2/19(水)-21(金)は凍てつく明け方の東空に注目 2020/2/17

2月下旬の日の出50分ほど前の南東の空には、いて座とともに火星、木星、土星が昇っている。

 1年を通して最も冷える2月の明け方。とはいってもそんな凍てつくような南東の空には、もう夏の星座のさそり座やいて座が昇っている。そしてそのいて座を挟むように西には火星、中央には木星、東には土星が姿を見せている。こんなにぎやかな星空の中を、2月19日から21日にかけて、新月前の細い月が通り過ぎてより一層豪華にしてくれる。

2月19日には月齢25の月が火星と並ぶ。赤い火星と月のコントラストが美しい

●2月19日朝 月と火星が並ぶ
 まず2月19日には月齢25の月が、いて座の南斗六星の西で赤く光る火星と寄り添う。両天体の間隔は4.2度角。7倍双眼鏡の視野にぴったり収まる。火星は10月の最接近に向けて少しずつ明るさを取り戻してきた。

2月20日、月齢26の月が木星と並ぶ。神秘的な月の光と、-2等級の木星の輝きが対照的

●2月20日朝 月と木星が寄り添う
 翌20日には、いて座の南斗六星の東で荘厳な光を放つ木星とやや細くなった月齢26の月がニアミスする。間隔は2度角弱とかなりの接近となる。木星の衛星も見えるだろう。

2月21日には、南東の空に昇ったばかりの土星に月齢27の極細の月が寄り添う。

●2月21日朝 月と土星が並ぶ
 そして2月21日には、月齢27になりさらに細くなった月が、いて座とやぎ座の間で光っている土星と並ぶ。その間隔は4.7度角。7倍双眼鏡の視野になんとか収まる間隔だ。ただし高度が低いので、東から南東にかけての空が地平線まで開けている場所でないと見えないかもしれない。透明度が良ければ、照を伴った優し気な月とやや黄色味を帯びた土星の輝きが美しいだろう。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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