【お悩み相談室その85】歓迎会で「社長がついだ酒は飲めない」と新入社員に拒絶された 2018/4/8

映画を見ていると、ついうとうと。

そんな時に、クライマックスを見逃してしまうと、悔やんでも悔やみきれません。そんな悲劇を防ぐためにも、「クライマックスまであと2分」などとスクリーンの片隅にでも表示してほしいものですね。

では、「お悩み相談その85」です。

〔悩み〕
歓迎会で、新入社員に酒をついでやると、「社長がついだ酒なんか飲めません」と拒絶されました。どういうことなんでしょうか?(野武太郎・63歳 会社社長)

〔回答〕
ほう。なかなかたのもしい新入社員ですね。ちなみに、その時あなたはどんなリアクションをとったのでしょうか? この文から想像すると、「あっ、そうか。すまん、すまん」と頭をかきながら引き下がったようなイメージが浮かんできます。

いやまさか、こんなふうには言っていないでしょうね。「何だと! オレのついだ酒が飲めないっていうのか!」そんなことを言ったら、手厳しい反撃にあうはずです。「だから、そう言ってるじゃないですか!」

何事も先手必勝。この場合には、「そ、そうか。私は、ちょっと別件があるもんで失礼するよ」と言って、早々に退散するしかなさそうです。

では、その新入社員はなぜ、あなたのお酌を拒絶したのでしょうか。それは、社長であるあなたに、自分がイエスマンでない反骨精神の持ち主であることを、さりげなくアピールしたかったのだと思います。

この激動の時代に、寄せくる波を果敢に乗り越えていくためには、社長命令をはねのけるぐらいの社員が必要とされるはずです。そんな気骨のある人物を採用した、あなたの度量の大きさに敬意を表します。

とは言うものの、それはちょっと深読みしすぎかもしれません。あなたがお酌をした時には、たまたま虫の居所が悪かっただけということも考えられます。

そこで、次の飲み会の時には、ぜひ逆のパターンを試してみてください。「すまんがきみ、一杯ついでくれるか」

その時に、「社長なんかにつぐ酒はありません!」ときっぱり断られたら、これはもう本物です。将来の社長候補として、大切に育てていきましょう。

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お笑い作家

「寒」いギャグを飛ばしているうちに、「一」番「光」り輝く日が「来」るだろうという願いを込めて、「寒来光一」と名付けた。

1999年、「読む漫才」をテーマに、執筆活動を開始。3年後に脱サラして、本格的に執筆活動に取り組み始める。

著書は、ジョーク集『ああ、笑いの投稿者たち』『人生によく効く笑いのクスリ』、エッセイ『寒来光一のいいっちゃもんノート』、読む漫才集『それでも地球は笑っている』など。

座右の銘は「一笑一会」。モットーは「寒いギャグで、地球温暖化防止を」。

ブログ「寒来光一の日替わり笑話」の更新を、10年間フウフウ言いながら、辛うじて毎日続けている。

日本笑い学会会員。福岡県北九州市在住。宮崎県延岡市出身。

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