不思議なご縁の話、ある韓国人との出会い〜その2〜【前編】 2018/2/24

前回記事 不思議なご縁の話、ある韓国人との出会い〜その1〜【後編】

「朴」には、

≪あの人、どうしてるかな〜≫

と、ずっと忘れられない人が「☆☆さん」以外にもいます。

≪マジですか??もしかして「(女性の)すけべ」??≫

と、色眼鏡で見る方いるかも知れませんが、「朴」ってどちらかと言うと、忘れられない人を心に抱えたまま人生を歩む「一途思い!!」いえ、いえ、終わった恋にいつまでも「執着するタイプ!!」と、言っておきながら今回も韓国で「朴」が勤めていた頃の出会い「エピソード(episode)逸話」。 〜(((^_^;)冷汗

「ボス」も「秘書官」も外出し、「朴」が一人で留守番してた時にとある男性が訪ねてきました。「ボス」に挨拶に来たと言ってたような気がしますが・・・・・・

お茶を用意し、

≪失礼致します。≫

と、一礼して応接用テーブルにお茶を置き、

≪(ボスは)××時頃戻る予定ですので少々お待ち下さいませ。≫

と言い添えるのが「朴」の接客応対の基本。なので、この日も恐らくそのような流れだったはず。すると、この「来客」は応接ソファーを手で指し、

≪どうぞ、お掛け下さい。≫

と「朴」に着席を進める。「朴」はテーブルを挟んだ男性の真正面に背筋を伸ばして座りました。初対面のこの男性は、「丸顔+背低」&「おでこ広い+薄毛」というか、ややハゲかかってる。

≪「僕」の今までの経験からすると、人生を生きていく上では「深い」方よりは「広い」方が役に立つような気がします。≫

≪人生を生きていく上では「★深い★」方よりは「★広い★」方が役に立つ≫

と?????

「朴」の10代〜20代の趣味は「読書」。学校の勉強は二の次で国内外の「文学作品」や「哲学書」「名言集」など読むことを第一にしてた「朴」ですが、何故かこのちょっとした言葉が心に響きました。今までの「自分」とは「★正反対★」の生き方だったからです。

≪30代かな〜??まだ若いのに凄いことサラッと言える人だね!!≫

既に自分の中に軸ができているようでブレのない話しぶり、意志の強そうな表情から彼の内面世界・人柄が感じられました。

「ボス」の「秘書官」の話によると「彼」は、「大韓民国美術展覧会(略称:国展)書芸(書道)部門」※)の「国務総理(首相)賞」受賞者であり、「国務総理夫人」の書道の先生だとか!

※)1949年にスタートした「大韓民国美術展覧会(略称:国展)」は、1981年30回を最後に廃止された。1982年からは「大韓民国美術大展(略称:美展)」が創設され、現在に至る。ちなみに、韓国では「書芸」日本では「書道」と言う。

実は、この「男性(書芸家)」との出会いの「★その後★」の「エピソード」について「朴」は以前、ブログに書いたことがあるのでその記事の「★全文★」が読みたい方はこちら
「エリート(elite)」階級が教養を高めるため描く植物

自生の「春蘭」は、「葉」と「花」の色が同色系なのであまり目立たない花だけど、春風に乗ってとお〜くまで漂う奥ゆかしく、ほのかな香りが、気高い「君子」に似ているとされ、「君子」に好まれてた植物。 写真出典:ウィキペディア

<今回は、既出記事の「★一部★」をそのまま掲載します。>

【 皆さん、「よく見ると綺麗な女性!」って褒め言葉?

「朴」の娘盛りの頃、用事があってソウルの「鐘路(종노)チョンノ」に出かけたついでに知り合いの「○○さん」が経営している「書道教室」に立ち寄ったところ、「○○さん」が「朴」をじっと見つめて、「韓紙(和紙)」に墨で「字」を書き、差し出しました。

朴 : 「朴素」って何?

○○さん : 「素朴」と書くと面白くないから前後逆にして「朴素」と書いたんだ。

○○さん : 「朴さん」は「派手な女性」ではなく「素朴な女性」だからね。

朴 : 「素朴」なんていやだ。要らな〜い。

せっかく書いた「字」を要らな〜いと言われた「○○さん」は、墨で絵を書き始めた。

朴 : わ〜、それ、な〜あ〜に?お花だね〜。き〜れ〜い!!!それなら頂きますよ〜

○○さん : 本当!それじゃ落款印(らっかんいん)も捺してあげる。

○○さん : 「自蘭之香」(蘭は幽山にありて自ら香る)。「蘭」は誰もいない深山にひっそりと咲き、香を漂わす。その香りは微かだけど遠くまで広がる。

朴 : (・・・???・・・話の意味さっぱり分からないわ〜)

