明け方の南東の空が賑やか 2018/1/5

新年早々明け方の南東の空には4惑星が並んでいる。中旬には下弦過ぎの星月が寄り添う

日の出の1時間ほど前の午前6時前、東の地平線付近は徐々に赤みが差しつつある。青みを増してきた上空には明るい星がいくつか見えているはず。実は南から東にかけてスピカおとめ座のスピカ、木星、火星、さそり座のアンタレス、水星、土星が並んでいるのだ。これらの惑星たちが新年早々ドラマを見せてくれる。

 まず、-1.8等で輝く木星と、まだ1.4等とやや元気がない火星が、1月7日に薄明の空で大接近をする。その間隔はなんと0.2度。月の視直径が0.5度なので、その半分以下の間隔だ。双眼鏡では接近して光る白と赤の二重星のように見える。

木星と火星の接近は、双眼鏡で1月20日ごろまで楽しめる。最接近は1月7日で150倍の視野にも入ってしまう

木星と火星の大接近のようすは、双眼鏡ではもちろん、なんと100倍から150倍の望遠鏡の視野にも余裕で収まってしまうほどだ。木星の衛星や縞模様はもちろん、火星が円盤像であることもわかってしまう。

1月11日には、木星と火星に月齢23.6の月が寄り添う

 1月11日には、火星と木星は少し離れるが、その上に月齢24の月が加わる。月と火星の間隔が8度程あるので、5倍程度の双眼鏡なら月・木星・火星を同視野で見ることができる。

1月13日に水星と土星が0.8度の間隔で並ぶ。低空なので双眼鏡で探してみよう。

1月13日には、1月2日に西方最大離角となった水星と高度を上げつつある土星が、朝焼けに染まるの南東の空でニアミスする。その間隔は0.8度程。ただし高度が低く日の出約30分前で8度しかない。また、水星の光度は-0.3等、土星は0.5等と木星ほど明るくないので、双眼鏡で探してみよう。15日には、さらに月齢28の細い月が加わる。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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