中日ボイス

<中日ボイスなごや東> あなたの災害への備えは? 

2016/11/25

 尾張旭市の公開データを利用して、市内の避難所の詳細を周知し日頃の防災への備えについて考える「防災啓発アプリ」のワークショップが11月13日に開かれた。この取り組みに関連し、なごや東版地域(瀬戸市、尾張旭市、長久手市、日進市、豊明市、東郷町)の中日プラス会員を中心に日頃の防災への備えを尋ねたところ、293人から回答を得られた。

 回答者全体の約3分の2が食料や飲料水の備蓄をしており、9割が最寄りの避難所の位置を把握している。東日本大震災や土砂災害などの大規模な災害をきっかけに、防災意識の高い読者が着実に育ってきていると言えそうだ。

 食料の備蓄があるかとの設問では、65.6%が「ある」と回答。救援物資が集まり始まる3日間程度の備蓄が望ましいとされているが、「ある」と回答した人の61.8%が3日分以上の備蓄があると回答した。

 飲料水の備蓄について尋ねたところ、68.8%が「ある」と回答した。飲料水は1日3リットルの3日分で9リットル程度の備蓄が必要とされるが、「一人あたり何リットルの買い置きがあるか」との設問に対しては、平均で11.6リットル、中央値(回答を順番に並べた時に中央に位置する値)は6リットルだった。また、「最寄りの避難所の場所を知っているか」との設問には、91.5%が「はい」と回答した。

 結果を受けて、今回の防災啓発アプリを開発した名古屋大学大学院国際開発研究科の浦田真由助教は「回答された方の備えは非常に優秀だが、それでも3分の1の方が3日間過ごせる飲食物の確保ができていない。避難所に入れるのは住民のほんの一部であり、そこに行けば大丈夫という意識はあまり持たないほうが良い。また、最寄りの避難所への関心は高く、行政はオープンデータとして単に避難所の位置を紹介するだけでなく、今回尾張旭市で取り組んだように施設や備蓄物などの詳細を公開していくことで、自助の意識を高められると思う」とコメントした。

 そのほか、家庭で行っている災害への備えについて尋ねたところ、以下のようにさまざまな対策が寄せられた。回答された方々がどんな対策をしているのか、「ご近所さんの知恵」として参考となるだろう。

皆さんの家庭での災害への備え

・食料等のほか懐中電灯、ラジオ、乾電池、軍手、ごみ袋、簡易トイレ、ビニールシート、応急手当の医薬品などをリュックに入れ、屋外の倉庫に保管してある。 (瀬戸市 男性 71歳 無職)

・風呂桶の水はできるだけ溜めておく。 就寝時に着替、懐中電灯、携帯ラジオを寝室に準備する。  (瀬戸市 男性 71歳 無職)

・避難用品、水、衣類、携帯トイレなど。もしもの時の準備はしてありますが、季節で衣類も変わるし、賞味期限も心配です。そこが避難準備の難しいところだとおもっています。 (瀬戸市 男性 61歳 自営業)

・スリッパや薬品及び身体を温めるものと下に敷くもの。水を入れるビニール袋など。証書等は一箇所においてある。(控えが作成してある) (瀬戸市 男性 68歳 無職)

・食料品はレトルト食品を買い置きしている。トイレ用・火災に備えて風呂の使用済のお湯は夕方までため置きしている。 (瀬戸市 男性 71歳 無職)

・手回しラジオ兼ライト兼充電器、簡易トイレになる袋。ラップやペーパー類などや食品は常に在庫を確保して補充しています (瀬戸市 女性 54歳 パート・アルバイト)

・緊急避難袋や家の中の通路に10ヶ所夜間灯がつくようにしてあります。また寝室にはスリッパを準備してます。非常通信設備として電池式アマ無線トランシーバーを設置してます。 (瀬戸市 男性 66歳 自営業)

・手回しラジオ兼ライト兼充電器、簡易トイレになる袋。ラップやペーパー類などや食品は常に在庫を確保して補充しています (瀬戸市 女性 54歳 パート・アルバイト)

・災害用の小型倉庫を設置している。中には飲料水・ポリタンク・缶詰・乾パン・カッセトコンロ・簡易トイレなど (瀬戸市 男性 72歳 無職)

・家族が集まる場所を決めている。 (瀬戸市 女性 40歳 パート・アルバイト)

・冷蔵庫、タンスに突っ張り棒をしています。防災グッズ入りのリュックを玄関の靴箱に入れています。子供たちが寝ている枕元にサイズアウトした上靴を置いています。避難のときに、ガラスなどで足を怪我することがあると聞いたので。 (瀬戸市 女性 38歳 パート・アルバイト)

・ホイッスル・携帯ラジオ・カセットガスコンロ・カセットボンベ・プラスチック皿・コップ・割り箸・スプーン・ラップ・十徳ナイフ・ゴミ袋・コンビニ袋・非常用簡易トイレ・新聞紙・トイレットペーパー・テイッシュ・救急箱・タオル・雨カッパ・長靴・軍手・懐中電灯・ローソク・筆記具・ガムテープ・身分証明(免許証・保険証)・携帯電話・充電器(電源は車)・テレホンカード・キャッシュカード・現金(小銭含む) (長久手市 男性 68歳 無職)

・避難袋と携帯用バッテリー (長久手市 男性 69歳 無職)

・何年か前、新聞の集金時にもらえるオマケが災害グッズだったので、とってあります。あと、トイレが大変と聞いたので、トイレグッズを買い増ししました。 (長久手市 女性 46歳 会社員)

