北朝鮮、弾道ミサイル発射 日本海60キロ飛行 

2017/4/5 夕刊

北朝鮮が2月に発射した中距離弾道ミサイル「北極星2」=朝鮮通信・共同

 【ソウル=上野実輝彦】韓国軍合同参謀本部と米太平洋軍によると、北朝鮮は五日午前六時四十分ごろ、東部の咸鏡南道新浦(ハムギョンナムドシンポ)付近から、日本海に向けて弾道ミサイル一発を発射した。発射角度はほぼ垂直で高度百八十九キロ。六十キロ余り飛行し、約十分後に日本海に落下したとしている。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の技術を利用した新型中距離弾道ミサイル「北極星2」とみられる。

 六日から始まる米中首脳会談に合わせて挑発を行うとともに、北朝鮮の国会にあたる最高人民会議が十一日に始まるのを控えて国威発揚を狙った可能性がある。日本政府によると、落下場所は日本の排他的経済水域(EEZ)ではなかった。

 北朝鮮は二月にも、北西部の平安北道亀城(ピョンアンプクトクソン)で北極星2を発射。当時は高度約五百五十キロに達し、約五百キロ飛行した。合同参謀本部は、今回のミサイル実験の成否について「分析が必要だ」としている。

 韓国政府は緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き対応を協議。「無謀な挑発は国際社会の対北制裁を強化するものだ」と非難した。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は今月三日、「世界はまもなく、宇宙開発分野でわが国がいかに成果を成し遂げるかを目にする」との論評を掲載し、事実上の長距離弾道ミサイル発射を示唆していた。

 北朝鮮は三月二十二日にも東部の元山(ウォンサン)からミサイル発射を試みたが、空中爆発して失敗したとされる。

◆「断じて容認できぬ」 安倍首相が強く非難

 安倍晋三首相は五日午前、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことについて「安全保障上の重大な挑発行為であり、国連安全保障理事会決議に明確に違反し、断じて容認できない」と強く非難した。その上で「今後、さらなる挑発行為の可能性も十分に考えられる」と指摘し、米国や韓国と緊密に連携して警戒監視に万全を期す考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 これに先立ち、菅義偉(すがよしひで)官房長官は緊急記者会見で、ミサイルの落下地点が日本の排他的経済水域(EEZ)の外側で、船舶や航空機への被害は確認できていないと説明。北朝鮮に外交ルートを通じて厳重抗議したことを明らかにした。

 政府は同日午前、首相らが出席して国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開催。首相は情報収集・分析に全力を挙げ、不測の事態に備えて万全の態勢を取ることなどを指示した。

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