気功実習体系・13〔気の泡で洗い流す〕 2018/12/3

胴体内での気の巡りが体感できるようになれば、体内の邪気(強ばり、痛み、違和感、不快感など)を気の感覚で洗い流すことが出来るようになります。

この技には、
★顔から洗い流す技
★気功流軟酥の法
の二種類があります。


一、顔から洗い流す技

◆ラクに坐り、気のボールを作りましょう。

◆出来た気のボールをクリーム状の泡と見立て、その泡を下からすくい上げるようにして上げていき、両掌を花のように開いて容器のようにして、左右の斜め下から顎や頬に掌を向け、両手の中の泡の中に顎から頬を浸すような感じにしてみて下さい。
やがて、感覚が掌から顎、口の周り、頬の皮膚に移り、ジワジワしたような、温かいような感覚が皮下から顔の下半分の中に染み込んでくる感覚が出て来ます。
そして、それを感じていると、両手で持った泡の中に顔の下半分が溶けていき、周りの感覚と顔の中の感覚の境目がわからなくなってきます(一体感というか、同化している感じになります)。

◆次に、手を前に回し、掌を正面から口や顎に向けてから手を挙げていき、掌が目の前に来たら、肘を張るようにしていき、額の斜め上から顔の上半分に気の泡を押し当てるようにしてみましょう。
掌の感覚が額一杯に移り、更に、こめかみ、瞼、頬骨の下辺りまで広がり、顔の上半分の中に染み込んで来るような感じになります。

◆その感覚が出てきたら、掌や指で実際に泡を揉むような感じで動かしながら顔全体を自由に洗いましょう。
手の動かし方も洗う場所も自由です。
皮膚表面だけではなく、顔の中の汚れも洗うようにして下さいね。

◆顔を洗った泡で胴体も洗い流しますので、額の上で指を向かい合わせにし、肘を張って掌を額に向けるように構えましょう。

◆そこから手を誘導に用いて、顔の中から胴体の中をゆっくり泡で洗うような感じで洗い流しながら手を降ろしていきましょう。
額の中から目の中、頬の中、口と洗い落とした後、顎の下の空間を通って胸の中に入り、胸板の奥、みぞおちから胃袋の中と洗い落としていって、手がへその高さを越えたら掌を下に向けていき、恥骨辺りから追い出すような感じで手を前下に伸ばし、骨盤内の泡を外に追い出すようにしてみましょう。

◆洗い流した後、掌を上に向けて膝の上に置き、顔から胸腹部の温かくてジーンとしたような空洞感を味わい、やがて皮膚の感覚が薄れ、外と中の境目がよくわからないような感じになるまで坐りましょう。

◆終わる時は、両手で前の空気を持ち上げていくようにし、それを顔から胸の中に吸い入れるようにしながら両手を額に近づけてから掌を下に向けて首の前辺りまで降ろし、採り入れた気を丹田に吐き降ろしながら両手を降ろしていき、下腹に両手を重ねて当て、丹田の温かさを体感してから終わりましょう。

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プロフィール

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鍼灸師・気功法講師。

和歌山県出身。日本福祉大卒。名古屋市内に鍼灸院「和気」を開院(2015年、閉院)。林茂美師に師事し気功を習得。愛知県名古屋盲学校専攻科非常勤講師(2016年退職)

現在は名鉄カルチャースクールにて講師活動のほか、名古屋市内にて各種の気功講座、気功教室を担当。

また、2013年より京都、妙心寺内大心院にて気功講習会を開始。現在に至る。

趣味は、陶芸、京都・奈良ウォークなど。

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