心の疲れはどうしたら取れる? 2013/5/17

今、生きている理由がわからない、疲れました。と訴える方がどれほど多いでしょう。

心が疲れるというのはどういうことでしょうか?

それは、悩む回数をそのまま積み重ねているからです。その積み重ねがどしっと重くなり、自分でも支えきれずに疲れるのです。それは日々の積み重ねで慢性化されて自分が疲れていることに気付けないのです。

私たちには「過去」があります。過ぎ去ったことです。しかし過ぎ去っているのに、もう一度復活してやり直したい、訂正したいと自分の思いとおりに生きようとするから悩むのです。

善導大師は「二河白道(にがびゃくどう)の譬え」で私たちの人生を教えてくれました。

ある旅人が荒野を一人で旅をしていました。すると、盗賊や獣、毒蛇等が旅人を襲ってきます。旅人は意を決して必死に西へと進みます。すると二つの河が行く手をさえぎります。一つは、激しく荒れ狂う水の河、一つは燃え盛る火の河です。

二つの河の間には白い道が向こう岸に向かって続いていますが、わずか十五センチ程しかないうえ、激しい波と猛炎につつまれてとても渡れそうにありません。

その時、

「回らばまた死、住(とどまる)まらば死、去(ゆ)かばまた死せん。」

と阿弥陀さんの声が聞こえます。

後ろへ引き返しても、盗賊や獣、毒蛇等(私たちを邪魔する人間関係、失敗する出来事)はおそってきます。そこへ止まっても何もかわらないのです。

またここに去ると書いて(ゆ)くと表現しています。

過去の過「去」です。つまり過ぎたことを追い求めるのではなく、過ぎたことから乗り越え、次に進むというのが過去(過ちから去(ゆ)くことなのです。)

後ろを振り向いているから疲れるのです。過去の経験を活かし、バネにして歩きませんか?

怒りの中に止まっていませんか?

さて、あなたは最近、笑いましたか?

「楽しい!」と思えることありますか?

「思いっきり泣きましたか?」

誰かのために動いていますか?

「このことしかできない」

これが私の自我を固めます。一方で、何か具体的に感じて動くことをしましょう。趣味でも何でもいいのです。

それが心の疲れから脱出できる抜け道です。

ちなみに私はヨガに行ったり、お香を炊いたり、映画に行ったり、友達とおしゃべりしたりして楽しんでいます。

疲れたときは、思いっきり深呼吸しながら、心も体もリラックスしましょう。

PR情報

記事一覧

人間はなぜ生きないといけないの?

ようこそおたずねくださいました。 しっかり秋も深まり冬の気配ですね。 風邪はひいてないですか? さて、先日50代の女性から 「人間は、死ぬのになぜ生…

2019/11/25

魅力的な人とは

先日、ある女性から 「夫から『お前は可愛くないやつだな』と言われました。 お互いに年齢は重ねているので可愛げは無くなります。 お互いさまなのに、なぜ私だ…

2019/10/22

死にたいほど 生きたい

ようこそおたずねくださいました。僧侶の川村妙慶です。 暑かった夏も9月に入り、和らいできましたね。 さて、この9月は、「自殺予防週間」です。 厚生労働…

2019/9/13

人が「キレる」理由ってなんでしょうか

毎日、暑いですね。夏バテしていませんか? 暑いとつい短気になってしまいますね。 私もつい「イラっ」としたことがありました。 暑さの中、さらにお腹がすい…

2019/8/3

誰かの言葉に傷ついたら

いよいよ7月に入り、本格的な夏を迎えますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 さて、私たちは人間関係の中で生きています。その関係性がもっとも左右される…

2019/7/4

ストレスと上手に付き合う

●ストレスが溜まる

2019/6/8

高額な参加費のセミナーには気をつけよう

すっかり新緑の頃となりました。また時代も平成から「令和」に変わろうとしています。皆さんようこそおたずねくださいました。 さて、読者さまから相談をいただ…

2019/4/29

自信がもてる生き方

待ちに待った春ですね。あちらこちらで桜の開花が楽しめます。 この「待ってました」という感動はどうして沸き起こるのでしょうか。 それは長い冬に耐えてき…

2019/3/30

誰に頼って 生きているの?

ようこそおたずねくださいました。 おおきに あなた様はお元気ですか? いよいよ待ちに待った春ですね! とはいっても花粉症の季節でもあります。 くれぐれ…

2019/2/24

理不尽な目に遭ったとき どうしたら?

ようこそおたずねくださいました。僧侶の川村妙慶です。 あらためまして、本年もよろしくお願いします。 インフルエンザが流行っていますね。くれぐれも気をつ…

2019/1/30

プロフィール

16

達人に質問をする

真宗大谷派僧侶・アナウンサー

京都在住(福岡県出身)
20歳で真宗大谷派(東本願寺)の僧侶となる。と同時に社会経験をと、関西を中心にアナウンサーとして活躍。

15年前から立ち上げたHPでは
2007年ヤフー人名検索1位になり話題になる。「川村妙慶の日替わり法話」は一日3万件のアクセス。

現在 中日文化センター「心が元気になる講座」講師。

NHK京都、大阪文化センター講師。FBS読売文化センター講師。KBSラジオ「ほっかほっかラジオ 妙慶のちょっといい話」レギュラー。

産経新聞「明日へのヒント」・京都新聞「暖流」日経ヘルスプルミエ
連載中。

全国へ講演で回る。また著書も多数出版。

近著に「女の覚悟」講談社・「大丈夫!何とかなるから 」KKベストセラーズ、「妙慶の怒りをおさめる35の話し」こう書房 他

☆川村妙慶のテレフォン法話
075-431-7603(なむあみ)

関連リンク

ピックアップ

  • 中日ボイス『会社の忘年会、あなたは出る?出ない?』
  • 会員登録
  • ログイン
今日の天気(11:00発表)
名古屋
晴れ後曇り
11 ℃/--
東京
曇り
10 ℃/--
大阪
曇り
10 ℃/--
  • 東名, 名古屋高速で渋滞情報あり。
  • 登録路線が未設定です。

企画特集(PR)

  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ 中日新聞
東京新聞 電子版
中日新聞の人材研修 ビジネストレーニング「ビズトレ」
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集