水中観察窓から見るシャチのプール 2012/10/21

展示プール。大きなシャチにお客様は大喜び。

水族館の入り口を入ってすぐ右側のシャチの展示プールを見たことはありますか?

シャチの様子をゆっくりと観察することができるこのプール、2頭の雌、「ステラ」と「ラン」がお客様を迎えてくれることもあります。大きなシャチの体を実感することができるので、水槽前にはたくさんのお客様で賑わっています。

大きなアクリルガラスを通して、シャチ達のかわいらしい様子や、普段のゆったりした生活の様子を観察することができます。

飼育員がシャチ達を水中から観察する場合、展示面にはたくさんのお客様がいることが多く、じっくり観察することができません。そこで、飼育員専用の水中観察窓を使用します。

シャチ展示プールにも同様の水中観察窓があります。観客側から見て左奥の二つの窓。右側の窓はよくある平板な四角い窓で、左側はドーム型をしています。

このドーム型の窓からは、プール内のほぼ全てが観察できます。

左側がドーム型の観察窓。右下はプール内を見た様子。

四角い窓からプールの中を見ると、どうしても見ることのできない死角ができ、重要な観察ポイントでも見えない場所ができてしまいます。

一時も見落とすことのできない観察時には、プール反対側の窓にも飼育員を配置する必要が出てきます。

しかし、水槽に設置されたドーム型の観察窓はプールの内側にせり出しており、上下左右に死角ができず、飼育員にとっては、最高の観察窓です。

ドーム窓から見ると、真横のシャチでもよく見えます。

現在、ステラが妊娠しており、今年の12月頃が出産の予定です。出産するプールはまだ決定していませんが、展示プールの奥のサブプールになる可能性もあります。

このサブプールにもドーム型の水中観察窓があり、出産前後のステラと赤ちゃんの様子を見落とすことなく、観察することができます。出産のときには飼育員が24時間観察を行い、ステラとその赤ちゃんを見守る予定です。

無事にステラの出産が成功すれば、ドーム型の観察窓から撮影したステラ親仔のかわいい映像を見てもらえると思います。ぜひ、楽しみにしてください。

妊娠しているステラ。無事に出産しますように。
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プロフィール

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名古屋港水族館では平成24年3月から3頭のシャチファミリーを公開しており、皆様に「海の王者」といわれる雄大な姿をご覧いただいています。また、イルカのパフォーマンス、マイワシのトルネードなどさまざまな人気イベントを開催しています。

名古屋港水族館は平成4年(1992年)にオープンした南館と平成13年(2001年)に完成した北館の二つの施設からできています。

南館の展示テーマは「南極への旅」です。それは名古屋を出発し南極に至る地球を縦断する旅の中で出会う様々な海の環境を5つに分け、「日本の海」「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」の生物の飼育展示です。ここではそれぞれ大変異なった環境に適応し生きているさまざまな生命に出会えます。

北館の展示テーマは「35億年はるかなる旅―ふたたび海へもどった動物たち」です。悠久な生命進化の歴史の中で、水中生活に適応し素晴らしい知性を発達させ、陸上の人間の地位にも匹敵するといわれる海洋の生活者であるクジラの世界を、さまざまな手法を用いて紹介しています。

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