星座新設ブームがやってきた 2013/4/13

★天文学事典「アルマゲスト」に基本48星座デビュー

古代バビロニアの羊飼いが作った星座は、フェニキア人によってギリシャへと伝えられ、ギリシャに古くから語り継がれていた伝説や昔話と融合し、星座のギリシャ神話が誕生した。

そして西暦200年エジプトのアレキサンドリアの天文学者プトレマイオスは、自ら書いた世界初の天文学の事典「アルマゲスト」に、48個の星座を紹介した。それ以後星座が天文学の世界にも登場し着実に世界へと広がってゆくことになる。この48星座が、現在の星座の基となり、「プトレマイオスの古典星座」と呼ばれている。

★西暦1600年代星座新設ブーム到来

1600年代に入り大航海時代が始まると、それまで星座がなかった南半球の星空に、フランスのバイエルが新しい星座を作った。ところが、これがきっかけとなって、新しい星座を作ることが一大ブームとなり、星座の数はあっという間に100を超えてしまった。

なかには自分の愛する猫を記念して「ねこ座」を作ったり、仕えている王様に献上するために星座を作ったり、オリオン座を「ナポレオン座」にしようとする動きもあった。当時は星座を作るための規則も許可も何もなかったのだ。まさに星座乱立時代だったのである。

プトレマイオス

クラウディオス・プトレマイオスは、西暦83年から168年にかけて活躍した、古代ローマの自然哲学者。天動説を確立し、天文学の集大成「アルマゲスト」を出版。その中に48個の正座を紹介した。

プトレマイオスの48星座は、現在でも47個が継承されており、古典星座と呼ばれている。

古星図しし座

中世には、このような星座絵図がたくさん出版された。これはボーデのスターアトラスの「しし座」。

南天星座

大航海時代が始まるとともに、南半球の星空にも星座を作り始めた。ただし、南半球で発見された珍しい生き物や、当時発明された器具が中心のため、神話は生まれなかった。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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