今日7月5日は一年で最も「太陽が小さい」日 2019/7/5

地球は太陽の周りを楕円軌道で公転しているため、太陽に近づいたり遠ざかったりする

 近年は、その年に最も大きく目る満月をスーパームーンと言って盛り上がっているが、太陽も大きく見えたり小さく見えたりする。その理由はもちろん地球が太陽の周りを真円ではなく楕円軌道を描いて公転しているからだ。扁平度を表す離心率(真円=0)は、月の軌道の離心率0.05488と比べると地球の軌道の離心率は0.01671と円に近い。それでも太陽と地球の距離は微妙に変化するので微妙に見える大きさも変化する。

地球が太陽に近づくのは1月4日ごろ、遠ざかるのは7月5日ごろで、見える大きさも変化する

 では、地球が太陽に最も近づくのはいつか?イメージとしては夏のような気がするが、毎年ほぼ1月4日前後に地球は近日点通過を迎える。ということは最も遠ざかる遠日点通過は、その半年後の7月5日前後となる。
 今年の近日点通過日は1月3日で、距離は1億4710万kmだった。それに対して遠日点通過日は7月5日で、距離は1億5210万kmだ。その差は500万km。これを大きさを表す視直径で比べるとと0.542°角と0.522°角。その差はたった0.02°角だ。比率にすると3%ほどだが、最も遠ざかるのが、本格的な夏を迎える7月だというのが少し意外ではないだろうか。

夏暑く冬寒いのは、太陽と地球との距離ではなく、地上を照らす太陽高度が違うためだ

 ちなみに夏暑く冬寒いのは、太陽の南中高度が、夏至は79°、冬至は32°と大きく変化するためだ。夏は太陽が高い位置から照らすため、単位面積当たりの熱量がアップする。冬は太陽高度が低くなるため、単位面積当たりの熱量がダウンしてしまうからだ。
昼の長さが夏至と冬至では5時間も違うことも関係している。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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