9月6日の夜空は月と木星・土星がランデブー 2019/9/6

8月12日には月と土星が大接近する様子が雲間から見られた

 8月12日には月と土星の大接近が見られたが、9月上旬にも月と木星・土星のランデブーが見られる。

南の空で輝く木星や土星のそばを、9月6日から8日にかけて上弦過ぎの明るい月が通り過ぎる

 9月上旬の午後7時ごろの南の空は、秋風に追われるようにさそり座が西に傾き、いて座が南中している。そんな夏の星座たちの中で真っ先に目に入るのは木星だ。旬は過ぎたものの‐2.2等で相変わらず赤いアンタレスを圧倒している。そしてその東にはいて座の南斗六星とともに、土星が0.2等で頑張っている。
 そんな2つの巨大惑星が輝く南の空で、9月6日から8日にかけて、上弦過ぎの明るい月も加わって、よりいっそう華やかな眺めとなる。

9月6日の宵には月齢7.0の月と木星が並ぶ。間隔は1.8°とかなりの接近。

●9月6日 月と木星が並ぶ
9月6日19時には、薄明が終わりかけの南の空で月齢7.0の上弦の月と木星とアンタレスが、ほぼ一直線に並んでいる。先月の月と木星の間隔は、7°とちょっと離れ気味だったが、今月は1.8°とかなり近い。7倍(実視野7度角)双眼鏡の視野に余裕で収まるうえ、20倍程度のフィールドスコープの視野にも収まってしまうほどの接近だ。クレータの存在がわかる上弦の月とまだ十分に明るく輝く木星のコントラストが美しい。

9月8日には、0.3等で輝く土星に月齢9.0の月が接近する。その間隔は2°。

●9月8日 月と土星がニアミス
 9月8日には、南斗六星の北で光る土星に接近する。その間隔は2°。7倍双眼鏡の視野に余裕で収まることはもちろん、20倍以下の望遠鏡の視野にぎりぎりも入るだろう。月齢9.0の明るくなってきた月と、しっとりとした輝きを見せる土星が印象的だろう。
 この接近、23時には高度は低くなるが、0.9°まで近づく。実はアフリカからオーストラリアにかけてのインド洋上では、月が土星と重なる土星食になる。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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