やっぱり夏は天の川3 2013/9/9

宇宙は、地球-太陽系-銀河系-銀河群というように階層構造で広がっている

【銀河の仲間たち】
天の川の正体は、2000億の恒星が集まって形成する一つのユニット、「銀河系(天の川銀河)」であることがわかった。では、宇宙には私たちの銀河系だけしか存在していないのだろうか。それを知るには、宇宙の広がりをある程度把握しておく必要がありそうだ。

まず私たちは地球という美しい惑星に住んでいる。地球は、恒星と呼ばれる自ら生み出したエネルギーで光り輝く太陽の周りを回る惑星だ。惑星は地球だけでなく、内側から水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星そして準惑星の冥王星、さらに小惑星や彗星が回るひとつのまとまりを形成している。これが太陽系だ。

そして、太陽のような恒星つまり星座を作っている星たちが平たい渦巻き構造を形成している。これが「銀河系(天の川銀河)」だった。

実は宇宙はもっと広がっている。銀河系のような他の複数の銀河が寄り集まってひとつの集団を作っているのだ。これを銀河群(銀河団)と呼んでいる。そしてさらに銀河群が集まって超銀河群を形成するというように、宇宙は階層構造で広がっている。

私たちと同じ「局部銀河群に所属するアンドロメダ銀河は、私たちの銀河よりはるかに大きい

われわれの銀河は、アンドロメダ座に見えるアンドロメダ銀河や、さんかく座のM33銀河などとともに、局部銀河群と呼ばれる銀河群を形成している。言ってみれば同じ家に住む家族のようなものだ。

そのなかで父親的存在となるのが最も大きな銀河であるアンドロメダ銀河。実際の直径はおよそ22万光年、我々の銀河系よりも直径で2倍近く大きく、星の数で4倍多いことがわかっている。

約37億年後、アンドロメダ銀河と私たちの銀河が衝突するときの想像図 (C)NASA

宇宙は膨張していることがわかっているが、銀河群の銀河たちは、重力という固い絆で結ばれているため、宇宙が膨張しても離れ離れになることはない。それどころかわれわれの銀河は、およそ37億年後にはアンドロメダ銀河と衝突、飲み込まれるだろうと言われている。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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