今年もペルセウス座流星群がやって来た 2016/8/5

カシオペヤ座の近くを流れるペルセウス座流星群の流星

ペルセウス座流星群は、スイフト・タットル彗星を母天体に持つ流星群。極大日は、8月11日〜13日に訪れ、ペルセウス座が北東の空に姿を見せる22時ごろから明け方まで、観望することができる。しかもペルセ群は、チリが高速で地球大気に突っ込むため、明るい流星が多いので、華やかさでもピカイチ。

今年は、極大日に月齢9の月が出ているので、夜半前は月明かりに邪魔され、好条件とは言えない。

流星群の条件は、月が出ているか否かによって決まる。月が出ていると月明かりで暗い星が見えなくなるように、暗い流星が月明かりでかき消されてしまうので、見える流星の数は減ってしまう。

今年の極大日の8月12日は、夜半前は月齢9の上弦過ぎの明るい月が出ているため、最高条件とはいいがたい。

午前2時ごろには、月も沈み放射点も高く昇って、最高の条件となる。

しかし問題の月も夜半ごろに沈むので、それ以降は最高の条件となる。また放射点が北東の空高度50°に達する2時ごろからは、たくさんの流星が四方八方に流れるだろう。さあ準備を整えて、流星ウォッチングに出かけることにしよう。

ペルセウス座流星群は、極大日最高の星空の下なら、1時間当たり40〜50個程度見られる

ここで、ペルセウス座流星群の見方についてもう一度おさらいしておこう。

●いつ?
8月11日の夜から12日の明け方にかけて、8月12日の夜から13日の明け方にかけての二晩。今年の極大は、8月12日午後9時と予想されている。極大日の月齢は10。月明かりはあるが、放射点が昇る22時ごろから観望を始めよう。そして月が沈む夜半以降は、月明かりのまったくない最高の流星ウォッチング日和となる。

●どこで?
流星はどこでも見えるが、できるだけたくさん捉えたいなら、とにかく最高の星空の下に出かけること。市街地では、水銀灯や車のヘッドライトなど街の明かりが目に入らない場所で観望しよう。たとえば建物や木立の陰で見るといい。

●どの方向?
どの方向を向いても見られるが、放射点があるペルセウス座の方向、つまり北東から天頂を中心に空全体を見渡そう。放射点から離れるほど,流星は長い軌跡を描く。

●たくさん見るコツは?
星空に集中すること。歩き回ったり、あっちこっちきょろきょろしていると見逃してしまう。

●見る姿勢は?
イスに座ったり、マットに寝転がったりして楽な姿勢で見る。夏とはいえ明け方には冷えるので防寒の用意も忘れないこと。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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