【三重】白い花を咲かせる淡墨桜。散り際には薄いグレーになる=伊賀市阿保で
伊賀市阿保にある大村神社で、淡墨桜(うすずみざくら)が咲いている。薄いピンクのつぼみが満開になると白、散り際には淡い墨色に変わるのが特徴で名前の由来にもなっている。あと数日は花を見ることができるという。
境内の木は高さ16メートルほど。周囲にうっすらと灰色を帯びた花びらが舞っている。
淡墨桜は岐阜県本巣市にある木が有名で国の天然記念物に指定されている。宮司の金山修さん(61)によると、大村神社の桜は20年ほど前に淡墨桜を顕彰する本巣市の団体から贈られたという。
金山さんは「近くにソメイヨシノもあるので雰囲気の違いを感じてほしい」と話した。
(日暮大輔)