皮膚感覚を体感する(静観塾三回目) 2018/1/29

【静観】
多摩さん、舞さん、こんにちは。

【多摩、舞】
よろしくお願いします!

【静観】
舞さん、肩の辺りの動きや揺れの感覚に没頭できるようになりましたか?

【舞】
没頭できるまでにななっていないので雑念は出てくるんですが、手足の指辺り、わたしの場合は主に足の指なんだけど、何か、ポカーっとして来るようにやりました!

【静観】
それは素晴らしい!
今の時季は空気が冷たいですからねぇ、手の指の方は温かくならないかも知れませんね。

【多摩】
そうなんですか。
外気に影響されるんですね。
そう言えば、わたしも手より足の方が温かい感じがしていました。

【静観】
後の方で修練しますが、下腹の中の丹田感覚が出て来て、そこを温かく出来るようになるまでは、余り寒いところでの気功は避けた方がいいでしょうね。
さて、体内を体感する体性感覚を開発していくための二つ目の訓練法をご紹介しましょうか。

【舞】
わたし、早くないですか?

【静観】
はい、大丈夫ですよ。
もしかしたら、スワイショウより体感しやすいかも知れませんよ。

【多摩】
どんな訓練法なんですか?

【静観】
それは「ふぁんそん掌」と呼んでいる訓練法なんですが、体性感覚には、運動の感覚以外に皮膚の感覚というのもあり、この「ふぁんそん掌」は、皮膚の感覚としての体性感覚を開発する訓練なんですね。

【舞】
じゃあ、わたし、安心して出来ますね?
どんなことをするんですか?

【静観】
掌を前に向けてね、中指の根元の膨らみ(マメの出来るところ)から前に膨らんでいくように掌の皮膚をピーンと張りながら軽く腕を前に伸ばしていき、その後に、その皮膚が縮む感じで力を抜きながら手を近づけてきて、それを繰り返すだけの技なんですね。

しばらく続けてみましょうか。

【多摩】
呼吸はどうすればいいですか?

【静観】
息は、吐くとか吸うとかといった感じではなく、漏れ出ていく、流れ込むくらいの感覚で、掌の皮膚を張りながら腕を前に伸ばしていく時にゆっくり息を吐き、近づける時は勝手に入ってくるようにして、その動きを繰り返して下さい。

【舞】
掌が何だかムズムズするような感じですが・・・。

【多摩】
わたし、掌が温かくなってきました。

【静観】
この「ふぁんそん掌」は、それをしているうちに、掌の皮膚に、それまでに無い感覚、ジーンとするような、皮膚が温かいような、温かな空気が掌にくっついているような感覚が出てくるんですが、それも体性感覚なんですよ。

【多摩】
皮膚感覚って、触覚や温度感覚じゃないんですか?

【静観】
皮膚には外部の情報を関知するための圧点、痛点、温点、冷点などのセンサーがあるんですが、実は、そのセンサーを使って皮膚自体の状態の変化も体感できるようになっているんですよね。

【多摩】
それを体感していくことで、体性感覚を更に開発していくんですね?

【静観】
そうなんです。
その動きを続けながら、掌を向かい合わせにし、手の間に何か温かい空気のようなものを感じてきたら、両手の間が20pくらい離れた辺りで空気をまーるく挟むようにしてみると、それが「気のボール」なんですよ。

【舞】
わたし、「気のボール」作りたかったんだよね!

【静観】
確かに、「気のボール」という、これまでにない感覚を体感する取り組みは楽しいし、これが気功の入り口だって感じになりますからね。
では、舞さんが次の課題を見つけたところで、今日の「静観塾」を終わることにしましょうか。

【多摩、舞】
ありがとうございました。

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プロフィール

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鍼灸師・気功法講師。

和歌山県出身。日本福祉大卒。名古屋市内に鍼灸院「和気」を開院(2015年、閉院)。林茂美師に師事し気功を習得。愛知県名古屋盲学校専攻科非常勤講師(2016年退職)

現在は名鉄カルチャースクールにて講師活動のほか、名古屋市内にて各種の気功講座、気功教室を担当。

また、2013年より京都、妙心寺内大心院にて気功講習会を開始。現在に至る。

趣味は、陶芸、京都・奈良ウォークなど。

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