ふぁんそん掌の練習(静観塾九回目) 2018/4/9

【舞】
先生、ふぁんそん掌の仕方についても教えて下さい!

【静観】
舞さん、腕わかめは軟らかな動きになりましたか?

【舞】
毎日練習してるんだけど、掌の動きが無いと、何だか気功っぽくなくて・・・。

【多摩】
本来、腕わかめとふぁんそん掌を合わせた動きが気功的な腕の使い方なんですものね。

【舞】
腕はムチのように動き、持つところにあたる胸板から大胸筋を動かせば、あとはムチがしなるように、波が伝わるように指の先まで揺れるように動くって訳だよね?

【多摩】
そんな動きが出来るようになるためには、ふぁんそん掌は必須だわね。

【静観】
なるほど、よくわかりました。
でもね、掌はね、肘や手首のようには受動的に揺れるところではないので、ある程度練習して、その動きを身につけなければならないんですよ。

【多摩】
どういうことですか?

【静観】
例えば、両手を横に挙げて、肘から先をダラーンと垂らし、体を左右に動かしてみて下さい。

【舞】
こうですか?

【静観】
その時肘の関節はゆらゆらと独りでに揺れているでしょう?

【舞】
あっ、ホントだ!

【静観】
では次に、お化け〜みたいな感じで手首から先を垂らして、肘の時と同じように体を前後左右に動かしてみて下さい。

【舞】
こうですよね、お化け〜!(笑)

【静観】
どうですか?
手首も独りでに揺れるでしょう?

【多摩】
肘も手首も体を動かせば独りでに揺れていますね。

【静観】
でも、体を前後に動かした時、手首も前後に揺れるけれど、お化け〜にした手の掌部分は動きませんよね?

【舞】
あっ、ホントだ!
手をブラブラと振っても掌は動かない!

【多摩】
ですから、「ふぁんそん掌」は単独に練習しないと身につかないんですね?

【静観】
そう、だから、腕わかめとは別に練習するんですよ。

【舞】
じゃぁ、早速、始めましょうか〜!(笑)

【静観】
はいはい。
では、そのお化け〜のように力の入っていない状態のままで合掌してみて下さい。

※ここからは読者のみなさんもご一緒にしてみて下さいませ。

T、
★その合掌した状態で、手根部を1、中指の下の膨らみを2、指の腹を3とします。
ですから、今は1と3が触れ合っていて、2は離れているということになります。

U、
★そこから2をくっつけます(1、2、3がみんなくっつくことになります)。
★更に、2同士を押し合うようにすると1が離れていきます。

V、
★そのまま2も離れていくようにしてから、3は触れ合ったまま、手の力を抜いて、お化け〜のようにし、1をくっつけ、最初の形に戻ります。

★このT、U、Vを、動きを止めないでゆっくり繰り返しましょう。

【静観】
多摩さんも舞さんも、尺取虫みたいな動き、出来てきましたね。

【舞】
何か不思議な動きですね?

【静観】
では、その動きを続けながら両手を離してみて下さい。

【多摩】
何だか空気を挟んで揉んでいるような感じですね?

【静観】
そのT、U、Vの動きの時に、1から2、3と、下から順に掌の皮膚を伸ばしていくようにしていくんです。
板状の薄いゴムを伸ばしていくようにね。

【多摩】
一度皮膚を伸ばした後、皮膚をゆるめると、ジワーッとしたような、温かいような感じが出てきますね。

【静観】
そう、それが気の感覚で、基本は掌の皮膚をピーンと張ること、そして、力を抜いて、掌の皮膚をゆるめることなんですよ。

【舞】
この動きが「ふぁんそん掌」なんだ〜!

【静観】
これに腕わかめを併せると、手首同士が遠ざかっていく時に手首も指もゆるんでお化け〜のような手になり、手首同士が近づいてくる時に手首が反っていきながら1、2、3と皮膚を張っていくんですね。

【舞】
こうですね?
胸板が広がり、腋の下が膨らみ、手首が遠ざかりながらお化け〜の手になり、胸板から戻ってくる時に、手首が少し反り気味になりながら手首から指先に向かって掌の皮膚を伸ばしていき、これを繰り返すんですね?

【静観】
そうそう!
腕を動かす時は胸板から動くようにし、それに併せて「ふぁんそん掌」を行い、掌の皮膚を体感していくんですよ。

【多摩】
確かに、こうすると気功っぽくなりますね。

【静観】
そんな腕の使い方を身につけて「昇降開合」や「鳥の舞」をしてみると良いと思いますよ。

【舞】
これで、わたしの練習も幅が広がりますわ!(笑)

【静観】
では、今日はこれで終わり、次に背骨をゆるめる技について詳しくお話ししましょうか。

【多摩、舞】
お願いします!


◆4月15日(日)は《ふぁんそん教室》です!

《ふぁんそん教室》2018 年度前期(4月〜9月)へのご参加を!
今期の講習は各月ごとでの内容を固定的に決めず、気の訓練法としての放鬆法、意守法、貫気法、採気法、周天法(練丹法)、即ち、気功を深めていく手順としての「緩感貫採練(かんかんかんさいれん」の練習を積み上げていくという形で、講習を進めていきます。

講習の内容は次のようなものになります。


◆1、放鬆法(ふぁんそんテクニック)
(1)龍の舞(立ちイルカ、立ち金魚、フラフープ、螺旋階段)
(2)坐式ふぁんそんテクニック(すわり金魚、すわりイルカ、蝶の羽ばたき、羽回し
(3)ふぁんそん掌
(4)腕わかめ
(5)骨盤移動(上下、左右、前後)
(6)昇降開合
(7)鳥の舞4種
(8)坐式ゆらぎ功
(9)弛緩ふぁんそん功

◆2、意守法(体感テクニック)
(1)体感しながらのスワイショウ
(2)気のボールづくり
(3)気功流手当て法
(4)ふぁんそん静功
(5)気のボール当て

◆3、貫気法(貫気のテクニック)
(1)腕の貫気法
(2)象の鼻呼吸
(3)脚の貫気法
(4)樹木の呼吸
(5)気功流軟酥の法

◆4、 採気法(採気のテクニック)
(1)皮膚呼吸(頭頂部、額、襟首、胸板、腰)
(2)逆式腹式呼吸
(3)採気と気沈丹田(頭頂部から、額から、襟首から、胸板から、腰から、掌から、足の裏から)

◆5、周天法(練丹法)
(1)胴体と体幹部での貫気
(2)小周天、胴体周天
(3)腹周天・練丹(正円、側円、平円)

などになります。


【募集要項】
●体のゆるめ方を学ぶ《ふぁんそん教室》

★2018年4月から9月までの毎月第3日曜日、午後1時半〜4時

★名古屋市市政資料館

★参加費
(1)入会費(テキスト代として)→2,000円
(2)受講料(半年分)→10,000円

※体験→1回、3,000円

★お申し込みは
09019816957
kikounonakama@yahoo.co.jp

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プロフィール

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鍼灸師・気功法講師。

和歌山県出身。日本福祉大卒。名古屋市内に鍼灸院「和気」を開院(2015年、閉院)。林茂美師に師事し気功を習得。愛知県名古屋盲学校専攻科非常勤講師(2016年退職)

現在は名鉄カルチャースクールにて講師活動のほか、名古屋市内にて各種の気功講座、気功教室を担当。

また、2013年より京都、妙心寺内大心院にて気功講習会を開始。現在に至る。

趣味は、陶芸、京都・奈良ウォークなど。

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