【お悩み相談室その102】おつりを多くもらいすぎたので、ずっと気になっている 2018/8/5

国際会議では、冒頭に出席者全員で大声をあげて笑う。すると、あーら不思議。国家間のトラブルも、あっという間に解決・・・・・・とまあ、そこまでうまくはいかないでしょうけどね。

一緒に笑い合うだけで、随分雰囲気が和み、話し合いがスムーズに進みそうな気がします。

では、「お悩み相談その102」です。

〔悩み〕
50年ほど前のことです。買いものをした時、おつりが160円多いことに気づいたのに、そのまま受け取ってしまいました。その店も、今はもうありません。やはり警察に自首すべきでしょうか?(加江須和代・73歳 主婦)

〔回答〕
それにしても、よく告白してくださいましたね。この50年間、罪の意識にさいなまれ、夜もろくろく眠らず、食べ物ものどを通らないという、辛い日々を過ごしてきたことでしょう。

さて、相談の件ですが、試しに自首してみてください。きっと門前払いを食わされるはずです。何しろ50年前の話ですからね。物的証拠が全くなく、あなたの自白だけという状況では、どんなに優秀な検察官でも、起訴に持っていくことは不可能でしょう。

いや、その前に、時効という高い壁が立ちはだかっているはずです。「その当時の160円には、今の500円ぐらいの価値があるはずだ」と、あなたがいくら言い張っても、その壁を突破することはなかなかできないでしょう。

やはり、司法の裁きによって罪を償うというのは、断念するしかなさそうですね。

しかし、本当に罪深き人は、あなたに多くおつりを渡したお店の人ではないでしょうか。当人は全くその事実を知らず、能天気にその後も同じ過ちを繰り返してきたかもしれませんよ(さすがに、おつりを渡しすぎたことが原因で、店をたたんだということはないと思いますが)。

あなただけが一方的に苦しむのは、あまりにも理不尽のような気がします。精神的苦痛を与えられた賠償金として、その160円を堂々と受け取っておけばいいのではないでしょうか。

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プロフィール

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お笑い作家

「寒」いギャグを飛ばしているうちに、「一」番「光」り輝く日が「来」るだろうという願いを込めて、「寒来光一」と名付けた。

1999年、「読む漫才」をテーマに、執筆活動を開始。3年後に脱サラして、本格的に執筆活動に取り組み始める。

著書は、ジョーク集『ああ、笑いの投稿者たち』『人生によく効く笑いのクスリ』、エッセイ『寒来光一のいいっちゃもんノート』、読む漫才集『それでも地球は笑っている』など。

座右の銘は「一笑一会」。モットーは「寒いギャグで、地球温暖化防止を」。

ブログ「寒来光一の日替わり笑話」の更新を、10年間フウフウ言いながら、辛うじて毎日続けている。

日本笑い学会会員。福岡県北九州市在住。宮崎県延岡市出身。

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