カップ・オブ・エキセレンス(COE)コーヒー 2014/2/18

カップ・オブ・エキセレンスの認証マーク

いつもご覧いただきありがとうございます。前回は、今注目されているスペシャルティコーヒーを知っていただきましたが、少し難しかったでしょうか?今回は、その最高峰とも言われている「カップ・オブ・エキセレンス(COE)」のコーヒーを説明いたします。

カップ・オブ・エキセレンス(Cup of Excellence)は、その年に収穫されたコーヒーの中から最高品質のものに与えられる名誉ある称号で、中南米を中心に各国でコンテストが行われています。

国内予選を勝ち抜き、国際審査員の厳格なカップテストにより評価された、全生産量の1〜2%にも満たないほんのわずかなコーヒーだけが、カップ・オブ・エクセレンスの称号を授与され、インターネット・オークションにかけられ、世界のコーヒー業者が入札します。

オークションで決まった買い取り代金はすべて生産者に渡され、厳密で透明な審査&オークションシステムが完成しています。

〜カップ・オブ・エクセレンスの成立まで〜

ITC(国連)の基金とICO(国際コーヒー機構)の協力のもと世界のコーヒー生産国政府が、味と香りと後口の甘さのある高品質なコーヒーを生産するため、1997年からその土地に合った在来種(主にティピカ・ブルボン系統種)を栽培し、生産方法を開発し、発展途上生産国の経済的自立を促進するために進められた特別な国際プロジェクトです。

グルメコーヒープロジェクトの流れを汲んで1999年にカップ・オブ・エクセレンスを誕生させました。今日では、カップ・オブ・エクセレンスは世界で最も品質レベルが高いプログラムとして、高い評価を受けています。 

〜カップ・オブ・エクセレンスの流れ〜

それぞれの国の審査を勝ち抜いたトップグループのコーヒーが、 世界から招かれた国際審査員によって、香りや味覚の部分などを厳しくカッピング審査されます。

カッピング審査は、通常5回行われ、審査項目は、前回のスペシャルティコーヒーの審査と同じように、フレグランス・アロマ・フレーバー・酸味・甘み・質感・バランス・クリーンカップ・アフターテイスト、ネガティブポイントなど10項目で点数がつけられ、平均85.0点以上という高いスコアを獲得して入賞したコーヒーに「カップ オブ エクセレンス」の称号が与えられます。

カップ オブ エクセレンスを受賞したコーヒー豆は、インターネットのオークションに出品され、
コーヒー卸売商社や、事前に登録している店によって、入札し、落札して買うことができます。
オークションですので人気の豆には入札が殺到して高値で落札されます。

キャラクターが際立ち、素晴らしい香味のコーヒーですので、一度お飲みいただきたいコーヒーの一つですが、コーヒーは嗜好品ですので、すべてのコーヒーが自分にとって「おいしい」というわけではありません。また、すべてが高品質のコーヒーですが、品質以上に価格が飛びぬけて高いものも多いので気を付けてください。

どうも日本人は、高ければ高いほど美味しいと考えてる方がたくさんお見えになるように思いますので、くれぐれも慎重に・・・。

パナマ・エスメラルダ農園の農園主:プリセ ・ピーターソン

【最も有名なCOEコーヒー】
◎「パナマ・エスメラルタ・ゲイシャ」

パナマのゲイシャ種と言えば、毎年、COEのオークションでは最も注目され、今や「最高級コーヒー」の代名詞となっています。ゲイシャ種のゲイシャというのはエチオピア起源の品種で、「ゲシャ」という地域で発見された原種から命名されました。もともと、病害虫に強く、コーヒーの病害虫対策で持ち込まれたものです。

ゲイシャ種は栽培が難しく、あまりに生産性が低いために長い間全く注目されることもなく、ほとんどが姿を消していました。背が高く、収穫は悪く数量が見込めませんが、パナマ・エスメラルダ農園は、生産性が悪くてもカップ・クオリティーの優れているこの高品質コーヒーに注目して生産し続けていました。

そして、COEのシステムによって、今や、世界で最も注目を集めているコーヒーとなったのです。

このラ・エスメラルダ農園は、パナマ西部・バルー火山の山裾に広がり、平均標高1600m、豊かな降雨に恵まれ、農園内にも天然林が保護されているなど、豊かな自然環境に囲まれています。

また、農薬を使わず、完熟実だけを手摘みし、収穫後の加工も細心の注意を払って行われているなど、まさに『世界最高のコーヒー』が生産されるにふさわしい農園です。このゲイシャ種は粒が大きく、細長い外観をしており、カップは非常に秀逸なフローラルなアロマと柑橘類を思わすフレーバー、驚くほどすっきりした甘味を伴った酸味が特徴的です。

しかし、冷めるにしたがってシロップのような甘味を増し、本当にコーヒーなのかと思ってしまうほど華やかで、ドライフルーツのような風味を感じさせてくれます。本当にびっくりの一言です。一度飲んでみる価値はあります。                               

【受賞歴】
ベスト・オブ・パナマ2004 優勝
ベスト・オブ・パナマ2005 優勝
ベスト・オブ・パナマ2006 優勝
ベスト・オブ・パナマ2007 優勝
ベスト・オブ・パナマ2009 優勝
ベスト・オブ・パナマ2010 優勝
ベスト・オブ・パナマ2011 準優勝・・など

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プロフィール

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日本コーヒー文化学会 理事、日本スペシャルティーコーヒー協会会員(SCAJ)、SCAJ公認 コーヒーマイスター(NO.169)、前・金沢大学講師 (文部科学省公認)

1977年岐阜県瑞浪市に「待夢珈琲店」開店、コーヒーの歴史書や専門書を読みあさり、独学で焙煎を覚え、自家焙煎の珈琲専門店をスタートさせる。

その後、世界のコーヒー産地を自らの足で回り、納得のいく優良な豆を買い付け、良質で新鮮な体に良いコーヒーを提供しています。

また、現在、中日文化センターの珈琲教室をはじめ、基礎クラスから専門クラスまで12講座をこなしています。

産地歴訪はエチオピア3回、イエメン4回、ブラジル、インドネシア、ケニア、タンザニア、ペルーなど。

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