磯の生き物とのふれあい 2012/11/22

来館者でにぎわうタッチタンク、いたるところで歓声が上がります。

南館の出口近くにタッチタンクという水槽があります。今日も親子や遠足で来た子供たちでにぎわっています。みんな何をしているのでしょうか。水槽の周りの声に耳を傾けて見ましょう。

「ヒトデにさわってごらん。」、「ウニはさされると怖いからやだ!」、「みんな動かないけど、おもちゃじゃないの。」、「よく見ると、小さいのが動いてる。」、「ヒトデが手に張り付いた!」、「あ!ヤドカリが歩いてる。」、「水から出したら死んじゃうよ。」・・・。

手のひらにヒトデをのせて観察します。じっとしているとヒトデが手に張り付きます。

そうです。ここは生き物に触れていただきながら、海に棲む生き物の本来の姿を観察してもらう水槽です。この水槽では、愛知県の身近な磯を再現し、自然の磯と同じように岩や海藻に隠れたウニやヒトデ、ヤドカリといった生き物を見ることができます。

また、生き物を水中で実際に手にとって、生きている様子を観察し、その生命を体で感じていただくことができます。水族館では、この体験を通じて身近な生物の存在に気づき、自然や生命の神秘や不思議を感じとっていただきたきたいと考えています。

遠足の子供たちやってきました。どこを見たらいいの?どうやって触れ合うの?ボランティアの出番です。

ただ、生き物の様子を観察するといっても、なかなか難しいため、このタッチタンクでは、名古屋港水族館ボランティアが観察のお手伝いをしています。どのように生き物に触れたら良いか、どこを見たらよいかなどの観察のコツから生き物にダメージをあたえない触れ合い方などさまざま情報を提供しています。

また、生き物に触れない子供たちにじっくりと付き合うことで触ることができるように誘導したり、あまり動かない生き物が元気に生きているのを実感させたりとタッチタンクならではの活動も行っています。

しかし、ボランティアが一番すばらしいのは、生き物の不思議を発見したときの感動を来館者の皆さんと分かち合い、思い出をより輝いたものにしてくれることです。名古屋港水族館に来られた際は、タッチタンクで小さな生き物たちと友達になっていただけたらと思います。

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プロフィール

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名古屋港水族館では平成24年3月から3頭のシャチファミリーを公開しており、皆様に「海の王者」といわれる雄大な姿をご覧いただいています。また、イルカのパフォーマンス、マイワシのトルネードなどさまざまな人気イベントを開催しています。

名古屋港水族館は平成4年(1992年)にオープンした南館と平成13年(2001年)に完成した北館の二つの施設からできています。

南館の展示テーマは「南極への旅」です。それは名古屋を出発し南極に至る地球を縦断する旅の中で出会う様々な海の環境を5つに分け、「日本の海」「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」の生物の飼育展示です。ここではそれぞれ大変異なった環境に適応し生きているさまざまな生命に出会えます。

北館の展示テーマは「35億年はるかなる旅―ふたたび海へもどった動物たち」です。悠久な生命進化の歴史の中で、水中生活に適応し素晴らしい知性を発達させ、陸上の人間の地位にも匹敵するといわれる海洋の生活者であるクジラの世界を、さまざまな手法を用いて紹介しています。

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