • ログイン
今日の天気(11:00発表)
名古屋
晴れ後曇り
24 ℃/--
東京
晴れ後曇り
22 ℃/--
大阪
晴れ時々曇り
24 ℃/--
  • 現在、渋滞情報はありません。
  • 登録路線が未設定です。
  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ 中日新聞
東京新聞 電子版
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集