【第19回】九州全力応援〈1〉福岡県・地元愛満載スーパー「アスタラビスタ 八女インター店」 2016/4/19

「平成28年熊本地震」において被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

熊本県内の一部はいまだ続く余震の中、営業できないスーパーも多くあります。また、営業していても交通網の寸断、メーカーの被災などにより、通常の入荷が難しい状況であるため、熊本県内のスーパーご紹介は次回以降を予定しています。

避難生活を続けている方々が一日も早くスーパーで買物ができるような日常を取り戻し、県外の人々がスーパー巡りで熊本を応援できる日にむけて、情報をお届けすることにしました。

【九州食文化の交差点「筑後の味」が満載】

「アスタラビスタ 八女インター店」
住所:福岡県筑後市長浜土居の内
営業時間:9:30〜21:00
定休日:なし

福岡県の南部、三潴郡(みづまぐん)大木町に本社を置く株式会社アスタラビスタは現在、福岡県内に11店舗、佐賀県内に4店舗展開しています。地産地消を大事にしているため、ご当地度数は最高クラス!

八女市特産の八女茶や筑後紅茶、地域の常備食「もろみ」「しょんしょん」など、お土産になる特産品も魅力的。

とくに八女インター店は、インターそばで利便性もよく、地元住民だけでなく福岡方面からのファンも多いのです。その理由は、筑後・熊本エリアの農産物や地元の加工品の品揃えが豊富だから!!

そんな「アスタラビスタ 八女インター店」のご当地食をご案内します。

【熊本・大分テイストも! 九州“個性派”地元食の数々】

〜“まるあじ”ってどんな味? そして冷たいホットドッグとは?〜

まるあじ100円/キムラヤ
ホットドッグ168円/キムラヤ

まるあじ100円・ホットドッグ168円/キムラヤ
ロゴも銀座木村屋そっくりな、創業大正15年、久留米市が本社のキムラヤ。いえ、偽物ではないんです! 東京・銀座の木村屋總本店より正式屋号の称号をもらい、のれん分けした製パン企業の一つ。筑後エリアで知らない人はいない、自慢のご当地パン。「まるあじ」はクッキー生地がサクッとした甘いパンで、おやつに食べた思い出がこの地域の人々の共通体験です。

看板商品のホットドッグは、じつはキャベツとハムがサンドされているコールドサンド。ワックス紙の包み紙も素晴らしいデザインで捨てられません。

〜骨付カルビに見つけた“初恋の味”の謎〜

名物骨付カルビ860円/串の帝王 雁の巣
串の帝王「雁の巣」は、筑後市の人気炭火焼料理店。地元では「ホークスが優勝すると飲み物が無料!」というホークスファンなお店として有名とか。なかでも来店者のほとんどが注文すると言う名物は、秘伝のタレで焼いた「骨付豚カルビ」。甘めのタレが染み込んだ、柔らかくも香ばしい豚カルビが激旨です。

そのお店の味を我家でも食べられる商品なのですが、パッケージに謎の文言「恋の町筑後で初恋の味!」 を発見。どうやらお店の所在地である筑後市には、全国で一社だけの恋の神社「恋木神社(こいのきじんじゃ)」があり、筑後は “恋の町”としてPR中。

さらに、なぞの“初恋の味”は“忘れられない味”という意味で、筑後市民はみな、骨付き豚カルビに夢中の様子です。「串の帝王 雁の巣」という店名に「初恋」というワードが全く結びつきませんが、恋を求める肉食系のみなさんは、気にせず筑後へ急げ!

〜恐ろしげな名前ですが、超絶やさしい、おふくろの味〜

ごろし196円/協和食品
筑後の三潴地域では、かつて「ごろし」は6月の川渡祭(かわたりさい)や秋祭りなど、ハレの食卓にのぼる手づくりおやつでした。小麦粉に塩とぬるま湯を加えてこね、両手で薄く引きのばしてゆでたらざるに取り、水気を切って黒砂糖、きな粉をまぶして食べる、母の味。同じものを大分では「やせうま」と呼ぶので、この地域は大分県の食文化ともクロスオーバーしていると考えられます。

今では日常的で手軽な甘味。袋からだし、少し湯通しして、きなこや餡子をかけてどうぞ。ちょっと怖い名前の「ごろし」は諸説があり、いまだ由来は不明とされています。

〈諸説の一部〉
1. 真っ白い小麦粉の“だご”(だんご)が黒砂糖の色で殺されるということで「ごろし」
2. 小麦を粉に引いたものを「ごろし粉」と呼ぶから
3.「急いで食べる」という意味の方言

