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酷暑に空き巣降参? 愛知の月別被害、8月は平成最少 

2018/9/12 夕刊

 侵入盗被害が全国ワーストが続く愛知で、八月の県内の被害が三百三十九件にとどまり、平成以降の全ての月で最少だったことが、県警への取材で分かった。夏休みで留守宅が増える八月は例年、一年のうち侵入盗が最も多いが、今年は昨年の六百三十五件よりほぼ半減。被害は年々減少傾向にあるが、今回の異例の減少に県警内からは「今年の酷暑も影響したのでは」との見方が出ている。

 昨年まで十一年連続で、侵入盗被害が全国ワーストの愛知県。特に、お盆期間中などに住宅や事務所が不在になりがちな八月は、昨年と一昨年とも月別で最多だった。暑さで窓を開けっ放しにしたまま外出し、被害に遭うケースも多い。

 その傾向を覆して被害が急減した理由として、捜査関係者は「熱中症対策として国などが不要な外出を控えるよう呼び掛けたため、例年より留守宅が少なかったのではないか」と推測する。

 今年は、名古屋で八月三日に観測史上最高の四〇・三度を記録。八月の平均気温は二九・七度で、平年より一・九度高かった。日本百貨店協会によると、実際、今夏は酷暑の影響で高齢者を中心に客足が減った店もあった。

 この夏は熱中症予防対策として、就寝時や外出時にもエアコンをつけっ放しにすることが推奨された。捜査関係者は「あまりの暑さでエアコンに頼らざるを得ず、窓を閉め切る住宅や事務所が多かったことも要因だと思う」と話す。別の捜査関係者は「連続窃盗犯の服装は黒ずくめ。泥棒も暑さで動きが鈍ったのかもしれない」とも。

 県警幹部は「摘発や防犯対策が功を奏した上、暑さにより思いもよらぬ効果があったのかもしれない」と語り、「次第に暑さは和らいでいるが、不審者の通報や確実な施錠など防犯意識は緩めないで」と呼び掛ける。

 (福本英司)

◆岐阜、昨年から半減

 警察庁の統計では、8月の侵入盗被害は昨年比1146件減の5122件で、全国的にも減少した。

 下呂市と美濃市で観測史上国内2位タイの41.0度を記録するなど、愛知県と同様、酷暑に見舞われた岐阜県は110件で、昨年の216件からほぼ半減。三重県は昨年比21件減の80件、滋賀県は同22件減の41件だった。

 侵入盗被害は全般的に減少傾向にあり、警察庁によると、今年1〜8月は4万1423件で、昨年同期比7422件減だった。

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