盆おどりの由来 2015/8/14

早いもので今年もお盆の季節ですね。そもそも「お盆」の由来をご存知でしょうか。語源はサンスクリット語のullambana (ウランバナ)からきています。

これを音写して日本語では「盂蘭盆(うらぼん)」となりました。

直訳すると「倒懸苦」という意味で、逆さに懸けられた苦しみということなのです。

お釈迦様の弟子に目蓮という方がいました。ある日、神通第一といわれた目蓮尊者は、母親が、死後の世界で餓鬼道(がきどう)に堕(お)ちて逆さ吊りになって苦しんでいる様子を神通力で見てしまいました。

目蓮尊者はお釈迦さまに相談しました。お釈迦さまは、「全ての僧に施しを、そして共にお経をいただくことで亡母は救われる」とお教えになりました。その結果、逆さ吊りで苦しんでいた亡母も救われたということです。

亡母はどうして救われたのでしょうか。母は生前、わが子(目蓮)しか可愛がらなかったのです。身内だけにしか目を向けなかった。しかし人間はすべての「つながり」の中で生きているのです。そのことを「助け合い、つながりの中から救われる」ことで知ってほしいというお釈迦さまの願いがあったのです。

母親が救われた喜びが踊りになり「盆おどり」となりました。

先祖の霊がご帰宅遊ばすのに道や入り口が分からないといけないので、13日夕には迎え火を灯したり、お供えに茄子やキュウリにオガラで足をつけて作った馬や牛を供えるという方がおられます。全く根拠のないことです。

人間は死んだらあの世へ行くとか、ましてや天国へ行くなどとはありません。亡き人は浄土に往生(おうじょう)されています。往生というのは文字通り往き生まれるということ。わかりやすく言えば、成仏(じょうぶつ)されたのです。

「霊」ではなく「仏」に成られています。

ご先祖さまは、真の平等の世界である安楽浄土で仏として安住しておられます。お盆に霊の姿でのこのこお帰りにというストーリーを作っているのは、人間の浅はかな創造です。

大切なのは、亡き人を通じて、今の我が身と向き合いましょう。

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真宗大谷派僧侶・アナウンサー

京都在住(福岡県出身)
20歳で真宗大谷派(東本願寺)の僧侶となる。と同時に社会経験をと、関西を中心にアナウンサーとして活躍。

15年前から立ち上げたHPでは
2007年ヤフー人名検索1位になり話題になる。「川村妙慶の日替わり法話」は一日3万件のアクセス。

現在 中日文化センター「心が元気になる講座」講師。

NHK京都、大阪文化センター講師。FBS読売文化センター講師。KBSラジオ「ほっかほっかラジオ 妙慶のちょっといい話」レギュラー。

産経新聞「明日へのヒント」・京都新聞「暖流」日経ヘルスプルミエ
連載中。

全国へ講演で回る。また著書も多数出版。

近著に「女の覚悟」講談社・「大丈夫!何とかなるから 」KKベストセラーズ、「妙慶の怒りをおさめる35の話し」こう書房 他

☆川村妙慶のテレフォン法話
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