腕わかめの練習(静観塾八回目) 2018/4/2

【静観】
多摩さん、舞さん、こんにちは。
今日から、前回、要望のあった京都のお寺で開かれた養生気功教室での内容についてお話しますね。

【多摩】
3月の講習の柱は、ゆるめることと体感することの二つだったような気がしますが・・・。

【静観】
その二つ、気功的な用語で言えば、放鬆法と意守法に重きをおいたんですよ。

【舞】
体を中からゆるめることと体の中の感覚を体感することが気功の基本だもんね。

【静観】
そうなんですよ。
気功を初めてなさる人の場合、何となく気持ちが良くなったとか、気功の形が覚えられたとかで満足される方もいるんですが、実は、そこが大切なのではなく、自分で気持ちよくなるための技を身につけることと気功的な動きの中で体をゆるめることと体内の感覚を体感することが大切なんですよね。

【多摩】
だから、最初にゆるめるためのテクニックと体感するためのテクニックを練習されたんですね?

【舞】
わたし、ゆるめるための動きというか、ゆるんで動くというか、腕は胸板から動くという、「腕わかめ」でしたっけ?あれがなかなか出来なくて・・・。

【静観】
確かに、あの動きは日常の中にはありませんからね(笑)

【舞】
もう一度、練習させて下さい。

【静観】
じゃあ、一緒にしてみましょうか。

※読者のみなさんもご一緒にどうぞ!

★まず、肘を90度くらいに曲げて、おなかの前で掌を向かい合わせにします。

(1)まず、その形のまま、胸板を広げてみましょう。
折り紙で言う「山折り」にする感じです。
(2)次に、胸板を広げた後、腋の下を広げるように肘を左右に離していきます。
肘の関節が曲がり、前腕(手首)が内側に入ってきます。
(3)肘の動きが止まるあたりから、惰性で手首が外に流れていくように肘から手首が真っ直ぐ前を向くような形になります。
(4)そこから胸板をゆるめ、腋の下の空気を圧縮するように肘を近づけてきます。
その時、前腕(手首)は外に残り、肘の動きが止まり掛けたあたりから前腕(手首)が内側に動いてきて、元の形に戻ります。

★胸板→腋の下(肘)→前腕(手首)の順に広がり、胸板→腋の下(肘)→前腕(手首)の順に戻り、その動きをゆっくり繰り返します。

【多摩】
肘や前腕を能動的に動かすのではなく、胸板や腋の下の感覚を広げたりゆるめたりすることで、肘の関節(手首の関節も)が滑らかに動き、腕が海の中の海草のようにゆれている(ゆらされている)ようにするだけなんですね?

【静観】
もう一つ、別に手首から掌の動きの練習も必要なんですが、それはまたにして、これが、腕は胸板から動くという「腕わかめ」の動きの基本なんですよ。

【舞】
わたし、まだまだ肘から先を動かすという意識があります。

【多摩】
その意識がなくなってきて、肘や手首がゆれるようになると良いんですよね?

【静観】
その練習に励んで下さいね、舞さん(笑)

【舞】
はい、わかりました。

【静観】
では、今日はここでおわりましょう。

【多摩、舞】
ありがとうございました。


◆《京都養生気功教室》〜京都のお寺で元気になろう!〜

◆4月8日(日)10時〜15時(1時間の昼食タイム)

◆京都、花園、妙心寺塔頭大心院

◆一日3,000円(半日でも同じ)

※昼食はご持参下さい。

●4月の教室では、体を緩める作業と、掌や体幹部の皮膚や体内で気を感じることを練習した後、体の中で気を巡らせていく練習をしようと思います。
みなさまのご参加、お待ちしております。

09019816957(和気信一郎)

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プロフィール

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鍼灸師・気功法講師。

和歌山県出身。日本福祉大卒。名古屋市内に鍼灸院「和気」を開院(2015年、閉院)。林茂美師に師事し気功を習得。愛知県名古屋盲学校専攻科非常勤講師(2016年退職)

現在は名鉄カルチャースクールにて講師活動のほか、名古屋市内にて各種の気功講座、気功教室を担当。

また、2013年より京都、妙心寺内大心院にて気功講習会を開始。現在に至る。

趣味は、陶芸、京都・奈良ウォークなど。

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