過去のトラウマから抜け出せるには 2018/4/12

早いもので4月!春ですね。長い冬を経験したからこそ、春の喜びをいただけます。しかし嬉しいはずの春が、移動、環境の変化で面白くなくなったということもありますね。

人間には「苦手意識」があります。突然、やりたくもない部所にまわされた。勤務先が変わった。となりに嫌なタイプの人が引っ越してきた。身内のことでもそうですね。昔、ひどいことを言った親の面倒なんかみたくない。私は昔からいじめられてきた。人間には思い出したくない嫌な思い出があります。それがトラウマとなって残ってしまうのです。


●象から学ぶ

ぞうさん ぞうさん 
おはなが ながいのね 

そうよ かあさんも 
ながいのよ


さて象の特徴といえば、鼻です。人間の鼻は短いですが、象の鼻はホースのように長いですね。
すると、この歌詞は、ぞうの子は、鼻が長いねと他の動物からも人間からも気味がわるがられたでしょう。

そんなとき、母さんは落ち込んだり、腹を立てたりしないで、一番好きな母さんも長いのよと、誇りを持って答えたのです。

子どもの象は、自分自身に気づき、鼻が長いぞうとして生かされていることが、すばらしいと思わせていただく詩ですね。

まさしく「ぞうに生まれてうれしいぞう」という気持ちをこめてうたった喜びのうたなのです。

青色青光、
黄色黄光、
赤色赤光、
白色白光
微妙香潔(みみょうこうけつ)
「佛説阿弥陀経」


「青い色の花には青い光を放ち、
黄色の花には黄色い光、
赤い花には赤い光、
白い花には白い光を放ち、
「それらは、けだかいきよらかな香りを放っているのですよ」

と教えてくださる言葉です。

他人から言われた言葉は真実でしょうか?
そこには煩悩という歪んだ目で相手を指摘しているにすぎません。
そんな言葉に惑わされないことです。

あなたは あなたを生きたらいいのです。
堂々と。



さて、ブエノスアイレスの精神科医、ホルヘ・ブカイさんが書いた寓話を紹介します。

あるサーカス団にその巨体と怪力で活躍している象がいました。その表の姿とは裏腹に普段は小さな杭と鎖でつながれており決して逃げようとしないのだそうです。その怪力をもってすれば、その体よりずっと小さな鎖など簡単に壊し逃げられるのに逃げないのです。

どうしてでしょうか?

この象が逃げようと行動を起こさないのは、子供の頃からずっと鎖につながれてきたことが原因だったそうです。子供の頃は鎖を壊そうとしても力が足りず、できなかった。しかし体が大きくなり、十分な力がついた今でさえ、行動を起こさない。その理由は「自分には鎖を壊すことは不可能」という思い込みがあったそうです。

過去の経験による思い込みで、自分の可能性にNOを植えつけてしまったのです。


私たちにもないでしょうか?「お前は何もできない」「生まれてこないほうがましだ」といわれて育った人は、「自分がうまれた喜び、意義も見出せません」。過去の嫌な言葉が、自分の行動に制限をかけているのです。

苦手意識もそうですね。スピーチで恥をかいた。それから人前で話すことを拒否するようになった。失恋した。すると二度と恋ができなくなった。これは「苦手だ」と思い込み、それが現在の私たちの可能性に蓋をしているのです。


阿弥陀さまは、
「あなたを生きなさい!あなたはあの人の言葉の暴力におびえていきるために生まれたのではありません。青色は青に光る!それだけでいいのです」
と教えてくださいます。

「お前は鼻が長いから醜い」そういわれ続けた象は、「私は醜いのだ」という概念をうえつけられます。しかし、母は「母さんもみてごらん、一緒だよ」というよびかけに、共に生きているのだ!という勇気がわいてくるのです。

親鸞聖人は、
「私も煩悩をかかえたいい加減な人間です。きっかけさえあれば腹もたち、ほめられるとうぬぼれる私でございます」
となんでもない、皆 同じなんだという気持ちに立たせていただくのです。

春です
一歩出てみましょう
過去の私から
現在の私へと!


☆お知らせ☆
★妙慶の心が元気になる講座★
スタートです。


栄中日文化センターにて
妙慶の心が元気になる講座をはじめます
4月10日 火曜日  夜18時30分より

●場所
栄中日文化センター
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4-1-1中日ビル4階

●申し込み
電 話:0120-53-8164 (10:00〜19:00 日曜日は17:00)
メール:sakae-cc@chunichi-culture.com

お気軽にどうぞ!(^^)

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プロフィール

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真宗大谷派僧侶・アナウンサー

京都在住(福岡県出身)
20歳で真宗大谷派(東本願寺)の僧侶となる。と同時に社会経験をと、関西を中心にアナウンサーとして活躍。

15年前から立ち上げたHPでは
2007年ヤフー人名検索1位になり話題になる。「川村妙慶の日替わり法話」は一日3万件のアクセス。

現在 中日文化センター「心が元気になる講座」講師。

NHK京都、大阪文化センター講師。FBS読売文化センター講師。KBSラジオ「ほっかほっかラジオ 妙慶のちょっといい話」レギュラー。

産経新聞「明日へのヒント」・京都新聞「暖流」日経ヘルスプルミエ
連載中。

全国へ講演で回る。また著書も多数出版。

近著に「女の覚悟」講談社・「大丈夫!何とかなるから 」KKベストセラーズ、「妙慶の怒りをおさめる35の話し」こう書房 他

☆川村妙慶のテレフォン法話
075-431-7603(なむあみ)

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