それぞれ、お好きな説でお楽しみください。

〜熊本・南関町の伝統的あぶら揚げがたっぷり〜

南関あげ即席みそ汁138円(3食入)/マルエ醤油
南関あげ初心者やお土産には、このマルエのお味噌汁が最適。マルエは筑後エリアで大正時代に創業のみそ・しょうゆ醸造所で地元のおかずみそ「しょんしょん」で有名な老舗です。

「南関あげ」とは、熊本県・南関町の伝統的あぶら揚げで、水分をなくすまで揚げた保存性のあるあぶら揚げ。料理に使えば、ふわふわで味染みがよく、現地では22センチ角の大きなサイズで売られていることが多い商品です。

愛媛の名産品にも「南関あげ」に似たものがありますが、それもそのはず、島原の乱(1637~38年)のあと、人口の減ってしまった南関地域に、伊予(愛媛)の人々が移住し伝統の味を伝えたもの。食の歴史の裏には、悲しい歴史も秘められていますが、その悲劇を乗り越えるのもまた、食の力あってこそだと信じられる物語です。

〜ホークスのファーム本拠地!という喜びいっぱい、腹いっぱい〜

ホークス弁当498円/スーパー製造惣菜
今年3月15日、ホークスのファーム本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」が筑後市に誕生。筑後市のほか周辺の4市2町(柳川市・八女市・大川市・みやま市・大木町・広川町)でつくる“筑後七国”は、福岡ソフトバンクホークスと『地域連携協定』を締結し、公的にみんなでホークスを応援中です。

お弁当は見ての通り白球をモチーフにした盛り沢山弁当。右上のボールを描いた名産の辛子明太子が、ご当地感を盛り上げています。

〜隠れたソウルフード、続々!〜

かすてら饅頭/高菜まん/ポン菓子

ポン菓子88円/江崎食品
筑後エリアのほとんどのスーパーに置かれている、筑後から熊本までも網羅する、ソウルフード。米と砂糖だけの無添加お菓子で安心。作っているのは、創業昭和6年の食品メーカーで、酢やおかず味噌でも地元ではお馴染みです。

高菜まん240円(2個)/中村屋
地元の和菓子屋さん「中村屋」がつくる、高菜まん。高菜をごま油でいため、一味をたっぷりきかせた郷土の味「高菜炒め」入りの大人の味。小麦粉の皮が甘く感じられる、ベスト甘辛バランスを味わえます。レンジでチンしてどうぞ!

かすてら饅頭240円/菓舗大福
お隣、大牟田市発祥といわれる名物和菓子。炭坑の町としてにぎわった昭和30年代の味です。創業90年、全国菓子第博覧会'金賞'受賞の確かな美味しさ。 素朴な白あんの焼き饅頭。食べれば脳裏に浮かぶ“ひよこ型”のお饅頭。確かに昭和の懐かしき味がします。

【地域のために!が溢れるお店】
平成7年、「お店の少ない不便な土地で、少しでも地域の皆様のお役に立ちたい!」と創業した、地元民のためのスーパー「アスタラビスタ」。スペイン語で「また会いましょう」と言う意味なんです。

500〜700坪の広々とした店内は、「地域のために!」が伝わるご当地食のパラダイス。そして食品だけでなく雑貨や衣料も扱うため、地域にとって、「また会わずにはいられない」存在となっています。

産直コーナーは地元の野菜だけでなく、地元農家さんの手づくり加工品も必見です!

「アスタラビスタ 八女インター店」
住所:福岡県筑後市長浜土居の内
営業時間:9:30〜21:00
定休日:なし
TEL:0942-42-2202


注意:九州自動車道・福岡方面から八女インターは通行可能ですが、熊本県内植木IC→八代ICは地震の被害により通行止めです。(2016.4.18現在)
 
※記事中の価格は税込価格で取材時のものです。また紹介した商品は常時取り扱いがあるとは限りません。とくに現在は地震の影響により、取り扱い商品に変更がある場合もあります。

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65年東京生まれ、名古屋在住。
サラリーマンの夫の転勤で国内外の転居を繰り返す中、スーパーの研究を始める。2012年に出版した著書が話題となり、出演したテレビ番組で紹介した岐阜県高山市の隠れた日常食「あげづけ」が大ブレーク。現在は、テレビ出演や新聞・雑誌の連載、講演活動をこなしつつ、子育ての隙をみて、自腹で全国のご当地スーパーを行脚。埋もれた日常食の発掘とその魅力を伝えている。新刊「東海 ご当地スーパー 珠玉の日常食」(ぴあMOOK中部)

著書/『日本全国ご当地スーパー掘り出しの逸品』『日本全国ご当地スーパー 隠れた絶品 見〜つけた!』(講談社)

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