愛知大会[第90回→第99回]ダイジェスト 2018/6/28

高校野球地方大会は今週末、この地方の先頭をきって愛知大会が開幕します。30日にパロマ瑞穂野球場で開会式と西愛知大会2試合があり、翌7月1日は県内10球場で東愛知・西愛知大会の計25試合が予定されています。

今年は高校野球の第100回大会を迎えたメモリアルイヤー。開幕に合わせ、今回は過去10年の愛知大会を写真とともに振り返ってみたいと思います。

【2008年・第90回大会】決勝戦:(東愛知)大府3−1成章(西愛知)東邦12−9愛知啓成

全国屈指の好投手として注目を集めた八木亮祐(享栄)

東愛知大会では大府が優勝。決勝で戦った成章はその年のセンバツ21世紀枠出場校で、エースは小川泰弘(現ヤクルト)でした。西愛知大会は東邦が強打で勝ち抜きました。このときの山田祐輔主将は現在、東邦のコーチ。享栄のエース左腕・八木亮祐(元ヤクルトほか)が秋にドラフト2位指名を受けています。

【2009年・第91回大会】中京大中京5−0刈谷

見事な打撃で全国制覇に貢献した河合完治(中京大中京)

堂林翔太(現広島)、河合完治(現トヨタ自動車)らを擁する中京大中京が、準決勝まで5試合連続2ケタ得点と圧倒。決勝でも進学校・刈谷を下しました。その後の甲子園大会では、決勝戦で9回表に追いすがる日本文理(新潟)を振り切り、全国優勝しています。

【2010年・第92回大会】中京大中京7−2愛知啓成

千賀滉大(蒲郡)は最後の夏、3回戦敗退

今や球界を代表する投手となった千賀滉大(現ソフトバンク)は、この年の蒲郡のエース。初戦の愛知商戦から、プロ複数球団のスカウトの姿がありました。8四死球を与えながらも5失点で完投勝利。ただ次戦の岡崎商戦では先発せず、チームも敗退しました。身長があり、球の威力は感じましたが、ここまでの大投手になろうとは…。

【2011年・第93回大会】至学館4−3愛工大名電

初優勝を決め、喜びを爆発させる至学館ナイン

創部6年目の至学館が初優勝。春に県ベスト8とチーム力を上げ、夏の大一番でさらに輝きました。最終回の逆転劇や、延長14回に及ぶ攻防を経て勝ち上がり、愛工大名電との決勝戦では1点リードした9回裏、一死満塁と迫られるも、絶体絶命のピンチを切り抜けました。J-POP調の校歌も話題に。

【2012年・第94回大会】愛工大名電3−2東邦

緊迫した展開の決勝戦で延長11回を投げ抜き、安堵の表情の濱田達郎(愛工大名電/写真中央)

愛工大名電が東邦との激闘を制し優勝。8回を終えて東邦が2点リードしていましたが、9回表に愛工大名電が追いつき、11回表に勝ち越しを決めました。愛工大名電のエースは濱田達郎(現中日)、東邦のエースは丸山泰資(同)でした。

【2013年・第95回大会】愛工大名電2−1愛知黎明

制球力やセンスのある投球で愛知県の頂点に立った東克樹(愛工大名電)

愛工大名電のエースは東克樹(現DeNA)。当時、球速は130キロ台後半ほどで、プロからの注目度は高くありませんでしたが、危なげない投球で相手打線を封じました。決勝戦の相手・愛知黎明には、2年生遊撃手(3番打者)で栗林良吏(現名城大)がいました。翌年に投手へ転向し、大学4年生の今年、ドラフト候補に挙がっています。

【2014年・第96回大会】東邦4−2栄徳

優勝の瞬間、マウンド上で両手を上げて喜ぶ1年生の藤嶋健人(東邦)

藤嶋健人(現中日)が1年生ながら東邦の主戦格として力投。その年のセンバツ4強・豊川も退けました。その前の4回戦では、2年生エース・森奎真(現JR東海)らがいる豊橋工が土俵際まで東邦を追い詰めていますが、翌春、豊橋工は21世紀枠でセンバツ甲子園に出場しました。

【2015年・第97回大会】中京大中京4−3愛工大名電

監督として初の甲子園出場を決め、決勝戦の試合後に大藤敏行前監督と握手する高橋源一郎監督(中京大中京/写真左)

エースの上野翔太郎(現・駒沢大)が素晴らしい投球を見せ、5年ぶりに中京大中京が夏を制覇。1997年センバツ準優勝時の主将だった高橋源一郎監督にとって、監督として初の甲子園となりました。

【2016年・第98回大会】東邦7−2愛工大名電

藤嶋健人(東邦/写真左から2人目)は最上級生となり、押しも押されもせぬ大黒柱として奮闘

東邦の藤嶋が再び頂点に立ちました。東邦はその後の甲子園大会2回戦で、八戸学院光星(青森)を相手に7点差をひっくり返すミラクル劇を演じ、全国的に話題となりました。

【2017年・第99回大会】中京大中京9−1栄徳

惜しくも決勝戦で敗れた栄徳ナイン

悲願の甲子園を狙う栄徳でしたが、決勝戦では中盤から中京大中京に優位に立たれ、14年に次ぎあと一歩で涙をのみました。創部15年目の豊橋中央が初めてベスト4入りし、勢いのよさを印象づけています。


第100回大会の今年、どんなドラマが生まれるのでしょうか。

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野球ライター

1984年生まれ、岐阜県出身。東海地区のアマチュア野球(高校/大学/社会人)を取材し、野球雑誌などで記事を発表している。年間のアマチュア野球観戦試合数は120を超える。

数々の野球部を訪れ、ひたむきな球児や情熱的な指導者、工夫した練習法などを取材。ここ数年のうちで東海地区からプロ入りした選手はほぼアマチュア時代から追いかけており、中日ドラゴンズで活躍する濱田達郎投手(愛工大名電高出身)や、西武ライオンズの高橋朋己投手(西濃運輸出身)らもその一人。

無名の好選手を“発掘”するのも得意で、評判の選手がいると聞けば練習試合まで駆けつける。プロ球団スカウトとも交流が深い。

野球場に足を運ぶこと自体の楽しさにも魅了され、学生時代を含めれば10年以上、球場通いを続けてきた。高校野球の地方大会は特に多くのドラマを見てきた部分。今年の夏に思いを馳せる。

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