今年もふたご座流星群がめぐってきた 2016/12/9

ふたご座流星群は、三大流星群の一つ。12月14日前後にふたご座から四方八方に流れる。

今年ももう12月。あっという間に1年が過ぎてゆく。12月といえば、ふたご座流星群。1月のりゅう座ι(イオタ)流星群、8月のペルセウス座流星群とともに三大流星群のひとつとして知られるふたご座流星群が、12月10日から18日にかけて活動する。しし群やペルセウス群のようなハデさはないが、毎年コンスタントに1時間あたり30個から40個流れる安定した流星群であることが特徴だ。

ふたご座流星群は、ふたご座のカストルのすぐ北に放射点に持ち、一晩中見られる。

おまけに、ふたご座は冬の星座であるうえ、放射点がα星カストルのすぐそばにあって、ほぼ天頂を通過するために、一晩中観望・観測することができる。それに太平洋側では空気が乾燥して透明度が良くなるので、暗い流星まで見えるというメリットまである。

今年は、14日が満月に当たっていて、明るい月に邪魔されるため、条件は良くない。

昨年のふたご座流星群は、近年まれに見る好条件で、大いに盛り上がったが、東海地方はあいにくの天気で、残念ながら見ることができなかった。では、今年の条件はどうだろう。期待が高まるところだが・・・

今年は残念なことに条件はいいとはいえない。なぜなら、極大日の13日から14日にかけては、おうし座で、満月が夜空を照らして、暗い流星をかき消してしまうからだ。

それでもあきらめるのはまだ早い。冬は空が澄んでいるので、月が視界に入らないように、建物や木立でさえぎって、月から離れた方向を眺めることにしよう。「これでは、放射点と反対方向を見ることになってふたご座流星群は見えないのでは」と、心配になってしまうが、流星は天頂近くに上ったふたご座の放射点を中心に四方八方に流れるので、どちらを向いていても大丈夫だ。月明かりが直接眼に入らない方向を向いて観望するといい。1時間あたり10個程度は見えるのではないだろうか。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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