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渡部暁、小平「銀」、高木美「銅」 平昌五輪 

2018/2/15 朝刊

スピードスケート女子1000メートルを終え、日の丸を掲げる銀メダルの小平奈緒(右)と銅メダルの高木美帆=14日、江陵で(EPA・時事)

 【平昌(ピョンチャン)=本社五輪取材団】平昌五輪は六日目の十四日、スピードスケート女子1000メートルで、世界記録保持者の小平奈緒(31)=相沢病院、長野県茅野市出身=が銀メダル、高木美帆(23)=日体大助手=が銅メダルに輝いた。高木は1500メートルの銀に続くメダルとなり、冬季五輪の日本女子では初めて、同一大会で複数メダルを獲得した。

 ノルディックスキー複合の個人ノーマルヒル(NH)では渡部暁斗(北野建設、長野県白馬村出身)が前回のソチ五輪に続いて二大会連続の銀メダルとなった。渡部善斗(北野建設、長野県白馬村出身)は十二位、永井秀昭(岐阜日野自動車)が十四位で、山元豪(ダイチ)は三十三位だった。

 スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)の決勝では十九歳の平野歩夢(あゆむ)(木下グループ)もソチ五輪に続いて二大会連続の銀メダル。片山来夢(らいぶ)(バートン)は七位、戸塚優斗(ヨネックス)は二回目に負傷し、十一位だった。

 アイスホッケー女子の日本は、一次リーグ最終戦で韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」と対戦し、4−1で五輪初勝利を手にした。カーリングは男子のSC軽井沢ク(長野県軽井沢町)が初戦のノルウェー戦に6−4で勝った。女子のLS北見は米国に勝利した。

 フィギュアスケートのペア・ショートプログラム(SP)はともに愛知県出身の須崎海羽、木原龍一組(木下グループ)が登場したが、二十一位でフリー進出を逃した。

◆次は金 氷上で約束

 思い描いていた景色とは少し違った。「もう一段高い所で二人で並べたら最高だった」と銀メダルだった短距離のエース小平奈緒。銅メダルの中長距離のエース高木美帆も優勝者を挟んだ表彰台に「隣で並びあいたかった」と悔しさをにじませた。

 今季のワールドカップ(W杯)では三度、小平、高木の順で一位、二位を獲得。日本が誇る両雄が世界を引っ張ってきた。「日本人で一緒に表彰台に立てるのは気持ちいい」という小平に対し、高木は「悔しい」「完敗」と対抗心をむきだしにしてきた。

 スケートが盛んな北海道出身の高木はいわばエリート。天才少女と呼ばれ、中学三年でバンクーバー五輪に出場した。小平は「高木選手は才能があって早くから日本のトップにいた。わたしは選んでいる道も特殊で、スローな競技人生」と自己分析。地元の長野県茅野市にはスケートの指導者が少なく、自己流で進化した。

 長野五輪金メダルの清水宏保を指導した信州大の結城匡啓(まさひろ)コーチに学ぶため、一般受験。スケートにつながる物理や人間工学を学んだ。卒業後もナショナルチームに参加せず、母校の練習に加わりながら結城コーチの指導を受ける。

 小平は500メートル、高木は団体追い抜きという、それぞれ金メダル大本命のレースを控える。理論派と天才。選んだ道も好対照の二人は表彰台でたたえ合うのが恒例。でも今回は小平から「次は違うステージで、金メダル取れるように頑張ろう」と約束を交わした。

 (江陵(カンヌン)・原田遼)

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