【お悩み相談その44】苦情係に電話をすると、いきなり怒鳴られた 2017/6/25

117番を押すと、受話器から機械的な音声が流れてきます。

「午後5時42分30秒をお知らせします……午後5時42分40秒をお知らせします……」

1分間も聞いていれば、自分がどんなに無意味な時間を過ごしているかを実感することができます。ぜひ試してみてください。

それでは、お悩み相談その44です。

〔悩み〕
注文した商品が届かないので、会社の苦情係に電話をすると、「何だと! 名を名乗れ!」といきなり怒鳴られました。びっくりしたので、あわてて電話を切ってしまいましたが、失礼なことをしてしまったと反省しています。もう一度電話をかけて、お詫びすべきでしょうか?(岩奈伊代 64歳・主婦)

〔回答〕
その会社のマニュアルには、きっとこう書かれているのでしょう。

「不当な苦情には、断固たる意思を持って、毅然とした態度で対応せよ」

消費者にこびへつらう会社が多い中で、まだこんな気骨のある会社が生き残っているとは。ちょっと感動してしまいました。

初めての人に接する時には、自分の名を名乗るというのが礼儀というものです。それなのに、いきなり苦情を言い始めようとするあなたに、まず名前を明かすよう求めたのは、当然すぎる応対といっていいでしょう(生年月日やマイナンバーまで教えろとなったら、やりすぎですが)。

多少乱暴な口調も、もちろん計算に入れてのこと。先手必勝。強い言い方で相手の出鼻をくじいておき、自分たちのペースに持ち込もうというのでしょうね。悪質な匿名電話に対応するために考え出した、見事な作戦と言えます。あなたのように、そこで電話を切ってくれれば、その会社としては無駄な労力と時間を費やせずに済み、万々歳というわけです。

そこであなたの相談ですが、いきなり電話を切るという行為は、確かにほめられたものではありません。しかし、相手もかなりひどい言葉遣いなので、あなたがそこまで深く反省する必要はないでしょう。

そうは言っても、このままでは商品が未着という根本問題が解決していないので、再度電話をかけるしかありませんね。その時には、「先日お電話をした、○○という者です。その際には、途中で電話を切ってしまい、大変失礼をいたしました」というように、下手に出てみましょう。今度は相手も、打って変わって、こんな調子で応じてくるはずです。

「こちらこそ、大変失礼な言葉遣いをしてしまい、お詫びのしようもございません」

このように、第1次選考を突破した人だけに、じっくりと苦情に耳を傾けるというシステムになっているのかもしれません。覚悟して第2次以降の選考に臨まれることを、ご忠告申し上げます。

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プロフィール

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お笑い作家

「寒」いギャグを飛ばしているうちに、「一」番「光」り輝く日が「来」るだろうという願いを込めて、「寒来光一」と名付けた。

1999年、「読む漫才」をテーマに、執筆活動を開始。3年後に脱サラして、本格的に執筆活動に取り組み始める。

著書は、ジョーク集『ああ、笑いの投稿者たち』『人生によく効く笑いのクスリ』、エッセイ『寒来光一のいいっちゃもんノート』、読む漫才集『それでも地球は笑っている』など。

座右の銘は「一笑一会」。モットーは「寒いギャグで、地球温暖化防止を」。

ブログ「寒来光一の日替わり笑話」の更新を、10年間フウフウ言いながら、辛うじて毎日続けている。

日本笑い学会会員。福岡県北九州市在住。宮崎県延岡市出身。

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