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【ネット独自】ヤマモリの三林憲忠社長に聞く 

2018/10/25

三林憲忠社長

 食品メーカーのヤマモリ(三重県桑名市)は、タイでしょうゆなどの調味料をつくり、タイからはグリーンカレーなどの食品を日本の食卓に届けている。三林憲忠社長(65)は「マーケットが認知されて大手が参入してきた。うちがブームをつくった」と話し、タイと日本の食文化の懸け橋を自任する。(聞き手・竹田弘毅)

 ―いち早く日本でタイフードを広めることができた理由を教えてください。

 「現地の味を忠実に守ったことが一番の秘訣です。インドカレーの原料は乾燥したコショウなど乾き物が多いが、タイフードの特徴は生のスパイスやハーブを使うこと。乾き物を使ったのでは現地で食べた味を再現できない。本物のタイカレーをつくるにはフレッシュな原材料が必要です。そのためにはタイで製造するしかない。大手はタイでつくっておらず、本物を再現できない」

 ―大手の食品メーカーもタイカレーを出すようになりました。

 「ブームが去ったら大手は撤退すると思いますが、うちはブームがあろうがなかろうが、下火になろうが、愚直にやり続けます。タイカレーのヤマモリと呼ばれますが、タイフードはカレーだけじゃない。いろいろと広げていきたいと思っています」

 ―名古屋市内に二〇〇五年、本格的なタイ料理店「サイアムガーデン」を出しました。きっかけは。

 「店が入っている建物はもともとタイ米の輸入商社が所有し、シャム国(現タイ)の領事館が置かれた時期もありました。寄付を受けた名古屋市が国の登録有形文化財に指定されてから、修復して貸出先を募ったんです。シャッターに募集の紙が張ってあり、行きつけの飲み屋のおじさんに言われて深夜、見に行きました。そういう歴史を持った建物だから、タイ料理レストランになるべきだと思い、手を挙げました」

 ―それまでレストラン事業は手掛けていたんですか。

 「やっていません。なので応募が通ってしまい、やるしかない、困ったなあ、と思いましたね。大家と呼ばれる有名なタイ料理研究家の女性に頼んで、教え子の料理人を派遣してもらいました。今も同じチームで運営しています」

 ―タイでの今後の事業展開を教えてください。

 「タイをハブ(拠点)にして、東南アジア諸国に商品を輸出するのをもっと強化しないといけない。和食レストランがどんどん増え、和食が当たり前のように食べられています。ソースやたこ焼きの粉、乾麺の日本そばなど、和食に必要なものを提供していきたいですね。さらに、タイに釜飯文化を根付かせろと指示しています。鶏スープでご飯を炊く習慣があるので、オンリーワンになれると思っています」

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