名古屋場所プラス部屋

どす来いリレーブログ プラス部屋出稽古真っ向勝負

最新記事

どす恋花子の「去りゆく男に若い力...名古屋しみじみ」 2015/7/28

 白鵬の35回目の優勝で幕を閉じた名古屋場所。連日満員御礼でにぎわいましたが、テレビ桟敷で観戦してくださったファンの方々、いかがでしたでしょうか? 元横綱武蔵丸の武蔵川親方は、「なかなかに面白い場所だったんじゃないかな」と話していました。

 今場所はいろいろな話題が満載の場所でもありました。

 「角界のレジェンド」と呼ばれる、40歳の幕内力士、旭天鵬関がとうとう引退。翌日の記者会見では、開口一番、「晴れやかな気持ち」と笑顔を見せていました。「家族がサプライズで相撲を見に来ていたのがわかって、驚いた。もし土俵に上がる前に知っていたら、きっと泣きながら相撲取っていただろうね」などと、涙あり笑いありの会見でした。報道陣からも大きな花束を贈られ、ひまわりのような笑顔を見せて、最後は大勢の報道陣ひとりひとりと握手を交わす旭天鵬関。今後はモンゴル出身初の親方として、若い力士を指導する立場に。きっといい親方となってくれるに違いありません。

 特等床山の床安さんも、今場所を最後に定年退職し、約50年にも及ぶ床山人生に幕を下ろしました。親子二代にわたって関取となった佐田の海関の大銀杏を結い、話題ともなったのですが、なにより床山の地位向上に尽力した功労者です。行動派で、ひとり協会上層部に掛け合い、「後輩たちのためにも」と番付表に床山の名前を載せるよう直談判したのだそう。そんな床安さんですが、普段は飄々として冗談ばかりの楽しいオジサマでもありました。本当にお疲れ様でした!(そのうち1杯やりましょう!)

床安さんと私

 土俵を去ってゆく男たちもいれば、その一方で、若く新しい力もグングンと芽生えています。
 
 なかでも新十両で優勝を決めた御嶽海は、まだ入門3場所目。10日目の常幸龍戦で口の中が裂け、なんと15針も縫ったのだとか。食事も歯を磨くのもままならず、開けずらい口でぼそぼそと、「優勝してうれしいんですが、笑えないんですよ……」とのこと。

御嶽海と横野レイコさん

 「角界は今、世代交代の時期でもあるかもな」と、しみじみとした今年の名古屋場所です。
 とにもかくにも、暑くて熱い名古屋場所を終え、力士たちは場所後1週間の休みを満喫し、その後は東北や北海道の夏巡業へと旅立ちます。私たち報道陣は、水曜日に行われる「新番付編成会議」で発表される新十両力士を取材し、東京や大阪に戻ります。
 
 このリレーブログも、これにて千秋楽。
 みなさま、ご観戦(?)ありがとうございました。また来年お会いしましょう!
 

プラス部屋「リレーブログ」打ち上げで〜す! 左から横野レイコさん、荒井太郎さん、私


どす恋 花子(どすこい はなこ)
本名:佐藤 祥子(さとう しょうこ)。大相撲ライター歴20数年、相撲専門誌やSports Graphic「Number」(文藝春秋)にてコラム「SCORE CARD」“SUMO”、「北國アクタス」(北國新聞社)にて「遠藤が挑む!」を連載中。著書に「相撲部屋ちゃんこ百景〜とっておきの話15」(河出書房新社)、「知られざる大鵬」(集英社)など。

記事一覧

どす恋花子の「去りゆく男に若い力...名古屋しみじみ」

 白鵬の35回目の優勝で幕を閉じた名古屋場所。連日満員御礼でにぎわいましたが、テレビ桟敷で観戦してくださったファンの方々、いかがでしたでしょうか? 元横綱武蔵丸の武蔵川親方は、「なかなかに面白い場所だ…

2015/7/28

松田英信の「相撲の醍醐味・・・」

白鵬、鶴竜、稀勢の里。 さらに照ノ富士、逸ノ城らの台頭で本格的な四つ相撲を取る力士が増えてきたように思います。 それにともない土俵際の攻防も充実。 ことしの名古屋が熱いのもなるほど納得ですね。 私…

2015/7/26

横野レイコの「幕下上位は男のロマン」

 名古屋場所も後半戦を迎え、優勝争いから目が離せなくなってきました。  幕下で優勝争いのトップを走る追手風部屋の大翔丸は、新十両だった夏場所で負け越して名古屋場所は幕下2枚目。たった一場所で関取の座…

2015/7/23

荒井太郎の「賜杯のゆくえ 白鵬やや有利か」

 大相撲名古屋場所も後半戦に折り返しました。中日を終わって全勝は白鵬関と鶴竜関の両横綱。新大関の照ノ富士関は初日から連勝を続けていましたが、8日目の豪栄道戦で連勝がストップしてしまいました。それでも…

