星に願いを!12月14日ふたご座流星群が極大! 2017/12/12

三大流星群の一つ、ふたご座流星群は12月14日に極大を迎える

 三大流星群の一つに数えられるふたご座流星群が、5日から18日にかけて活動する。

しし群や8月のペルセウス群のようなハデさはないが、出現数が毎年安定しているという強みがある。おまけにふたご座は冬の星座であるうえ、放射点がα星カストルのすぐそばにあって、ほぼ天頂を通過するために一晩中観望・観測することができる。それに太平洋側では空気が乾燥して透明度が良くなるので、暗い流星まで見えるというメリットまである。

ふたご座流星群の元となる塵をばらまいた母天体は、小惑星パエトン。かつては彗星だった?

今でこそ三大流星群に名を掲げるふたご座流星群だが、その歴史は比較的浅い。最初にこの群に気づいたのは、1862年イギリスのグレッグだといわれている。そのころは出現数はさほど多くはなかったが、年とともに徐々に増加してゆき、最近は1時間あたり60〜70程度になり有名になった。また、ふたご群の母天体は、近年までわからなかったが、1983年赤外観測衛星アイラスによって発見された小惑星“パエトン”の軌道が、ふたご群の軌道とよく合致していることから、今ではパエトンが母天体であるとほぼ確定している。

午後7時ごろから午前3時ごろまで、月明かりなしの最高の条件で観望できる。

 さて今年の極大日は、計算上の極大は14日15時と予想されている。つまり14日の宵から夜半過ぎにかけてが観望チャンスということになる。一方、流星群にとって大敵の月の状態は、14日が25.4、15日が26.4で、月の出時刻は午前3時前後なので、夜半過ぎまでは月明かりなし。つまり今年のふたご座流星群は、願ってもないかなりの好条件ということができる。

 夜が更けるにつれて気温がどんどん下がるので、防寒対策は十分に。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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