それから数日後、

朴 : 「○○さん」から「可愛い花の絵」を貰ったんですよ〜ホラ、見て〜♪

△△さん : 「○○さん」は「国展」書道部門審査委員で、彼の「字」は作品によっては×××以上の値が付くものもある。画は書より易しいと言われているけれど、彼は「蘭」の練習を始めたばかりなので未熟さが目立つ。「蘭」ではなく「字」を貰って来なきゃ。

と、言われちゃったよ〜 (;_;)/〜〜〜 】

書芸家「(雅号)艸丁」先生の出身地に位置する現在の「艸丁書芸研究院」の一室の光景。 写真出典:「因縁・倉庫952」

その後、「朴」はもう一度この「書芸家(雅号:艸丁)」(本名:권창륜クォンチャンニュン☆權昌倫)の「書道教室(書室)」を訪れました。出向くことになった経緯はハッキリしないのですが、多分「秘書官」から「書室」まで来るように・・・・・・と。

厚手ウールの「淡黄色のスカート」+「淡黄色と白と淡グレーのチェック柄ジャケット」にチョコレート色のロングブーツを履き、クリーム色のカシミア帽子姿。あったかファッションでキメていた覚えがあるので恐らく冬入りした頃の夕方かな。

「朴」が「書室」のドアを開けたところ、

≪ウエルカム(welcome)!!≫
≪うわぁ、すごい綺麗だな〜!≫
と、「若い女の子」の登場に男性達は大喜び。

よく見たら「秘書官」+「艸丁先生」そして、「ボス」のスポンサーである某企業の「B社長 + H社長」。4名とも30代後半辺り。

でもでも、皆「大器晩成」タイプではなく、「双葉より芳しい栴檀(白檀)」タイプなのでそれぞれの分野で既に成功してる人生。

(ウ〜ム〜、これ、ちょっと嫌らしい話だけど、言っちゃおしまいかなぁ〜??でも、言っちゃお!)

秘書官 : 「朴さん」がここに来る前に「B社長」が、

≪「朴さん」は俺の恋人だ。≫

って。そしたら「H社長」が

≪俺の彼女だよ〜≫

って。2人とも言い張るので本人に直接訊くしかないと思い、来るのを待ってたよ〜。

朴 : (呆れた表情で)ハ〜ア〜何だって?? (⊙﹏⊙✿)

秘書官 : それで、質問です!!

秘書官 ; 「朴さん」の胸に目立つ「ホクロ」あるけど、右側なのか、左側なのか?

B社長 : 右、右!

H社長 : いや、昨夜、見たけど左だったよ〜。左!

秘書官 : 朴さん!正解は??

朴 : 胸にホクロなんかないよ〜ん。アカンベー

〜 一同は爆笑!! 〜

H社長 : せっかく「お姫様」が来てるから皆で食事に行こうか。

朴 : スケベおじさんと一生食事なんかするもんか。ふんだよ〜ん。 (≧ヘ≦)ムゥ

「朴」が手に持ってたミカンを思い切り「H社長」の身体に向けて投げたら、
「H社長」が両手でしっかり受け取り、「朴」が自分に構ってくれたことが嬉しくて堪らない様子。

受講生は、筆文字練習はせず、こんな「いたずら」ばかりしてて「先生(艸丁)」は、隣のテーブルで微笑みながら字の練習ばかりしてる。

2011年5月、ソウルに位置する「芸術の殿堂」で開かれた『山の霊と気展』に展示された「艸丁先生」の作品。 写真出典:『山の霊と気展』

「朴」が来日する前に「艸丁先生」に会ったのはこれが全て。数字で示すと3回のみ。

でもでも、言葉にはもの凄いパワーがありますね。それが、偉人の名言だったり、心に閉まっておきたい韓ドラの名セリフだったり、時には、心揺さぶる成功者のアドバイスとは距離の遠い「毒親」からの小言であろうとも、人生に役立つ言葉に出会えることはとてもラッキーですね。

≪人生を生きていく上では「★深い★」方よりは「★広い★」方が役に立つ。≫

この言葉、あの日以来、ず〜っと「朴」の「座右の銘」にしてます。 (*^−^)ニコ

(続 く)

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韓国語講師

韓国ソウル出身。韓国国会事務局退職後、1988年来日。大学で高等学校教諭1種免許(国語)取得。大学院で日本文化専攻。

名古屋市の官公庁などの翻訳・通訳人として活躍後、大学や名古屋市内の生涯学習センターなどで「コリア文化」に関する講座を担当。

現在は愛知大学、中京大学、中日文化センター、愛知大学オープンカレッジなどで韓国語講師をつとめる。

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