イラン・イラク地震、400人死亡 6600人以上負傷 

2017/11/14 朝刊

13日、地震が起きたイラン西部ケルマンシャー州サルポレザハブで、がれきの山を捜索する救助隊員=AFP・時事

 【カイロ=奥田哲平】イランとイラクの国境地帯で十二日夜(日本時間十三日未明)に強い地震があり、イランのタスニム通信は十三日、三百九十五人が死亡、六千六百五十人が負傷したと伝えた。イラク北部のクルド自治政府は、自治区のスレイマニヤ州で七人が死亡したとしており、死者は両国合わせて四百人を超えた。倒壊した建物の下敷きになった住民が多くいるとみられ、死傷者はさらに増えそうだ。

 米地質調査所によると、震源はイラク北東部ハラブジャから南へ三二キロの山岳地帯で、マグニチュード(M)7・3、震源の深さは二三・二キロ。イランでは西部ケルマンシャー州サルポレザハブを中心に大きな被害が出た。

 イランには、日本の南海トラフ(溝状の地形)と同様に巨大地震を引き起こしやすいプレート境界が位置している。二〇〇三年十二月の南東部バムで起きたM6・3の地震では、約四万人が死亡したとされる。一三年四月には南東部のパキスタンとの国境付近でM7・8の地震が発生した。

 泥やれんがを積んだだけの伝統的な建物が被害拡大の要因とされ、イラン国際地震工学・地震学研究所のファルーク・バルシ教授は「テヘランなどの都市部では耐震設計の建物が増えているが、地方まで行き届いていない」と指摘する。

 ハラブジャ近郊の自動車整備士アムワン・ラシードさん(39)は電話取材に「こんな大きな地震は初めて。家の壁が揺れだしたので、あわてて外へ飛び出した。近くの四階建てのビルが大きな音を立てて完全に倒壊した」と語った。

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