[愛知準決勝直前スペシャル]中日スカウトも注目する澤野聖悠(誉)・最速147キロの2年生高橋宏斗(中京大中京) 2019/7/27

高校野球地方大会もいよいよクライマックスを迎えようとしています!あす28日(日)は愛知大会と岐阜大会で準決勝、三重大会で決勝が行われます。

【お知らせ】
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さて今回は、あすの試合を前に「愛知大会・準決勝直前スペシャル」として、キーマンを中心とした見所をお届けします。
※岐阜大会・準決勝直前スペシャルはこちら→[岐阜準決勝直前スペシャル]プロ注目2年生の元謙太(中京学院大中京)・県岐商封じた富田蓮(大垣商)

■愛知大会■
28日(日)[岡崎市民球場]準決勝
9:00 中京大中京×誉
11:30 桜丘×至学館
29日(月)[岡崎市民球場]決勝 10:00
《アクセス》名鉄東岡崎駅から無料シャトルバス、または名鉄バス「中央総合公園」下車(約30分・370円)


[準決勝第1試合]中京大中京×誉

誉は3番打者の澤野、中京大中京は2年生エースの高橋がプロも注目する大型選手。両者の対決が見もので、その結果が試合も左右しそうです。

▼澤野聖悠(誉・3年)

澤野聖悠(さわの・きよはる 誉・3年/写真は2018年8月)

夏は初めてベスト4入りした誉。強豪の愛工大名電や、今大会で快進撃を起こしていた星城を下しました。3番打者で遊撃手の澤野は、今秋のドラフト指名も視野に入れる強打者です。

硬式クラブに所属していた中学時代は、目立たない存在だったとか。矢幡真也監督が「外野手の控えだったはず。(高校で)覚醒した」と笑えば、澤野本人も「高校進学に際して誘ってもらったのは誉だけ。中学までは、バットに当てて三遊間へゴロを転がし、内野安打を狙うだけだった。高校で身長が伸びて体重が増え(183センチ・84キロ)、しっかりバットを振ろうと意識して打席に立つようになった」。

澤野について、中原勇一スカウト(中日)は「いいポイントで投手の球をつかまえられて、長打もある。下級生の頃から目立つバッティングをしていた。高校日本代表候補に入った東海地区の打者たちと比較しても、ひけをとらない」と称えます。

現チームが発足した昨秋から遊撃手に挑戦。守備に関しても、プロの目にも上々に映っているようで「スローイングでのヒジの使い方や、動きそのものが柔らかい。打球への入り方や足の運びもなかなかのもの」(前出の中日・中原スカウト)。

準々決勝の星城戦ではノーヒットで、今大会での連続試合安打は5でストップしましたが、次戦はやってくれるでしょう。


▼高橋宏斗(中京大中京・2年)

高橋宏斗(中京大中京・2年)

名門・中京大中京の背番号1を2年生ながら背負います。準々決勝では、昨夏の東愛知大会優勝校・愛産大三河を被安打6で完封勝利。183センチ・79キロの立派な体で、力強く押してきます。

球のスピードは圧倒的。準々決勝ではストレートの球速がほぼ140キロ台で、最速で147キロをマークしました。高校生で常時140キロ台を維持するとは大したもの。しかもまだ2年生というから驚きです。

スピードだけでなく、球の質もたくましくなりました。「冬の間の投げ込みにより、打者を詰まらせられる球質になった」(高橋)。たしかに、昨秋の東海大会では球速こそ140キロ台を続けながら、津田学園(三重)の打線に弾き返され、2イニング弱で5失点していました。しかし今は、パワーアップが顕著です。

高橋源一郎監督は「体力、筋力はもちろん、精神的な成長も大きい。単に先輩についていくのではなく、エースの自覚をもって取り組めるようになった。たとえ球速が出ても打者の内角を突かないと勝てないものだが、要所でいいボールがいっていた」と及第点を与えていました。

カットボールや沈むツーシームも操り、一定の投球術も備えます。準々決勝の試合後は、次の誉戦に向け「相手はいいバッターが揃っている。今日以上に厳しく攻めるピッチングをしたい」と闘志十分です。


[準決勝第2試合]桜丘×至学館

実力私学同士の対戦。桜丘は、夏は初のベスト4。至学館は2011年以来の夏の夢切符(春は2017年に甲子園出場)を狙います。後半勝負の競った試合になりそう。

吉見拓真(桜丘・3年)

桜丘は堀尾陸(3年)がエースで4番打者。181センチ・83キロと見栄えがよく、投げては最速139キロ、打っては高校通算14本塁打をマークしています。

そして試合のカギを握るのが、二塁手でリリーフ投手の吉見拓真(同)。ここまでの全4試合、ほとんど競った展開で救援し、見事に敵の攻撃を封じています。8回2/3を投げて被安打はわずか3本のみ。サイドハンドからのキレのある球で、三振の山を築いています。継投のタイミングは「ぎりぎりまで堀尾でいき、ここぞで吉見を出す」(杉澤哲監督)といい、吉見が苦しい場面を凌ぐはずです。

牧山稜昌(まきやま・りょうすけ 至学館・3年)

至学館のキーマンは捕手の牧山稜昌(3年)。玄人好みの野球をする麻王義之監督をして「賢くて、僕が思っている意図を分かってくれる。ゲームコントロールがうまい。下級生の頃からスタメンマスクをかぶったのは、至学館で彼だけでは」と言わしめます。渡辺都斗(2年)ら複数の投手を、難しい場面でもうまくリードしてきました。
打っては目下3試合連続で本塁打を放っていて、高校通算本塁打は36本に達しました。

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1984年生まれ、岐阜県出身。東海地区のアマチュア野球(高校/大学/社会人)を取材し、野球雑誌などで記事を発表している。年間のアマチュア野球観戦試合数は120を超える。

数々の野球部を訪れ、ひたむきな球児や情熱的な指導者、工夫した練習法などを取材。ここ数年のうちで東海地区からプロ入りした選手はほぼアマチュア時代から追いかけており、中日ドラゴンズで活躍する濱田達郎投手(愛工大名電高出身)や、西武ライオンズの高橋朋己投手(西濃運輸出身)らもその一人。

無名の好選手を“発掘”するのも得意で、評判の選手がいると聞けば練習試合まで駆けつける。プロ球団スカウトとも交流が深い。

野球場に足を運ぶこと自体の楽しさにも魅了され、学生時代を含めれば10年以上、球場通いを続けてきた。高校野球の地方大会は特に多くのドラマを見てきた部分。今年の夏に思いを馳せる。

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