流れ星を見よう 2014/8/2

夜空を銀の糸を引くように一瞬流れて消えてゆく流星。その正体は?

★流星の謎
星空の中を1本の銀の糸を引くように流れ、消えて行くはかない星、流星(流れ星)。もちろん実際に輝いている星が流れるわけではない。宇宙空間に漂っている砂粒のようなチリが、地球にマッハ180程の速さで衝突して大気との摩擦で発生した熱が大気の中の酸素原子や窒素原子を電離して発光する現象だ。

流星の素となるチリは、彗星がその軌道上にばらまいていったもの。

●流星の素は彗星が落としたゴミ?
ところで、流星が光っている間に願い事を3度唱えれば、その願いがかなえられるという言い伝えがあるが、流星に願いを託そうと、ただやみくもに星空を眺めていても、よほど運がよくなければ流れてくれない。流星を見るには、ちょっとしたコツがある。流星は、毎年決まってたくさん流れる時期があることを覚えておこう。

流星の素となるチリは、彗星ととても関係が深い。実は彗星の軌道上には彗星が通過したときに残していったチリがたくさんばらまかれている。

地球軌道と彗星軌道が交差していれば、1年に1回地球は彗星軌道を横切ることになる。

この彗星の軌道と地球の軌道が交差していれば、地球が毎年1回同じ日に、そこを通り過ぎるたびにたくさんの流星が見られることになる。そのときチリは地球大気に平行に突入しているのだが、これを地上から見ると、あたかもある一点から四方八方に放射状に流れているように見える。ところでこのある1点のことを、放射点と呼んでいて、この位置は毎年ほとんど変わらない。

このように毎年決まった時期にたくさんの流星が流れる現象を流星群と言って、他の流星群と区別するために、放射点のバックにある星座の名前を頭に付けて呼んでいる。また、流星群の活動期間には幅があって、ピークになる日を極大日と言う。また、流星群の素をつくる彗星を母彗星と呼ぶ。

夏の風物詩ともいわれるようになったペルセウス座流星群の母彗星は、スイフト・タットル彗星。地球はその軌道を毎年8月12日前後に横切る。

PR情報

記事一覧

くじら座の変光星ミラがいつにも増して明るい?!

秋の一つ星とも呼ばれるみなみのうお座のフォーマルハウトとおうし座のアルデバランの間は、これといった目立つ星が見当たらないが、くじらと言うには化け物の…

2019/12/5

10月末は夕方の西空が賑やか

初夏からから初秋にかけて、夜空をにぎわしていた木星と土星が西に傾き、いよいよシーズンオフが近づいてきた。とはいっても-2等の木星、0.5等の土星はまだ目立…

2019/10/29

10月11日は「十三夜」のお月見

9月13日は、中秋の名月だったが、お月見はされただろうか?名古屋では、夕方は曇りがちで名月は見えなかったが、暗くなったころには雲間からちらほら顔を出して…

2019/10/10

9月6日の夜空は月と木星・土星がランデブー

8月12日には月と土星の大接近が見られたが、9月上旬にも月と木星・土星のランデブーが見られる。

2019/9/6

8月7日は旧暦の七夕 もう一つの織姫星と彦星

7月7日は七夕。天の川の西と東に離れ離れになった織姫星と彦星が、1年に1回だけ会うことができる大切な日。ところが伝説では、雨が降ると天の川の水かさが増し…

2019/8/7

今日7月5日は一年で最も「太陽が小さい」日

近年は、その年に最も大きく目る満月をスーパームーンと言って盛り上がっているが、太陽も大きく見えたり小さく見えたりする。その理由はもちろん地球が太陽の…

2019/7/5

「かみのけ座」って知ってる?

かみのけ座という星座を知っているだろうか?さわやかな風に乗って春の星座たちが勢ぞろいする6月初旬。おおぐま、しし、おとめ、うしかいといった、そうそう…

2019/6/4

今日5月20日 深夜の南の空で月と惑星が集合

5月下旬の午前2時の南の空には、もうさそり座が南中を過ぎ、いて座が南中しようとしている。そんな夏の星座たちの中で真っ先に目に入るのは、6月11日に衝を迎え…

2019/5/20

星座誕生物語

●星座はいつどこでだれが創った? 私たちが何気なく見上げている星座、いったいいつ誰がつくったのだろう。星座のルーツを求め時代をさかのぼってゆくと、紀元…

2019/4/5

黄道十二宮かに座が見ごろ

●黄道十二宮4番目のかに座 冬の厳しい寒さがゆるみ、春の気配を予感する3月の夜半前、春の星座のトップバッター「かに座」が天頂近くに南中する。4等以下の暗い…

2019/3/13

プロフィール

19

達人に質問をする

天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

関連リンク

ピックアップ

  • サンタ休んでマス
  • 会員登録
  • ログイン
今日の天気(17:00発表)
名古屋
晴れ後曇り
17 ℃/5 ℃
東京
曇り時々晴れ
17 ℃/7 ℃
大阪
晴れ後曇り
16 ℃/6 ℃
  • 東名で渋滞情報あり。
  • 登録路線が未設定です。

企画特集(PR)

  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ 中日新聞
東京新聞 電子版
中日新聞の人材研修 ビジネストレーニング「ビズトレ」
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集