12/2(日)〜 明け方の東の空で月と最大光度の金星がランデブー 2018/12/1

明けの明星と月。明けの明星には宵の明星にはない清々しさが感じられる

●12月2日 金星が最大光度
 木枯らしが吹き抜ける12月。こたつの中で丸くなっていないで、思い切って日の出40分ほど前の5時50分ごろに戸外に出てみよう。身が引き締まるほどの冷気の中で思いがけないほど美しい夜明けに遭遇できるかも。

そして東の空を注目してみよう。控えめな透明感のある朝焼けの中に明るく輝く明けの明星・金星が真っ先に目に入るだろう。12月2日には最も明るくなる「最大光度」となって、-4.7等になる。これは1等星の200倍ほどの明るさだ。

明け方の南東の空で12月4日から6日にかけて新月前の細い月が、金星や水星と並ぶ。

●月が金星や水星とランデブー
 また12月4日には、新月直前の細い月が金星のそばに寄り添って、よりいっそう幻想的な眺めとなる。月と金星の間隔は3度ほど。7倍双眼鏡の視野にすっぽり収まる間隔だ。-4.6等で神々しく輝く金星と、細くなって優し気に光る月のコントラストが美しい。

そして6日にはさらに細くなった月と12月15日の西方最大離角を目指して高度を上げてきた0.6等の水星が並ぶ。間隔は1.5度のニアミスだ。ただし高度は日の出40分前で7度しかないので、東の空が開けたところで観望しよう。

12月4日には 新月前の細い月と、-4.6等の金星がならぶ。

12月4日 月と金星がランデブー
 12月4日には、月齢26.2の月が、金星と3度の間隔で並ぶ。地球照を伴った新月前の柔らかな光を放つ細い月と、-4.6等の力強う光を放つ金星とのランデブーはさらに清々しい気分にさせてくれるだろう。

12月6日には 月齢28.2の細い月と水星が並ぶ

●12月6日 月と水星がランデブー
12月6日には、東の低空で月齢28.2の金の糸のように細い月と0.6等の水星が、0.8度の間隔で並ぶ。ただし日の出40分前の地平高度は7度しかない。

 12月中旬になると11月26日に合になった木星が東の空に登場してくる。そして12月22日に、この木星が西方最大離角を終えた水星とニアミスをする。その間隔はなんと0.8度。30倍の望遠鏡の視野にも収まってしまう間隔だ。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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