名古屋市内の徳源寺の巨大な涅槃像! 2018/10/27

名古屋市東区にある徳源寺。近くには、徳川美術館がある。都会とは思えないほど広く、静寂な空気に包まれた禅宗の妙心寺派のお寺さんだ。

織田信長の次男の信雄が建立した宝泉寺が始まりという。その後、移転し「徳源寺」と改称。現在の地に移り、修行僧の修行道場となった。のちの時代に、尾張14代藩主の慶勝が諸堂を整えた。

昭和20年の名古屋大空襲では、大部分を焼失し、禅堂と侍者寮(じしゃりょう)と開山堂と仏殿が残った。焼け残った仏殿には、約5mもの大きな銅造の涅槃像(ねはんぞう)が祀られている。

涅槃像とは、お釈迦様が80歳で亡くなった時のお姿を表しており、右を下にして北枕で横たわっている。この仏殿の中には入れないが、いつでも仏殿の外から拝観することができる。

今回は特別にお堂の中に入れていただき、近くで拝観させていただいた。

近くで見ると、涅槃仏の鼻は、尖って高い。寝ているのではないのに、なぜか枕がある。

螺髪(らほつ)のひとつひとに渦巻きがある。頭のこぶの肉髻(にっけい)は低い。

足の裏には、法輪の模様がある。


この像を建立したのは道一和尚という僧。道一和尚は、明治後期にインドで仏像を学び日本で仏像を造ろうとした。寄付金を集めるが、日清戦争になりインドに行けなくなる。それで、梅干しを家々を回って梅干しを集め陸海軍に献納した。それ以来、道一和尚は「梅干し和尚」といわれるようになった。戦争が終わりインドに行き、帰国後に再び寄付金を集めてようやく涅槃像は完成した。はじめは八事の興正寺に安置しようとしたが叶わず、当時の徳源寺のご住職の計らいで徳源寺の境内に安置されるようになった。

道一和尚が亡くなった後、仏殿が完成した。

仏殿の中の高いところには、お釈迦を見守るように、ずらっとお釈迦様の弟子である五百羅漢の小さな像が並んでいる。

こんなに大きくて立派な涅槃像を、いつでも誰でも無料で拝観できてありがたい。
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「徳源寺」(とくげんじ)
住所:愛知県名古屋市東区新出来1-1-19
電話番号:052-936-2698
アクセス:名鉄瀬戸線「森下駅」から徒歩約10分
地下鉄桜通線「車道駅」から徒歩約13分
JR 東海「大曽根駅」から徒歩約16分

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プロフィール

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仏像イラストレーター&文筆家

丸の内はんにゃ会(女子の仏教サークル)代表、奈良市観光大使。

子供の頃、仏像好きの叔父に連れられ奈良や京都の仏像を見て歩く。

大人になりひさしぶりに京都の三十三間堂に行き、突然仏像へ恋に落ちる。
以来、全国の仏像に会いに行くようになる。

そして、仏像本や仏像講演やカルチャーセンターの講師をするようになる。

著書には
「仏像、大好き!」(小学館)
「拝んでしあわせ奈良の仏像100」(西日本出版社、「田中ひろみの勝手に仏像ランキング」(メディアイランド)
「クイズで入門 日本の仏像」(講談社+α文庫)、「美しき仏像」(ぶんか社)
「ふらりおへんろ旅」(西日本出版社)
「江戸東京再発見 ぶらりスケッチ散歩」
など35冊。

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