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将棋・囲碁初の国民栄誉賞 羽生、井山氏に授与 

2018/2/14 朝刊

国民栄誉賞の盾を手に、笑顔で記念撮影に応じる将棋の羽生善治氏(左)と囲碁の井山裕太氏=13日午後、東京都千代田区で(隈崎稔樹撮影)

 史上初の将棋の「永世七冠」を達成した羽生善治(はぶよしはる)氏(47)と、囲碁の全七冠を保持する井山裕太氏(28)への国民栄誉賞の授与式が十三日、首相官邸で行われ、安倍晋三首相から表彰状と記念品が手渡された。

 式には羽生氏の長女で大学生の舞花さんも同席。安倍首相は「多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えた」と表彰した。二人からはお礼の品として、将棋盤と駒、碁盤と石が安倍首相に贈られた。

 式の後、羽生氏は「あらためて名誉ある賞と実感した。これを大きな励みとしたい」、井山氏は「受賞は今後への期待と解釈している。棋士としても、一人の人間としても成長したい」と喜びを語った。

 国民栄誉賞の授与は一昨年十月、五輪で四連覇した女子レスリング選手の伊調馨(いちょうかおり)氏(33)以来、今回で二十五、二十六例目。囲碁・将棋界の受賞は初めて。

◆記念品は書道道具

 国民栄誉賞の受賞者に毎回贈られる記念品は、棋士として色紙や扇子に揮毫(きごう)する機会が多いことから、書道の道具一式が選ばれた。

 硯(すずり)は、山梨県富士川町の硯作家雨宮弥太郎さん(56)が制作。羽生氏に贈られた「棋様薬研硯(きようやげんけん)」は、鋭い駒の形をイメージし、井山氏の「天星硯(てんせいけん)」は碁盤をあしらったという。

 雨宮さんは「二人の品格にふさわしいよう、最高級の石を選び、丹精を込めた。囲碁と将棋は頭脳の面で日本を代表する文化で、同じ日本文化に関わる身として非常に光栄」と話した。

 また、硯箱は二人の受賞理由となった「七冠」にちなみ、「七宝(しっぽう)」に鶴の群れが施されたものが贈られた。墨には、羽生氏と井山氏の座右の銘である「玲瓏(れいろう)(透き通った心静かな気持ち)」「無倦(むけん)(現状に満足することなく努力を続ける)」が、それぞれ刻印されている。

 羽生氏は「もったいなくて使えないかも」。井山氏も「これを機に書の方も勉強したい」と笑顔で語った。

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