・避難袋を用意してある。タオル、トイレットペーパー、下着、かっぱ、防寒着、缶の食べ物、マッチ、ペン、ホイッスルなどが、入っている。家にはガスボンベ、ガスコンロ、スパゲッティ、簡易トイレ、水、が置いてある。 (長久手市 女性 48歳 専業主婦)

・水、食品以外は 懐中電灯 防寒具など身の回りの物 特別準備したわけではないが マンショドアが変形しても脱出できる工具類も室内に保管。 (長久手市 男性 67歳 パート・アルバイト)

・地震のとき本棚、たんすが倒れないよう固定。防災グッズは一応用意。飲んでいる薬を携帯で写真に撮りました(新聞か何かで紹介されていたので) (尾張旭市 女性 51歳 専業主婦)

・ベッドの下にスニーカーを置いている。救助に必要な笛をいつも持っている。 (尾張旭市 男性 71歳 無職)

・必要なものすべてではないですが、一袋にまとめてあるものがある。また避難場所にすべてを頼らないようテント、発電機を外の倉庫に用意している。 (尾張旭市 男性 42歳 自営業)

・家具の固定、トイレットペーパーの買い置き、自動車をワンボックスカーに買い替えなど。まだまだ準備不足を感じていても行動できていない。 (尾張旭市 女性 60歳 自営業)

・避難場所の確認。隣近所と日頃から仲良くして、お互いに助け合う関係を作っています。 (尾張旭市 女性 60歳 専業主婦)

・水、リュックに非常食、野菜(玉ネギ、じゃがいも)、パスタと日持ちする食べ物ストック。 (尾張旭市 女性 41歳 パート・アルバイト)

・懐中電灯5本、ラジオ3台、笛3本、本棚、家具につかい棒、テレビに振動防止クッション (尾張旭市 男性 68歳 パート・アルバイト)

・家族それぞれの学校近くの避難先やどういう行動をとるか決めてある。家具の扉が開かないようにしている (尾張旭市 女性 49歳 会社員)

・避難経路の確認。懐中電灯。家具の固定。 (尾張旭市 男性 63歳 会社員)

・携帯電話充電可能なラジオ (尾張旭市 女性 63歳 専業主婦)

・ラジオ・懐中電灯・コンロ・すみ・マッチ・洗い物用水70リットル・缶詰・インスタントラーメン等 (日進市 男性 77歳 無職)

・オール電化なので、電気が使えなくなった時のために暖房は石油ストーブを用意し、カセットコンロも多めにストックしておくように気を付けている (日進市 女性 59歳 その他)

・家族がばらばらになったときの集合場所の確認。家具の固定。飲料水、簡易食料、ラジオ、寝袋などの準備。 (日進市 男性 51歳 会社員)

・万全ではないが、貴重品類はすぐ持ち出し易いように気をつけている。また、すぐに道路に出れるように、庭や玄関付近の整理整頓に留意してます。 (日進市 男性 66歳 会社員)

・災害時、どこの部屋で閉じ込められても大丈夫なように非常食を1箇所ではなく各部屋に置いてある。 (日進市 男性 20歳 学生)

・介護で使用していた簡易トイレを災害時用に捨てずに保管している。 (日進市 女性 53歳 会社員)

・家具の固定、食料・水などの備蓄、家屋の耐震建築基準達成、地域防災訓練への参加など (日進市 男性 77歳 公務員)

・ライフラインが切れたときに対応できるコンロや明かり・携帯用充電器などの準備。トイレ用の簡易処理用具など。 (日進市 女性 57歳 パート・アルバイト)

・「家族がバラバラになっても何日経過しても必ず最寄りの避難所に来る事。そこに避難してなくても『現時点で何処に居るか』分かるようにしておく。」と、約束している。 (豊明市 男性 52歳 自営業)

・卓上コンロ、保温材、日用品など (豊明市 女性 67歳 パート・アルバイト)

・断水時の給水用ポリタンク10L×2ケ。ポリタンでトイレ用の水を常時保管 (豊明市 男性 71歳 無職)

・食料の備蓄品は自家用車の中にいれています。家の権利書、保険証券、実印等貴重品は非常持ち出し袋に入れています。 (豊明市 男性 56歳 会社員)

・お茶のケース買いを安い時に行きます。1人1箱分あります。古くなったものから飲ませて、また新たに安く手に入れるようにしています。階段の上に運動靴を置いてあります。 (豊明市 女性 47歳 専業主婦)

・小学生と幼稚園児の子供たちには、もし学校や幼稚園にいる時に災害が起きたら、遅くなっても絶対に必ず迎えに行くから、それまで先生の指示を聞いているようにと話をしたことがあります。夫とは、災害時は最寄りの避難所集合と決めています。 (東郷町 女性 31歳 専業主婦)

・お風呂の残り湯を捨てないでおき、断水時にはトイレを流したり洗濯用に使える様にしている。 (東郷町 女性 48歳 パート・アルバイト)

・車のガソリンは何時も満タンにしている (東郷町 男性 62歳 会社員)

・防災用の持ち出し品、食料、水などは、母屋とは別棟の車庫に保管している。 (東郷町 男性 76歳 無職)

・耐震工事を済ませました。お風呂の水は次に沸かすまでとってあります。水、食料はなるべく多めにストックしておくように心がけています。家具は突っ張り棒をつけましたが、今課題はピアノの固定をどうするか悩んでいます。 (東郷町 女性 70歳 専業主婦)

 中日ボイスは、購読者向けネットサービス「中日プラス」会員の回答を中心としており、性別や年齢層などを考慮した通常の世論調査とは異なります。

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