【お悩み相談室その154】部下たちが私の誕生日サプライズを考えているが、誕生日はとっくに過ぎている 2019/8/4

あの世に着いたばかりの愛犬家。辺りを見回すと、多くの人が散歩しているのが目に入った。

一人で歩いている人もいるが、犬を連れて散歩している人も結構いる。「天国に来た」と一瞬喜んだが、残念ながらそこは地獄だったのだ。犬を連れて散歩している人たちはみな犬嫌いで、一方の愛犬家たちには散歩に連れて行く犬が与えられなかったのである。

「犬地獄」があるとすれば、こんな光景なんでしょうね。

それでは、「お悩み相談その154」です。

〔悩み〕
部下たちがこそこそ話しているので、耳をそば立てていると、何と私の誕生日サプライズの打ち合わせをしていたのです。しかし、私の誕生日はとっくに過ぎていて、どうやら2カ月間違えているようです。真実を打ち明けるべきでしょうか? ちなみに私は、そんなに慕われるような上司ではありません。(名瀬太郎 51歳・会社員)

〔回答〕
一番の大きな謎は、部下たちがなぜそんな企画をしていたかということですね。

仕事はできない、責任はとらない、口だけはうるさいと、三拍子そろったとんでもない上司(注:話を分かりやすくするために、少しオーバーに表現しています)のために、誕生日を祝うというのは何か裏がありそうですね。

例えば、社長命令によるものと考えることはできないでしょうか。どんなに理不尽な命令であっても、社長の指示に逆らうことはできませんからね。

しかしそれは、あなたが社長の弱みを握っているとか、社長が大のいたずら好きとかの場合に限られるでしょうから、可能性は限りなく低いことでしょう。

ん? 今、ひらめきました。部下の行動は、すべてフェイク(偽装)なのです。

では、順を追って説明しましょう。

あなたが打ち合わせの内容を知ることができたのは、部下たちがわざと聞こえるように言ったからです。もちろん誕生日が違っているのは、先刻承知のはず。あなたの期待を、思いっきりふくらませようとしているだけのことです。

だから、あなたの方から真相を打ち明ける必要はありません。「実は、ぼくの誕生日は先月だったんだ」と言っても、「は? それが何か?」とシラを切られ、あなたが恥をかいてしまうだけでしょう。

当日が来ても、サプライズは全く起こらず、あなたは完全に拍子抜けするはずです。
それこそが、日ごろ不満をため込んでいる部下たちの、ささやかなうさ晴らしなのではないでしょうか。

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プロフィール

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お笑い作家

「寒」いギャグを飛ばしているうちに、「一」番「光」り輝く日が「来」るだろうという願いを込めて、「寒来光一」と名付けた。

1999年、「読む漫才」をテーマに、執筆活動を開始。3年後に脱サラして、本格的に執筆活動に取り組み始める。

著書は、ジョーク集『ああ、笑いの投稿者たち』『人生によく効く笑いのクスリ』、エッセイ『寒来光一のいいっちゃもんノート』、読む漫才集『それでも地球は笑っている』など。

座右の銘は「一笑一会」。モットーは「寒いギャグで、地球温暖化防止を」。

ブログ「寒来光一の日替わり笑話」の更新を、10年間フウフウ言いながら、辛うじて毎日続けている。

日本笑い学会会員。福岡県北九州市在住。宮崎県延岡市出身。

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