体内を体感するという表現に(静観塾七回目) 2018/3/19

【静観】
多摩さん、舞さん、おはようございます。

【多摩、舞】
おはようございます!

【静観】
先日は京都での教室に参加して頂いて、ありがとうございました。
お寺での気功は如何でしたか?

【多摩】
しっとりとした、とても落ち着いた雰囲気で、気持ちよく出来ました。

【舞】
でも、やっぱり京都だね、本堂の中は津々と冷えて、わたし、ストーブの前、離れられませんでした(笑)。

【多摩】
初めて参加された人が多かったようですね。

【静観】
ですから今回は気功の基礎の基礎を徹底的に練習したんですよ。

【舞】
わたしには有り難かったです。

【静観】
難しいところは無かったですか?

【舞】
掌の動かし方も腕の動かし方も、みんな難しかったですが、それでも、あーこんな風にするんだーとわかりましたが、手を胸やおなかに当てて、温かさが体の中に染み込んできている感覚を体感した後、手を離して、体の中の感覚が再現してくるという練習は、することは簡単なのに、感覚を体感することは難しかったです。

【静観】
そうなんですよね。
前回もお話しましたが、脳が感覚を記憶し、それをフィードバックさせて体感する訳ですから、感覚の記憶が脳に出来てこないと難しいんですよね。

【多摩】
参加者の人の感想にもありましたが、どうしても意識して感じようとする、感じられないから感じているとイメージしてしまうんですね?

【静観】
そうなんですよね。
意識やイメージを使わないで感じるというのが難しいようなんですね。

【舞】
意念を向けて意守するという言葉が何を指しているかがわからないというか、そういう体験がないから、意念も意識も同じものとして理解してしまってるんです、わたしなんかは。

【静観】
意識と意念は違うと言っても、意念を向けるという経験がないから、どうしてよいかわからないんでしょうね。
でも、そこをクリアしないと前に進めませんからね。

【多摩】
先生、意念を向けて意守するというような言葉をやめて、胸の中を体感するとか下腹の中を体感するとかといったような言い回しにしてはダメなんですか?

【静観】
体内を体感している時には、意念を向けて意守している訳なので、多摩さんの仰る通り、「どこどこの感覚を体感してみましょう」といったような感じで喋った方が良いかも知れませんね。

【舞】
体性感覚は、運動の感覚、皮膚の感覚、体内の感覚と三つあったと覚えてるんですが、動きも皮膚も体内も、みんな「体感して下さい」と言われた方が、ラクな感じがします。

【静観】
そうですよね。
意念とか意守とかと言うより、体感という言葉一つで事足りますね。
多摩さんによる新たな発見、リードする側の新しい発見ですね。

【多摩】
でも、やっぱり、自律神経を副交感神経優位にしないと、体内の血管も膨らまないので、つまり、温かさも出て来ないので、意識やイメージを使わない、脳を興奮させない、脳波をα波にしていくということがあって、胸やおなかの中が温かくなる訳ですから、最初から「体感して下さい」と言っても・・・。

【舞】
そうかー、脳が切り替わって、体内も副交感神経モードになった上での体感だもんね。

【静観】
運動の感覚と皮膚の感覚を体感することによって、体性感覚を使って自分の体の状態を体感するという経験を積み重ねるという取り組みなしには、体内感覚を体感することは出来ない訳ですから、ここをクリアしていくための技術的な伝え方にはまだまだ課題があるということですね。
でも、何れにしても、概念のない「意念を向けて意守する」という言葉は用いないで「体内を体感する」という言葉に置き換えることにしましょう。
この技術、テクニックについては、もう少し研究させて下さい。

【多摩】
伝えるって難しいんですね。
わたし、生徒で良かったー!

【静観】
でもね、こういう悩みにぶつかって、それを解決していこうという実践的な取り組みが出来るから、また、楽しいんですよ、先生は(笑)。

【舞】
先生、京都で実習した掌の動かし方から、もう一度教えてほしいんですが・・・。
あの時はわかったと思ったのに、独りでしてみると、何かぎこちなくて・・・。

【静観】
そうですねー、では、次から京都講習の内容を実習してみましょうか。

【多摩、舞】
お願いします!

PR情報

記事一覧

幸福追求と気功・2〜ふぁんそん気功講話・まとめ

●気功を通して何のために生きるのかを確かめる 約45億年前に誕生したという地球。 その中で生命が生まれ、進化(退化)しながら人類が誕生したのが700万年前…

2020/3/31

一日一練・365日 No.6

【一日一練・26】 ●練習内容 左右の眼の周りのツボ(部位)を指圧しましょう! 〔方法〕 *指圧やマッサージの決まりはありませんが、左右の眼の周りのツボ(…

2020/3/30

一日一練・365日 No.5

【一日一練・21】 ●練習内容 気のボールを用いて、腕の中で気が動く感覚を体感しよう! 〔方法〕 (1)気のボールを作りましょう。 *「一日一練・9」を参照…

2020/3/23

一日一練・365日 No.4

【一日一練・16】 ●練習内容 関元と命門に手を当てて丹田感覚を体感しましょう! 〔方法〕 (1)両手の掌の皮膚一枚をゆっくり10〜20回ほど擦り合わせまし…

2020/3/16

一日一練・365日 No.3

【一日一練・11】 ●練習内容 擦り合わせた両手を重ねておへそに当てる。 〔方法〕 (1)両手の掌の皮膚一枚をゆっくり10〜20回ほど擦り合わせましょう。 (2…

2020/3/11

一日一練・365日 No.2

【一日一練・6】 ●練習内容 擦り合わせた両手を重ねて天突に当てましょう。 〔方法〕 (1)両手の掌の皮膚一枚をゆっくり10回ほど擦り合わせましょう。 (…

2020/3/9

一日一練・365日

●はじめに あなたの心身の健康を回復、維持、増進させ、より豊かな人生を歩んでいくために、和気信一郎が推奨する気功を一日5分だけ練習して下さい。 長い一…

2020/3/2

幸福追求と気功・1〜ふぁんそん気功講話・15

私たちは幸福になるために生まれてきているのですから、誰もが平等に人として尊ばれ、幸福になる権利を持っています。 その為に人は貧困と差別と暴力から解放…

2020/2/10

禅に学ぶ気功の道・4/《ふぁんそん気功講話》14

色界と無色界の四禅について考えながら歩いていました。 その時、色と空と言えば般若心経の主命題だよなぁと思ったんです。 「色不異空/空不異色/色即是空…

2020/1/27

禅に学ぶ気功の道・3/《ふぁんそん気功講話》13

体内の感覚や気の感覚を体感しながらの「気の訓練」を進めていくうちに、僕たちはこれまで感じたことのないような得も言われぬ心地よさを体感することになって…

2020/1/20

プロフィール

16

鍼灸師・気功法講師。

和歌山県出身。日本福祉大卒。名古屋市内に鍼灸院「和気」を開院(2015年、閉院)。林茂美師に師事し気功を習得。愛知県名古屋盲学校専攻科非常勤講師(2016年退職)

現在は名鉄カルチャースクールにて講師活動のほか、名古屋市内にて各種の気功講座、気功教室を担当。

また、2013年より京都、妙心寺内大心院にて気功講習会を開始。現在に至る。

趣味は、陶芸、京都・奈良ウォークなど。

  • 会員登録
  • ログイン

企画特集(PR)

  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ
東京新聞 電子版
中日新聞の人材研修 ビジネストレーニング「ビズトレ」
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集