【お悩み相談その14】知らない人へ年賀状を出すのをやめたい 2016/11/27

年末が近づくと、だんだん憂うつになってきます。年賀状を書かなければならないからです。反対に、正月が近づくと、だんだん楽しくなってきます。年賀状をもらえるからです。年末を通り越して、正月を迎えられれば文句なしなんですけどねえ。

それでは、お悩み相談その14です。

〔悩み〕
全く心当たりのない人から年賀状が来て、もう10年になります。私もきちんと年賀状を出しているのですが、これからもこの関係をずっと続けていくべきなのでしょうか?(謹賀知らんねん 58歳・会社員)

〔回答〕
年賀状を自分の方からやめることができないというのは、とても性格がやさしい人なんでしょうね。実は、私もそのタイプなのです。だから、あなたのその気持ちは、痛いほどよく分かります。

出さなくてもよさそうな人(ましてや知りもしない人)のために年賀状を書くのは、大変ですよね。52円のはがき代を負担するだけではなく、絵柄を入れる労力、文を書く労力、あて名を住所録と照合する労力、ポストに入れる労力が必要となります。まとめてやるから同じじゃないかという意見もありますが、やはり何か無駄なことをさせられているという感覚がつきまとうと、心が滅入ってしまうものです。

10年という節目を迎え、やめるための第一歩を踏み出してもいいのではないでしょうか。しかし、形式的とは言え、10年もの間、年賀状を交換し合った仲です。いきなり縁を切るのも、後味が良くありません。

そこで、今後1年から5年ぐらいは相手が何者かをじんわりと探り出し、6年から8年にかけて「もうそろそろ惰性で無駄な慣習を続けるのは、お互いにやめませんか」と提案。9年目に中止予告、そしていよいよ10年目にやめるというスケジュールはいかがでしょうか。

相手も、あなたと同じ性格の持ち主のような気がします。きっとこの10年計画に賛同し、肩の荷をおろすことでしょう。もっとも、その交流を通じて、かえって仲が良くなる可能性もありますので、注意が必要です。

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プロフィール

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お笑い作家

「寒」いギャグを飛ばしているうちに、「一」番「光」り輝く日が「来」るだろうという願いを込めて、「寒来光一」と名付けた。

1999年、「読む漫才」をテーマに、執筆活動を開始。3年後に脱サラして、本格的に執筆活動に取り組み始める。

著書は、ジョーク集『ああ、笑いの投稿者たち』『人生によく効く笑いのクスリ』、エッセイ『寒来光一のいいっちゃもんノート』、読む漫才集『それでも地球は笑っている』など。

座右の銘は「一笑一会」。モットーは「寒いギャグで、地球温暖化防止を」。

ブログ「寒来光一の日替わり笑話」の更新を、10年間フウフウ言いながら、辛うじて毎日続けている。

日本笑い学会会員。福岡県北九州市在住。宮崎県延岡市出身。

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