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「反則、監督らの指示」 日大選手、会見で謝罪 

2018/5/23 朝刊

アメリカンフットボールの反則問題を巡り、記者会見する日大の宮川泰介選手(手前)=22日午後、東京都千代田区の日本記者クラブで(隈崎稔樹撮影)

 アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で、関西学院大の選手を負傷させた日本大の選手が二十二日、東京都内で記者会見し、焦点となった危険なタックルは内田正人前監督(十九日付で辞任届受理)と井上奨(つとむ)コーチの指示に従ったと説明した。「相手をつぶせ」などの指示を「けがをさせろ」と解釈し、危険なタックルに及んだ経緯を明らかにした。

 会見したのは大学日本代表に選出された経験もある日大三年の宮川泰介選手(20)で、氏名を公表して謝罪。「事実を明らかにすることが償いの第一歩。深く反省しております」と頭を下げた。十八日に関学大の選手らに会って直接謝罪したことも明らかにした。

 日大は会見を受け「一プレー目で相手のクオーターバック(QB)をつぶせ」という発言があった事実は認めたが「最初のプレーから思い切って当たれという意味」とあらためて意図的な反則指示を否定した。内田前監督は詳細を説明しておらず、日大は二十四日をめどに関学大へ再回答する。関学大の選手側が大阪府警に提出した被害届は警視庁調布署に移送され、警視庁が傷害容疑を視野に捜査する。

 会見で宮川選手は六日の定期戦の三日前から首脳陣に「やる気が足りない」などと指摘され、実戦練習から外されて精神的に追い込まれていたと説明。試合前日に井上コーチを通じ、内田前監督から「つぶせば(試合に)出してやる」と伝えられた。同コーチからも「相手のQBがけがをして秋の試合に出られなくなったら、こっちの得だろう」と念を押されたとも振り返った。

 六日の試合前に「つぶしに行くので使ってください」と伝えると、内田前監督は「やらなきゃ意味ないよ」と応じたという。指示に逆らえなかった理由は「意見を言えるような関係ではなかった。自分の弱さ」と釈明。「自分がやってしまったこと。監督やコーチにどうこう言うことはない」と話し、今回の問題で「アメフットを続けていく権利はない。この先やるつもりはない」と競技から退く意思を示した。

 負傷選手の父、奥野康俊さんは日大の監督やコーチらに対し「激しい憤りを覚える」とコメントを出し、刑事告訴も検討するとした。

 定期戦で宮川選手は、パスを投じた後で無防備だった関学大QBに背後から激しくタックルし、腰などに全治三週間のけがを負わせた。

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