紅茶は世界で一番飲まれているお茶:一から学ぶ!紅茶入門@ 2020/2/5

こんにちは!紅茶のある心豊かな暮らしのお手伝い。ティータイムオーガナイザーの島田枝里です。

突然ですが、この連載、ゆっくりペースでの更新ながら、これまでなんとか続けてまいりまして、気付けばなんと、6年半もの月日が流れておりました!

当初連載をお受けするにあたり、まずは3カ月、次は6カ月と、どこまで続くかは分からないものの、担当の方に時には励まされながら(笑)、その時々でお話したい紅茶の話題を取り上げ、つたない文章で書き綴ってきました。

そんな状態で書き進めたため、この連載で様々な紅茶の話題をお届けしてはきたものの、なかなか系統立てて紅茶についてお話することができていなかったように思います。

そこで今回からは、今さらながらではありますが、紅茶って何?という基本から、少しずつ紅茶の世界をご紹介していくことにいたしました。

もちろん、途中でその時ならではの話題を挟むことはあろうかと思いますが、その際は、これまでの記事もうまくからめながら、もっと紅茶の世界の全体像が分かるようにしたいと考えております。今後も、どうぞ『おいしい紅茶のある暮らし』にお付き合いくださいませ。


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紅茶そのものの純粋な風味に出会ってほしい
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紅茶にはどんなイメージをお持ちですか?

〇きれいな色で
〇おいしくて
〇いい香りで
〇なんとなく優雅な感じ

そんないいイメージがある一方で、「紅茶ってよく分からない。」とお思いの方も多いのではないでしょうか。

紅茶の種類には、産地別、季節別のものもあれば、それをブレンドしたものもあります。また、香料やハーブなどで香りを付けたフレーバードティーも数知れずあり、同じブレンド名が付いていても、メーカーが違えば味わいは異なります。文化の面で見ても、産地の人々に根差す紅茶文化もあれば、アフタヌーンティーに代表されるような豊かさの象徴ともいえる世界観もありますね。

「紅茶はよく分からない。」とおっしゃる方が多いのは、そんな多様性が、複雑さにつながっているからなのかもしれません。

まずは、紅茶とは何か?という基本に立ち返って、色、味、香りが織り成す豊かな紅茶の世界を、一緒に深めてまいりましょう!


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紅茶ってなに?紅茶の基本
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◆世界で最も飲まれているお茶=紅茶

世界中で飲まれているお茶の中で最も多いのは紅茶で、お茶全体のおよそ70%に当たります。紅茶は世界68カ国で生産されており、世界最大の産地はインド。(世界の紅茶の半分以上をインドで産出しています。)それに次ぐのは、ケニア、スリランカ、中国です。

ケニアの紅茶とは珍しい…と思われるかもしれませんが、現在ティーバッグの原料としてケニアの紅茶が大変多く使われていますし、アールグレイも、もとはといえば中国の紅茶に香料で香りづけしたもの。私たちは知らず知らずのうちに、こうした産地の紅茶を口にしているのです。


◆紅茶は、お茶の木の芽や葉から作られます

お茶の木は、学名を「カメリア・シネンシス」といい、中国雲南省あたりが原産と考えられている椿科の常緑樹です。このお茶の木から萌え出た若い芽や葉を摘んで加工し、紅茶が作られます。紅茶の場合、茶摘みの仕方は一芯二葉(いっしんによう)という、先端の芯芽と下の葉二枚を一度に摘み取る方法で行われます。紅茶の産地では、茶摘みはほとんど手摘みで行われています。


◆紅茶は酸化発酵させたお茶

加工する過程において、どの程度酸化発酵させるかによって、お茶の種類が決まります。つまり、紅茶も含めた全てのお茶は、同じお茶の木から作ることができるのです。
(製造工程がそれぞれのお茶で違いますので、単純に比較できるものではありませんが、あくまでも発酵度という点で見た場合のお話です。)

・緑茶:加工の早い段階で加熱し酸化酵素を失活させて発酵させないお茶。不発酵茶。
・紅茶:酸化発酵させたお茶。発酵茶。強発酵茶とも。
(紅茶特有の赤い色や複雑な香りは、酸化発酵によって生み出されます。)
・ウーロン茶:種類によるものの、発酵度が20〜30%のものが多い。半発酵茶。

*紅茶の製造工程については、こちらの記事をご覧ください。インド・ダージリンでの様子です。

いかがでしたか?

今回は、紅茶とは?という基本のお話でした。

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◎世界で最も飲まれているお茶は紅茶
◎お茶の木は椿科の植物
◎茶摘みは一芯二葉
◎紅茶は酸化発酵させたお茶
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それでは、次回をどうぞお楽しみに!

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プロフィール

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・紅茶専門店・銀の芽 代表
・紅茶教室『ティーアトリエ Silver Tips』主宰
・金沢中日文化センター紅茶教室講師
・ティータイムオーガナイザー
・フリーアナウンサー

愛知県犬山市出身。石川県金沢市在住。

信越放送(TBS系列)勤務時代に紅茶に関する資格を取得したことで、紅茶が農作物であることを再認識。

それぞれの産地・季節によって旬の時期があり特徴的な味わいを持つことに感銘を受け、この道へ。

ネットショップでは、紅茶本来のナチュラルな風味を大切にした新鮮な茶葉やオリジナルブレンドの販売を。

教室では、それらをベースにしたアレンジティーや、ティータイムのしつらえなど、日々の暮らしに紅茶を取り入れるアイデアと工夫を披露している。

夫と小学生二人の4人暮らし。

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