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自分信じて飛んだ ジャンプ銅の高梨 

2018/2/14 朝刊

銅メダルを胸に笑顔を見せる高梨沙羅=13日、平昌で(潟沼義樹撮影)

 【平昌(ピョンチャン)=本社五輪取材団】平昌冬季五輪は四日目の十二日、ノルディックスキー・ジャンプ女子で二十一歳の高梨沙羅(クラレ)が銅メダルを獲得した。スピードスケート女子1500メートル、高木美帆(日体大助手)の銀メダル、フリースタイルスキー男子モーグル、原大智(日大)の銅メダルとともに、日本勢はメダルラッシュに沸いた。

 五日目の十三日は、スピードスケート男子1500メートルで、小田卓朗(開発計画研究所)が五位に入った。ウイリアムソン師円(しえん)(日本電産サンキョー)は十位。中村奨太(ロジネットジャパン)は二十四位だった。

 スノーボードの女子ハーフパイプ(HP)決勝で、松本遥奈(クルーズ)が六位、冨田せな(新潟・開志国際高)は八位となった。

 男子HP予選は、二〇一四年ソチ五輪銀メダルの平野歩夢(あゆむ)(木下グループ)が三位で十四日の決勝に進んだ。片山来夢(らいぶ)(バートン)は五位、戸塚優斗(ヨネックス)は十位で予選を突破したが、ソチ五輪銅メダルの平岡卓(バートン)は敗退した。

 ショートトラック男子5000メートルリレー予選で、坂爪亮介(タカショー)吉永一貴(愛知・名古屋経大市邨高)らの日本は決勝進出を逃した。男子1000メートル予選では吉永、坂爪が十七日の準々決勝に進出した。

◆喜びも悔しさも

 四年前の悔しさを振り払った。身長一五二センチの小柄な体が、勢いよく夜空に飛び出す。着地した瞬間、ガッツポーズと笑顔。「最後に自分を信じて臨めたのが良かった」。チームメートの伊藤有希(土屋ホーム)らに抱き締められ、「お疲れさま」「すごいね」と声を掛けられると涙が止まらなかった。

 十七歳で臨んだ前回のソチ五輪では、金メダルの大本命と期待を一身に集めながら、四位に沈んだ。ワールドカップ(W杯)では、昨年二月に男女を通じて歴代最多と並ぶ五十三勝目を挙げたものの、その後は勝てずに苦しい時期も過ごした。「つらいことも、うれしいこともある四年間だった」と振り返る。

 平昌五輪決勝で決めた二本のジャンプは「ここにきて一番良いジャンプ、たくさんの方の支えが力になった」。ソチでの悔しさをばねに積み重ねた練習は、大舞台で裏切らなかった。

 胸中は、メダル獲得の喜びとともに、金メダルを逃した悔しさがあるが、「競技を始めたころのようにただ楽しいという気持ちで飛ばせてもらった」と明るく振り返った。

 一夜明けた十三日の記者会見では、晴れやかな表情を浮かべながら、次の目標に照準を定めた。「自分はまだ金メダルの器ではないと痛感した。これで終わりではないので、北京五輪で今度こそ金メダルを取って、応援してくれた人に結果で恩返しをしたい」

 (平昌・上條憲也)

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