2015/7/20

琴剣の「断崖絶壁、青竹爺さん…懐かしの稽古場」

 私が現役だった昭和50年代。佐渡ケ嶽部屋の名古屋場所宿舎は守山区の山頂にある竜泉寺温泉という施設の半分を宿舎として借りていました。

2015/7/17

どす恋花子の「朝稽古見学の達人になる?」

 大阪、名古屋、九州と、それぞれ年に1度開催される地方場所。相撲ファンならば、本場所だけでなく、力士を間近に見られる朝稽古にも足を運びたいところでしょう。  現在では、多くの相撲部屋がホームページ…

2015/7/15

松田英信の「相撲版ウサギとカメ」

 名古屋場所いよいよはじまりますね。  今場所も見どころ満載ですが、注目はやはり新大関の照ノ富士ですね。  所要25場所での昇進は琴欧洲、朝青龍に次いで歴代3位。先日発表された番付では大関末席ながら実力…

2015/7/11

横野レイコの「抱きしめてツナイト ゆかいな仲間たち」

 7月4日に行われた「抱きしめてツナイト名古屋プラス場所」は、角界から稲川親方(元普天王)、豊ノ島関、木村銀治郎さんを迎えて、さらにスペシャルゲストとして元大関琴光喜の田宮啓司さんにも参加してもらい、…

2015/7/9

琴剣の「ニ所ノ関一門連合稽古 超豪華でした!」

 平成27年名古屋場所初日まで1週間に迫る7月4日、この日の夜行われる「抱きしめツナイト 中日プラス場所二日目」の出演メンバーで二所ノ関部屋ヘ稽古見学に行って来ました。  この日は運良く二所ノ関一門の…

2015/7/8

荒井太郎の「今年上半期の力士の名言珍言集」

 相撲を取り終えた力士は花道を引き揚げ、まず風呂場に直行します。風呂から上がって支度部屋で髪を結い直す時間が相撲記者にとっての“取材タイム”。報道陣は支度部屋に詰め、風呂上がりの力士を片っ端から囲んで…

2015/7/3

プロフィール

どす恋 花子(どすこい はなこ)
本名:佐藤 祥子(さとう しょうこ)。大相撲ライター歴20数年、相撲専門誌やSports Graphic「Number」(文藝春秋)にてコラム「SCORE CARD」”SUMO”、「北國アクタス」(北國新聞社)にて「遠藤が挑む!」を連載中。著書に「相撲部屋ちゃんこ百景〜とっておきの話15」(河出書房新社)、「知られざる大鵬」(集英社)など。

琴剣 淳弥(ことつるぎ じゅんや)
1960年生まれ、福岡県出身。15歳で先代佐渡ヶ嶽親方(横綱・琴櫻)にスカウトされ入門。1976年春場所に初土俵を踏む。もともと絵が好きで、現役中よりスポーツ紙などで漫画家としても活躍。1986年秋場所で引退。現在は新聞・雑誌で活躍。国技館・相撲開催地などで相撲グッズ販売店も行う。作品に「漫画・大相撲伝」「大相撲あるある」など。(公財)日本相撲協会公認相撲絵師。(公財)日本漫画家協会会員。

荒井 太郎(あらい たろう)
1967年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、百貨店勤務を経てフリーライターに転身。相撲ジャーナリストとして専門誌に寄稿、連載。およびテレビ、ラジオ出演、コメント提供多数。著書に「大相撲事件史」「大相撲あるある」など。「大相撲八百長批判を嗤う」では著者の玉木正之氏と対談。今年1月創刊の新雑誌「相撲ファン」で監修を務める。

横野 レイコ(よこの れいこ)
相撲リポーター。大阪市出身。フジテレビ、3時のあなたのリポーターとして上京し、おはようナイスディなど朝の情報番組で若貴入門から、連日取材を重ね気がつけば相撲リポーターに。現在はフジテレビとくダネ!のリポーターだけでなく、相撲の番組企画やトークショーなども手がけ、朝から晩までまさに相撲漬けの生活。地方場所にも取材に行き、1年中力士とともに行動している女性相撲担当の草分け的な存在。元大関若島津のファンでもあり、元祖スー女でもある。

松田 英信(まつだ ひでのぶ)
1967年生まれ。東京都出身。相撲観戦歴40年。江戸時代以降の相撲史研究がライフワーク。日本相撲協会公式アプリ「大相撲」で取組速報を担当。私設ブログ「あゝ相撲叙情【二】」にて言いたい放題。「寄風さん」として幅広く活躍中。ライターとは名ばかりの単なる相撲好きです。

プラス部屋記者
大相撲の魅力とは。相撲好きのスタッフが名古屋場所を盛り上げるべく、奮闘します。名古屋場所が10倍楽しめる、あんな話こんな話をお伝えします。

月別アーカイブ

1〜10 / 19件 次の10件
  • 会員登録
  • ログイン
明日の天気(17:00発表)
名古屋
晴れ一時雨
30 ℃/21 ℃
東京
曇り
26 ℃/18 ℃
大阪
雨のち晴れ
29 ℃/23 ℃
  • 東名, 東名阪道, 名古屋高速で渋滞情報あり。
  • 登録路線が未設定です。
  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ 中日新聞
東京新聞 電子版
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集