太陽が欠ける! 3/9は部分日食だ! Part 2 2016/3/2

3月9日の日食は、インドネシア方面で皆既日食となる(図の赤いラインの内側)

この日食は、インド洋東部から、スマトラ島の南部、ボルネオ島南部、セレベス島の中部を太平洋へと本影が抜ける皆既日食だ。この日食の北限界線が日本北方を通っているため、日本全国で部分日食として見ることができる。

インドネシアではコロナが見られる。日本では太陽が欠けるようすが見られる。

名古屋では、10時08分に欠け始め、54分後の11時02分に食最大の食分0.238となる。このときの太陽高度は49°程と十分な高さだ。そして11時57分には復円し、いつもの太陽に戻る。

日食観望には、安全に減光することができる日食メガネを使おう。

日食で太陽が欠けて行くようすは、まぶしすぎて直接見ることはできない。問題は、あのまぶしすぎる太陽を、どうやって目に優しい明るさにまで減光するかだ。失明の危険をはらむ太陽観望なだけに十分注意をするとともに、しっかり確認しておこう。

私が子供のころからよく使った方法は、黒い下敷き・黒いビニール袋・黒いフィルム・ガラス板にろうそくなどのススを付けたものなど、十分減光するものはいろいろあるが、目に有害な赤外線や紫外線を透過することに問題がある。

ではどうするか。一番安全なのは、日食グラスや日食メガネ等の商品名で販売されている太陽観望グッズを使うことだ。

身近な材料で日食投影機を作ろう。

日食メガネがない場合は、木漏れ日を見る方法がある。木の葉の間や、小さな孔を通過した太陽光線は、ピンホールカメラの原理で地面に欠けた太陽像を映す。これをもう少し積極的に利用して、ラップの芯の片側にアルミホイルをかぶせ、直径1〜2mm程度のピンホールを空け、もう片方にトレーシングペーパーやレジ袋をかぶせて、そこに太陽像を投影するという方法がある。

日食メガネをかけて双眼鏡をのぞいてはいけない。失明する危険がある!

絶対にしてはいけないことは、日食メガネをかけて双眼鏡をのぞくことだ。接眼レンズ付近には強烈な光が収束しているために、日食メガネのフィルターは、あっという間に溶けて穴があいてしまい、失明する危険がある。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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