パワースポットの気をいただく 〜1〜 2012/10/15

【自分のための癒しの場を見つける】
癒しとしての気功の中で、大きな位置を占めるのが「採気法」という技法です。

私たちが生きていくためには、呼吸と飲食という行為は欠かせませんが、それは、空気中や飲食物の中に含まれている「いのちを育むパワー」をいただいて、私たちの生きていくためのパワー(いのち)にしていくための行為だからです。

古代の中国の人たちは、自然界のあらゆるものは気、即ち、パワーを持っていると考え、そのパワーを採り入れて、自分の健康、養生に役立てようと考えたのです。

天のパワー、大地のパワー、樹木のパワーなど、自然界に満ちているパワーを採り入れ、自分のいきるパワーにしていこうという訳です。それが、気功の柱である「採気法」なのです。

【あなたのための、あなただけのパワースポットを】
今や、「パワースポット」は、何か一つのブランドのように、観光の目玉のように取り扱われ、雑誌や単行本などで紹介されると一大ブームになって、沢山の人が押し寄せています。

しかし、気には、「パワーと質」があるのですから、あなたにとって、そこが「良い気の場」であるかどうかは、ブームとは関係なくあなた自身の感覚で体感して欲しいのです。

例えば、伊勢神宮の内宮の中に「荒祭宮(あらまつりのみや)」というところがあります。天照大神の荒御魂(あらみたま)をお祀りしているところで、病気平癒の神様として信仰されているそうです。

気の強い場所なので、確かに邪気を追い払うパワーは持っているだろうと感じます。しかし、実際に体の弱い人などが行くと、かえって頭が痛くなったり、胸が苦しくなったりすることがあります。

どんなに良い気の場であったとしても「過ぎたるは及ばざるが如し」で、今の自分にとって必要なパワーかどうかは別ものなのです。深呼吸をし過ぎると頭がクラーッとしたり、食べ過ぎると腹痛を起こすのと同じです。

今の自分に合った気の場かどうかはあなた自身が体感し、あなたが決め手欲しいのです。

雑誌の情報や占いの先生に頼ることなく、自分の他めの自分だけのパワースポットを自分で探すことが、あなたの心や体の健康や養生にとって大切なことなのです。

その基準は、「あなたの体と心が喜んでいるか、気持ちよいかどうか」、それだけです。それを確かめる一つのテクニックをご紹介しておきましょう。

【樹木の前で、足の裏から気を吸い上げる】
近くの神社や公園に散歩に行った時に、神木や大きな木を見つけ、その前に立って下さい。神木や大きな木は、大地のパワーが優れているから、そこに何百年も生きているのです。

その場で一度ため息をつくようにして肩の力を抜き、体重を足の裏に落としましょう。その後、大地のパワーを足の裏からおなかの中まで吸い上げるような感じで息を吸い、次に、おなかの中の空気を脚を通して脚の裏から吐き出すようにし、その呼吸を繰り返しましょう。両手を誘導に用いて、体の前で上げ下げしても良いでしょう。

無理のない程度に、なるべくゆっくり、5回から10回ほど繰り返しているうちに、そこがあなたにとっての癒しの場、パワースポットかどうかがわかってきます。こんな感じです。

・良い場→おなかの中が温かくなったり、気持ちが落ち着いてくるところ
・良くない場→足が冷えてきたり、胸がざわざわしてくるようなところ

その基準は、前に書きましたように「あなたの体と心が喜んでいるか、気持ちよいかどうか」
です。癒しとパワーを与えてくれる場を自分で探し、自分だけの癒しの場を持っておくことは、人生の大きな支えになることでしょう。

次回から、様々なツボを使っての採気法をご紹介させて頂きます。

ご質問などは、お気軽に和気までお寄せ下さいね。

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プロフィール

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鍼灸師・気功法講師。

和歌山県出身。日本福祉大卒。名古屋市内に鍼灸院「和気」を開院(2015年、閉院)。林茂美師に師事し気功を習得。愛知県名古屋盲学校専攻科非常勤講師(2016年退職)

現在は名鉄カルチャースクールにて講師活動のほか、名古屋市内にて各種の気功講座、気功教室を担当。

また、2013年より京都、妙心寺内大心院にて気功講習会を開始。現在に至る。

趣味は、陶芸、京都・奈良ウォークなど。

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